公開日 2025年11月21日
女性は、女性ホルモンの変化に伴ってからだと心に影響が生じますが、適度な運動習慣を身に付けることで様々な効果を得ることができます。
運動習慣に関する本市の状況
令和4年度に本市で実施した健康づくりに関するアンケートにおいて、「運動を行っている」と回答した20~70歳代女性の割合は46.9%と、男性の52.7%より少ない割合でした。また、運動を行っていない理由としては、「時間がとれない」「面倒だから」「運動が苦手、好きではない」の順に多く、男性と比べて「面倒・苦手」と回答する割合が多い結果となりました。
女性の健康課題と運動
骨量の低下(骨粗しょう症)
骨量は成長期に増加し、20歳頃に最大骨量に達します。その後は横ばいが続き、40歳頃から徐々に減少します。女性は閉経後、骨を作る細胞を活発にする女性ホルモンの分泌が減るため、骨量が減少しやすくなります。また、成長期に過度なダイエットをすることで、栄養やホルモンが不足して骨密度が低くなり、若い頃から骨粗しょう症になるリスクが高まります。骨密度の低下は、カルシウムなどの必要な栄養素をバランスよく摂ることと、運動によって骨に刺激を与えて骨形成(新しく骨をつくること)を促進することによって予防できます。
会津若松市ホームページ:骨粗しょう症を予防しましょう
ロコモティブシンドローム
運動器の障害によって立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態を、ロコモティブシンドローム(ロコモ)といいます。進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。
活動量の少ない生活は徐々に筋肉や骨が衰えてしまうため、日頃からからだを動かすことが大切です。
会津若松市ホームページ:ロコモティブシンドロームを予防しましょう
メタボリックシンドローム
内臓脂肪の蓄積があり、血圧・血糖・血清脂質のうち、2つ以上が基準から外れている状態を、メタボリックシンドローム(メタボ)といいます。女性の場合、閉経とともに女性ホルモンが失われることで内臓脂肪が蓄積されやすくなり、メタボのリスクが高まります。習慣的な運動は内臓脂肪の蓄積を防ぎ、メタボの予防や解消に効果的です。
会津若松市ホームページ:メタボリックシンドロームを解消しましょう
月経痛
生理前は骨盤の血の流れが悪くなり、月経痛が強まることがあります。適度な運動は、血流を良くして月経痛を軽減する効果があります。生理の始まる1週間くらい前から、ストレッチやウォーキング、屈伸運動などを行うことも良いとされています。
尿もれなどの排泄障害
妊娠・出産といった女性特有のイベントや、更年期のホルモンの変化などによって骨盤底筋が緩むと、尿もれなどにつながりやすくなります。骨盤底筋の体操を行うことで予防・改善することができます。
女性の健康推進室ヘルスケアラボ(外部サイト):産後のトラブル、女性泌尿器疾患・骨盤臓器脱(尿もれ、頻尿、性器脱)
女性が運動するときに気を付けること
- 女性ホルモンの影響で身体に不調がある場合は、身体の状況に合わせて無理せず取り組みましょう。
- 妊娠中や産後に運動する場合は、必ず医師に相談してから取り組みましょう。
- 運動のし過ぎは過度なやせにつながり、月経不順・無月経や骨量の低下を招くため、適切な運動量と食事量を意識しましょう。
今より少しでも多くからだを動かしましょう
まとまった時間を確保して行う運動だけでなく、短い時間の積み重ねでも効果があります。じっとしている時間を減らし、個人のライフスタイルに合わせて取り組むことが大切です。
- 運動の前後や、生活の中のすきま時間にストレッチを行いましょう(市ホームページ)
- 歩いて健康を目指しましょう(市ホームページ)
- スマートフォンアプリで自分の歩行について知ろう(市ホームページ)
- 運動効果を高めるためのウォーキング方法(市ホームページ)
- 女性の健康づくり(市ホームページ) ※女性の健康に関する情報を掲載
- 女性の健康推進室ヘルスケアラボ(外部サイト)
- スポーツ庁女性のスポーツ参加サポートページ(外部サイト) ※仕事や家事のすきま時間、おうち時間に家族と楽しみながらできる運動などを掲載
お問い合わせ
- 会津若松市役所 健康増進課
- 電話番号:0242-39-1282
- ファックス番号:0242-39-1231
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