公開日 2024年03月15日
～先人から託された歴史資源の魅力向上と次世代への継承～
本市の計画が国の認定を受けました
「会津若松市歴史的風致維持向上計画」は、「歴史まちづくり法」に基づき、令和5年6月19日に、文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣から認定を受けました。
古川国土交通大臣政務官と室井市長
歴史まちづくり法とは
日本各地には、城や神社などの歴史上価値の高い建造物とその周辺における町家などの歴史的な建造物が残されており、そこで伝統的な祭礼行事や産業など、歴史や伝統を反映した人々の生活が営まれることにより、地域固有の風情、情緒、ただずまいを醸し出しています。「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」（通称「歴史まちづくり法」）は、このような良好な市街地の環境（歴史的風致）を維持・向上させ、後世に継承するために、平成20年11 月4日に施行されました。
歴史的風致とは
歴史まちづくり法において「地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動とその活動が行われる歴史上価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境」（法第１条）と定義されています。
会津若松市の維持及び向上すべき歴史的風致
本市は、会津盆地の東南に位置し、市域は、盆地内の平地部、猪苗代湖西岸部及び盆地の東部から南部に続く山間部にわたっています。また、本市には盆地中央を北流する阿賀川、猪苗代湖から流出し阿賀川に合流する日橋川等、多くの川が流れており、東山から流出する湯川は、現在の市街地が位置する扇状地を形成しました。こうした豊かな自然環境は稲作をはじめとする農業を支える基盤となり、また、漆器や酒造、みそ醤油の醸造など幅広い分野の産業を発展させ、都市部と農村部が交流することにより、それぞれの地域の歴史や文化が融合し合い、今日の会津若松市が形成されてきました。
歴史まちづくりのイメージ
市では、平成29年（2017）に、会津若松市第7次総合計画（以下「総合計画」という。）を策定し、歴史や文化の政策分野における目指す町の姿として『豊かな歴史資源の継承のもと歴史や文化を発信するまち』を掲げ、「歴史資源、伝統文化の保存、継承」を施策に定めています。また、観光の政策分野における目指すまちの姿として『歴史や文化に誇りを持ち、地域の魅力を楽しみ、伝えながら、おもてなしの心で来訪者を迎えるまち』を掲げ、「歴史的・文化的な資源・資産や自然資源の活用」を施策に定めています。 さらに、景観の政策分野における目指すまちの姿として『自然景観、歴史的景観、まちなみ景 観など、本市の景観の特性を活かした、うるおいと魅力にあふれたまち』を掲げ、「史跡、名勝等の文化財を活かしたまちなみの形成」を施策に定め、歴史や文化の分野、観光の分野、景観の分野において様々な取組を進めているところです。幾重にも集積している歴史と文化を活かしたまちづくりの実現のため、地域に残る歴史的・文化的資源を見つめ直し、これら先人から受け継いだ貴重な財産の魅力を高めて次代へ継承するため、歴史や文化を活かしたまちづくりを進めていきます。
計画の内容
計画要旨
概要版
計画本編
・第2章-1 鶴ケ城と城下町の営みにみる歴史的風致（鶴ケ城周辺地区）.pdf(5MB)
・第2章-2 十日市をはじめとする町方文化にみる歴史的風致（町方地区）.pdf(3MB)
・第2章-3 会津の古寺と念仏踊りをはじめとする仏教行事にみる歴史的風致（冬木沢地区）.pdf(2MB)
・第2章-4 飯盛山と白虎隊をはじめとする先人慰霊にみる歴史的風致（飯盛山周辺地区）.pdf(2MB)
・第2章-5 東山温泉に息づく神事ともてなしにみる歴史的風致（東山温泉街地区）.pdf(2MB)
・第3章 歴史的風致の維持及び向上に関する方針.pdf(2MB)
・第5章 文化財の保存又は活用に関する事項.pdf(454KB)
・第6章 歴史的風致維持向上施設の整備又は管理等に関する事項.pdf(5MB)
・第7章 歴史的風致形成建造物の指定の方針.pdf(1MB)
・第8章 歴史的形成建造物の管理の指針となるべき事項.pdf(366KB)
計画の進行管理・評価について
計画の進捗状況などについて公表しております。
お問い合わせ
- 会津若松市役所 都市計画課
- 住所:〒965-8601 会津若松市東栄町３番４６号 栄町第１庁舎
- 電話:0242-39-1261（課直通）
- FAX:0242-39-1450（課専用）
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