令和3年度ユニバーサルデザイン市民ワークショップを開催しました

2021年12月24日

 

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 市では「第3次会津若松市ユニバーサルデザイン推進プラン」に基づき、年齢・性別・身体的能力・言語などの違いにかかわらず、「すべての人にとってやさしく、暮らしやすいまち」を目指してユニバーサルデザインのまちづくりに取り組んでいます。当該プランの計画期間が今年度で終了することに伴い、次期プラン策定のため、市民の皆さんからご意見をいただくためのワークショップを開催しました。本ページでは、全5回のワークショップの主な内容と、参加者の皆様からいただいた主なご意見をご紹介いたします。

 

ユニバーサルデザインとは

 はじめから、年齢・性別・身体的能力・言語などの違いにかかわらず、すべての人にとって安全・安心で利用しやすいように、建物・製品・サービスなどを計画、設計する考え方のことです。詳しくはこちらのページをご覧ください。

 

ワークショップの概要
  • 日程 令和3年8月17日(火曜日)から9月28日(火曜日)まで(全5回)
  • 時間 午後6時30分から午後8時30分まで ※全回共通
  • 会場 生涯学習総合センター(會津稽古堂)研修室2・3 ※全回共通
  • 講師 川内 美彦 先生(東洋大学人間科学総合研究所 客員研究員) ※zoomによるオンライン講義・ファシリテーション
  • 参加者数 85名(延べ人数)

令和3年度ユニバーサルデザイン市民ワークショップチラシ.pdf(627KB)

 

ワークショップの内容

第1回 オリエンテーション(講義「ユニバーサルデザインとは」/市の取組について)

  • 日時 令和3年8月17日(火曜日)午後6時30分から午後8時30分まで
  • 内容 ユニバーサルデザインの基礎について学び、ユニバーサルデザインについて思うことや身近な例等について、グループで自由に話し合います。

○講義内容(要約)

・ユニバーサルデザインとは:すべての人々に対し、その年齢や能力の違いに関わらず、(大きな)改造をすることなく、また特殊なものでなく、可能な限り最大限に使いやすい製品や環境のデザイン
・ユニバーサルデザインが目指すのは、一人ひとりの人権や尊厳が尊重され、どんな人でも「ふつう」の生活が送れる「当たり前」の社会である。=「誰一人取り残さない」社会
・ユニバーサルデザインは特別なことではなく、特定の人に困難が集中しているバランスの悪い社会を見つめ直し、どうしたら一人ひとりの声が反映され、取り残されることのない社会になるかを考え、改善していくことである。

 

○参加者の主な意見(要約)

・市では、まちなかに音声信号があること、各種申請手続き方法にICTが取り入れられていること、市政だよりが点訳や音声など様々な手段で発信されていることなどにユニバーサルデザインが取り入れられていると思う。

・一方で、建物や道路に段差があることや、一方通行の道路が多いこと、公共施設の多目的トイレの設備が不十分であることなどにおいて、ユニバーサルデザインがあまり取り入れられていないと思う。

 

第2回 テーマ別ワークショップ1「安全・安心で快適なまちづくりとユニバーサルデザイン」

  • 日時 令和3年8月24日(火曜日)午後6時30分から午後8時30分まで
  • 内容 身近な公共施設を例に、すべての人にとって安全・安心で快適な設備やサービスのあり方について、多様な人の視点から考えます。

 ○講義内容(要約)

・安全・安心で快適なまちづくりにおいては、公共施設や道路等のハード整備も重要であるが、対応・サービスなどのソフト面における取組も重要である。
・ユニバーサルデザインを意識した窓口対応においては、見た目で障がいが分からない人などもいることを念頭においた上で、目の前の相手を一人の人として扱い、対等なコミュニケーションをとる姿勢が重要である。
・公共施設等のユニバーサルデザインを進めていくためには、利用者から使い勝手についてストレートな意見をもらい、反映していくことが必要である。

 

○参加者の主な意見(要約)

・市の公共施設においては、新しい施設は比較的使いやすいが、古い施設を中心に自動ドアがないことや、多目的トイレの整備が不十分であること、利用案内等の多言語表記が少ないことなどが不便である。

・施設の新築や改築の際には、多様な市民の声を聞き、反映に努めてほしい。

 

第3回 テーマ別ワークショップ2「ICT・IoT・AI等の活用とユニバーサルデザイン」

  • 日時 令和3年9月7日(火曜日)午後6時30分から午後8時30分まで
  • 内容 「スマートシティ会津若松」が進めるICT等を利用した様々なサービスを、すべての人にとって身近なものにしていくにはどうしたらよいのかについて、多様な人の視点から考えます。

○参加者の主な意見(要約)

・スマートフォン等のインターネット端末については、いつでもどこでも情報を検索することができるなど便利である一方、高齢者を中心に機器を持っていない、使い方が分からない、セキュリティ面が不安である、といった人も多く、そうした人も含めて誰もが平等に情報を得ることができるように配慮してほしい。

