地域ぐるみで実施している鳥獣被害対策を紹介します

公開日 2026年04月23日

市内各地で鳥獣被害対策を"地域ぐるみ"で実施しております。

市内の山林に近い集落等では、鳥獣による被害や人家への出没を防止するために、地域の状況に応じた対策をさまざま実施しています。

市では鳥獣対策の専門家派遣、電気柵等の購入補助や設置作業への支援等、地域との連携により鳥獣被害対策を実施しています。

(地図の出典:国土地理院地図)

 

 

集落山際への電気柵設置

実施地区:大戸町・湊町・門田町

実施内容:ツキノワグマやイノシシ、ニホンジカ等による農作物被害および人身被害を防止するために、地域の方が中心となって、各集落単位の山沿いに電気柵やワイヤーメッシュ柵を設置しています。

 積雪対策のため、春になったら電気柵(簡易電気柵とも言います)を設置し、雪が降る前に撤去するところが多いですが、湊町の一部地域では、市の補助金を活用し「恒久電気柵」への入れ替えを実施しました。

 「恒久電気柵」は鉄製なので耐久性が高く、ポールを積雪時にもそのまま設置できる利点があります。

 

(実施のため活用している補助金:鳥獣被害防止総合支援事業補助金(市の補助金)など)

 

 〇設置作業・設置状況

電気柵設置作業の様子(大戸町) ワイヤーメッシュ柵設置作業の様子(湊町) 電気柵設置状況(門田町) 電気柵設置状況(湊町・ニホンジカ用)

 

 〇集落環境診断

  電気柵等を集落山際に設置する前に、鳥獣対策の専門家を招いて「集落環境診断」を実施し、農作物被害があった場所や、食痕、フンなどの痕跡を確認しながら、対象鳥獣の出やすい場所を確認し、設置ルートを選定します。

集会所での農作物被害聞き取りおよび

設置ルートの確認(門田町)

設置ルート予定地の現地確認(湊町)

 

 〇恒久電気柵整備の状況

恒久電気柵を新たに設置する作業の様子(湊町) 恒久電気柵設置状況(湊町)

 

 

会津農林事務所と連携したモデル地区事業

実施地区:門田町(令和5年度~令和7年度は北御山地区・南御山地区で実施。令和8年度より南青木地区で実施)

実施内容:福島県より派遣された鳥獣対策の専門家による集落環境診断や助言指導を実施し、会津農林事務所と協力しながら、鳥獣対策を自発的にできる地区を目指すために支援を行っています。

電気柵設置作業の様子 集落環境診断の様子 専門家による電気柵設置ルートの確認作業

 

 

民有林の伐採

実施地区:河東町八田地区・大戸町大豆田地区・北青木地区(令和8年度から慶山地区で実施予定)

実施内容:緩衝帯の整備や鳥獣の潜み場をなくすことや、伐採適期を過ぎた立木の倒木や、周辺農地への日照不足改善、枝折れ対策を目的として、伐採を実施しています。

 地域がまとまり面的に伐採することで、木材の搬出量が増えるため、コストが下がり自己負担が少なく伐採できます。

 また、地域ぐるみの有効な防除対策として、鳥獣対策の専門家を招き集落環境診断を行い、ツキノワグマ被害防止地域づくり事業補助金・野生鳥獣被害防止地域づくり事業補助金を活用して環境整備を実施しています。補助金の詳細についてはリンクをご覧ください。

 北青木地区については、県の森林整備事業(里山林整備事業)を活用して間伐等を実施しております。

伐採前の山林 伐採後の山林   伐採作業の様子

 

 

会津大学と連携した「野生動物警報システム」の実証実験

実施地区:一箕町(松長・長原)・東山町

実施内容:会津大学齋藤研究室が開発した「野生動物警報システム」を実証実験として導入しています。

 (この事業は国立研究開発法人科学技術振興機構社会技術研究開発センターの「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム」として採択されています。)

 

 「野生動物警報システム」はセンサーカメラの映像をAIで判別し、ツキノワグマ等の大型獣を検出した場合に、音や光で警報を鳴らし追い払いを行います。

 また、地元住民の方などの登録者に、メールで鳥獣の写真や時間などを即時に知らせるものとなっています。

 

〇装置について

装置全景

※見かけても触らないようにお願いします。

装置が作動すると、

音や光を出します。

令和7年度にはツキノワグマが通学路周辺に出没した際に

「野生動物警報システム」が認識し、メール配信を受けた

地元の方がすぐに警察に通報し、安全確保を行った事例が

ありました。