「(仮称)第4次会津若松市ユニバーサルデザイン推進プラン(素案)」への意見募集結果

公開日 2022年02月14日

更新日 2022年02月14日

  (仮称)第4次会津若松市ユニバーサルデザイン推進プランの策定にあたり、プラン素案に対する市民意見公募(パブリックコメント)を実施しました。その結果及びお寄せいただいたご意見に対する市の考え方についてお知らせいたします。

 

「(仮称)第4次会津若松市ユニバーサルデザイン推進プラン」策定の趣旨

 「ユニバーサルデザイン」とは、年齢、性別や性的指向、身体的能力、言語などの違いにかかわらず、はじめから、すべての人にとって安全、安心で快適な社会を設計しようとする考え方のことです。対象となるものには、建物や道路、ものづくりだけではなく、情報やサービス、社会制度、人々の意識のあり方なども含まれます。

 本市では、「すべての人にやさしく、暮らしやすいまち」を実現するため、「第3次会津若松市ユニバーサルデザイン推進プラン」に基づき、様々な分野でユニバーサルデザインの推進に取り組んできました。現行プランの計画期間(平成29年度から令和3年度まで)が今年度で満了することから、これまでの取組の成果の検証とともに、庁内各所管との連携や市民意見の聴取などにより新しい課題や重点を置くべき取組などを検討し、次期計画を策定するものです。

 

「(仮称)第4次会津若松市ユニバーサルデザイン推進プラン(素案)」の概要

 (仮称)第4次会津若松市ユニバーサルデザイン推進プラン(素案).pdf(3MB)

 

読み上げ用テキストデータ

第1章.txt(9KB)

第2章.txt(18KB)

第3章.txt(18KB)

第4章.txt(22KB)

第5章.txt(4KB)

 

意見募集の期間

 令和3年12月24日(金)から令和4年1月24日(月) ※最終日午後5時必着 

 

意見募集の結果

 1名の方から4件のご意見をいただきました。

 意見の内容及び市の考え方は以下のとおりです。

 

(仮称)第4次会津若松市ユニバーサルデザイン推進プラン(素案)への意見募集結果 .pdf(116KB)

 

 
 No. 項目 意見の内容 市の考え方
1

具体的取組のご提案

 国籍や生まれを問わずに誰もが理解できる場の表記にピクトグラムがあります。市内の表記や公共施設の表記をピクトグラムで行うことで誰もが理解しやすい工夫をどんどん広げてほしいと思います。

 まだピクトグラム化されないものについては高校生以下の子供から図案を募集しても楽しいですよね。

 本プランにおいては、情報分野における重点施策の一つとして「すべての人にとって分かりやすい情報提供」に努めることとしており、公共施設の案内表示等におけるピクトグラムの使用についても引き続き取り組んでまいります。

2

具体的取組のご提案

 公園の利活用を促進するために、公園での遊具やベンチの寄付を受け付けると同時に、公園でワークショップや遊びを行うことをもっと進めましょう。パブリックな場である生涯学習総合センターのスペースを活用するように市民に貸し出してください。障がい者施設から、小物雑貨やさん、喫茶店までどんどん参画してゆきます。

現在では公園の占有料金を市は徴収しています。

 行政は、場を提供してできるだけ自由を制限しないで、市民からの提案で運営する。まさにこれがユニバーサルデザインだと思います。

 本プランにおいては、公園などの憩いの空間において「安全・安心で利用しやすい公園環境等の整備」に継続的に取り組み、利用サービスの向上等に努めることとしております。

 なお、取組の継続的な改善を図るため、PDCAサイクルの過程において、市民や様々な団体、事業者など、多様な視点からのご意見をいただきながら取組を進めてまいります。

3

具体的取組のご提案

 中学校での制服の中で男女に所属しないジェンダーの人向けに、制服を着ない自由も認めてください。制服を着ることで男性、女性という価値観に縛られて窮屈でいやな思いをしている人がいます。

 トイレの利用に関しても、男女のトイレ以外に、どちらのジェンダーでも利用できるトイレも増やして欲しいと思います。

 本プランにおいては、ユニバーサルデザインの取組の基盤となる、年齢、性別や性的指向、身体的能力、言語などの違いにかかわらず、すべての人の多様な人格や個性を尊重する意識や行動といった「こころのユニバーサルデザイン」の推進に重点的に取り組むこととしております。

 「こころのユニバーサルデザイン」の考え方に基づき、多様な性を尊重した取組を進めてまいります。

4

プラン全体に対するご意見

 不登校の子どもたちは、会津若松市内で年間200人あまりいます。彼らは、学校以外で勉強することもありますし、家族や自分の用事で外出することもあります。市民の皆さんは親切に彼らに「学校にゆかなくていいの?」とか「今日は学校は休みなの?」と声かけします。

彼らは、学校にゆかないという点で悪いことをしているという罪悪感を持っている。もしくは、罪悪感を持つようにと大人に言われている場合も多くあります。

 今回のユニバーサルデザインの推進プランの中に、学校にゆかない子どもでも昼間から安心して社会で活動する自由を書き込んでもらえれば、彼らが将来にわたって自己否定や引きこもる理由を少なくすることにつながります。

 学校にゆけない、働けない、納税できない人がたくさんいます。どの人も地域を支える大事な担い手です。彼らに、自信が持てるメッセージがこの推進プランに入ることを望んでいます。

 本プランにおいては、ユニバーサルデザインの取組の基盤となる、年齢、性別や性的指向、身体的能力、言語などの違いにかかわらず、すべての人の多様な人格や個性を尊重する意識や行動といった「こころのユニバーサルデザイン」の推進に重点的に取り組むこととしております。

 多様な生き方をされている方や、様々な状況に置かれている方についても、その人権や尊厳が尊重され、安心して地域で生活できるよう、市民一人ひとりの「こころのユニバーサルデザイン」の意識啓発に取り組んでまいります。

 

 

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