・ICT等を身近なものとしていくためには、スマートフォン教室などの学びの場や、家族、友人、地域の人などの身近な人から気軽に使い方を教えてもらうことができるような環境があると良い。また、市が提供するICTサービスは、誰もが使いやすいよう、文章の内容を簡潔にすることや、文字の大きさや色等に配慮するほか、面倒な登録方法を見直すなどの工夫を続けてほしい。

 

第4回 テーマ別ワークショップ3「こころのユニバーサルデザイン」

  • 日時 令和3年9月21日(火曜日)午後6時30分から午後8時30分まで
  • 内容 ユニバーサルデザインのまちづくりには、一人ひとりの意識が重要です。多様な人の視点から、「こころのユニバーサルデザイン」の本質と、一人ひとりに求められる具体的な行動について考えます。

○講義内容(要約)

・ユニバーサルデザインの根本にあるのは、多数派の基準で作られた社会に平等を作り出すという考え方である。

・すべての人が人権・尊厳をもつ独立した個人であることを当然の前提として、対等に接する意識が重要である。その上で、社会の中で少数派の方が困っている様々なことに対し、その背後にある問題に気づき、原因や解決策を考え、具体的な行動を起こすことが必要である。=「こころのユニバーサルデザイン」

 

○参加者の主な意見(要約)

・社会に内在する様々な不平等について、これまで不便を感じている少数派の人々は我慢しなければならない風潮や、声をあげにくい環境であるといった背景があるのではないか。また、不便を感じていない人々が少数派の人と接する機会が少ない、またはそのような人々のことを知ろうとしないといった意識の問題もあると思う。

・一人ひとりが「こころのユニバーサルデザイン」の考え方を知り、まずは多様な人の個性を理解しようとする意識を持つことや、身近な人も含めて誰に対しても対等に接すること、不平等なことに積極的に気づき、改善するための行動を起こすことなどに取り組んでいくべきである。

・市民だけでなく、行政も市民の手本となるような平等な対応を心がけることや、多様な市民が集い、多様な意見を交換することができるような場を積極的に設けてほしい。

 

第5回 まとめ「継続的なユニバーサルデザインのまちづくり」

  • 日時 令和3年9月28日(火曜日)午後6時30分から午後8時30分まで
  • 内容 ユニバーサルデザインの考え方をまち全体に広げていくために、行政・企業そして市民の皆さんがどのように取り組んでいくべきかについて、また、取組を継続的に改善していく方法について考えます。

○講義内容(要約)

・ユニバーサルデザインは、特定のやり方やゴールがなく、多様なニーズを考慮して今より良いものを作り続けていく「終わりのない取組」である。

・ユニバーサルデザインにおいては、取組に対して様々な関係者の意見を事前に聞き、それらの意見を反映して取組を実施し、取組の効果を検証し、次の取組に活かすという段階的で継続的な改善(スパイラルアップ)の考え方が重要である。

 

○参加者の主な意見(要約)

・例えば、まちなかにおいては、神明通りの駐車場が使いにくいことや、歩道を自転車が行き来していて危険であること、市役所の庁舎では窓口が分散しており行き来が大変であることや、駐車場に屋根がなく、雨や雪の日に移動に時間がかかる人にとっては不便であることなど、改善してほしい箇所がいくつもある。

・そうした不便を改善していくためには、障がいのある人、子ども連れの人、言語が違う人といった多様な人や、事業者や観光客なども含め、様々な人が意見を出し合い、反映していくことが必要だと思う。

 

次期プラン策定に向けて(令和3年12月24日更新)

 市民ワークショップにおいては、参加者の皆様より、市のユニバーサルデザインに対する生のご意見を多数頂戴いたしました。いただいたご意見については、ワークショップ終了後に全庁で共有しておりますので、今後の各種施策・事務事業等に反映してまいります。

 なお、次期プランの素案につきましては、下記の期間でパブリックコメントを実施し、市民の皆様から広く意見を募集しています。

 

  • パブリックコメント実施期間:令和3年12月24日(金曜日)から令和4年1月24日(月曜日)  ※最終日午後5時必着
  • 詳しくはこちらのページをご覧ください。

 

市民ワークショップ報告書

上記の内容を冊子の形にまとめた報告書のデータは、以下よりご覧いただくことができます。

※ワークショップでいただいた全てのご意見の一覧については、次期プラン冊子に付属する予定です。

令和3年度ユニバーサルデザイン市民ワークショップ報告書.pdf(304KB)

 

お問い合わせ
  • 会津若松市役所 企画調整課 協働・男女参画室
  • 郵便番号:965-8601(宛先住所不要)
  • 電話:0242-39-1405
  • FAX:0242-39-1400
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