議会評価制度の実装に向けた検討を進めています(議会評価特別委員会中間報告)

公開日 2025年09月18日

議会評価特別委員会について

 議会評価特別委員会は、令和5年10月6日に各常任委員会等から1名ずつ選出した委員6名により設置され、議員改選前の議会制度検討特別委員会における調査結果を踏まえ、引き続き、議会が自らの活動を振り返り、課題を明確化するとともに、必要な改善を行うための手法の一つとして、議会評価の実装に向けた検討を進めています。

 

  • 議会評価特別委員会の構成(令和7年9月4日時点)
役職  氏名  備考(選出された委員会)
 委員長  髙梨 浩  建設委員会
 副委員長  松崎 新  議会運営委員会
 委員  髙橋 義人  総務委員会
 委員  吉田 恵三  産業経済委員会
 委員  原田 俊広  広報広聴委員会
 委員  丸山 さよ子  文教厚生委員会

 

 

地方議会成熟度評価モデルについて

 議会評価の検討や試行的な実施に当たっては、公益財団法人日本生産性本部が作成した「地方議会成熟度評価モデルガイドブック」を参照し、活用しました。

検討の経過

 議会評価特別委員会でのこれまでの検討経過の概要は次のとおりです。

会津若松市議会の政策サイクルの考え方を共有

 評価制度の検討の前段として、評価の対象となる議会活動の考え方を整理するため、会津若松市議会の政策サイクルの仕組みについて委員どうしで共有し、意見交換を行いました。

会津若松市議会の政策サイクルについて(議会参加ガイドブックより)

 

評価の基本的な考え方の整理

 議会評価の考え方の検討に当たって、令和6年3月21日に大正大学江藤俊昭教授によるセミナーを開催し、江藤教授と各委員とでの意見交換を行いました。

 セミナーや意見交換の結果を踏まえ、議会評価特別委員会で議会評価の考え方について検討を行い、議会、市長、住民(市民、住民団体)からなる評価の基本的な考え方として整理を行いました。

(参考1)評価の基本的な考え方[PDF:497KB]

 

政策サイクルの取組の評価項目を作成し、予算決算委員会各分科会で評価を実施

 具体的な評価方法の検討に当たり、令和6年8月26日に日本生産性本部から参考人を招致して意見を聴取しました。

 参考人の方からいただいた意見を踏まえ、議会評価特別委員会で検討を行い、日本生産性本部が作成した「地方議会成熟度評価モデル」のうち、政策サイクルに関する視点2と視点5の評価項目について、会津若松市議会の活動にあわせた独自の基準や目安を作成して試行的な評価を行うこととしました。

 これらの評価項目について、予算決算委員会における4つの分科会で試行的な評価が行われ、令和7年6月に活動内容の中間報告とあわせて、評価結果を報告書にまとめました。

(参考4)各分科会の評価結果(標語のみ)[PDF:280KB]

 

議会全体の視点での評価の実施

 分科会での政策サイクルの評価と並行して、分科会で評価する項目以外の視点1、視点3、視点4の評価項目について、議会評価特別委員会内で試行的な評価を行いました。

 評価を行うに当たって、まず、議員改選前の前期議会で作成した議会プロフィールの修正を行いました。

 ※ 議会プロフィールは、議会が進むべき方向性や議会改革の方策について、議会の客観的な現状や期待される役割、理想的な姿、これから取り組むべき課題などを1枚のシートにまとめ検討を行うためのツールです。

(参考2)修正後の議会プロフィール[PDF:549KB]

 また、各項目の評価に当たっては、評価結果やその理由を記載するだけでなく、疑問点や留意点などもまとめ、第三者講評(下に記載)において、日本生産性本部に意見を求めました。

(参考3)視点1・3・4の評価結果と疑問点等(生産性本部からの意見を含む)[PDF:563KB]

 

評価結果の整理と第三者講評の実施

 予算決算委員会各分科会での評価結果や、議会評価特別委員会が行った議会全体の評価結果などをまとめ、令和7年8月18日に学識経験者として大正大学の江藤俊昭教授をお招きし、また、日本生産性本部からは2名の参考人を招致し、評価の内容について講評や意見を求めました。

 

  • 第三者講評・意見をいただいた皆様

  大正大学地域創生学部公共政策学科教授 江藤 俊昭 氏

  公益財団法人日本生産性本部 業務執行理事 野沢 清 氏

  公益財団法人日本生産性本部 担当課長 鎌田 朋宏 氏

 

  • いただいた主な講評・意見

  ・今回の取組は先駆的で、取組を通した改善により議会としての成熟度は高まっていると考える。

  ・今後の地方議会成熟度評価モデルの運用に関しても参考となる取組であった。疑問点のあった内容については今後改訂を検討したい。

  ・評価結果について、読み手にわかるよう、なぜそのようになったのかというストーリーのある論述が必要である。

試行的評価結果のまとめと第三者意見[PDF:1.01MB]

(参考5)大正大学江藤教授からの講評概要[PDF:376KB]

 

中間総括のとりまとめと報告

 第三者講評の結果を整理し、これまでの取組とあわせて中間総括を行い、令和7年9月4日の議員全員協議会において報告しました。

 報告とあわせ、今回の検討により明らかとなった課題や、評価の仕組みについての検討結果を踏まえ、議員任期の後半も引き続き議会評価の導入に向けた具体的な検討が進められるよう申し送りを行いました。

 申し送りされた報告内容は、委員改選後の議会評価特別委員会において引き継がれ、議会評価の実装に向けた検討がさらに進められることとなります。

 市議会として、今後も引き続き議会改革を進め、住民福祉の向上と民主的な市政の発展のための議会の在り方を追求していきます。

議会評価検討の中間総括[PDF:1.17MB]

 

中間総括に関する参考資料(PDFファイル)※上記経過と重複する部分があります

(参考1)評価の基本的な考え方[PDF:497KB]

(参考2)修正後の議会プロフィール[PDF:549KB]

(参考3)視点1・3・4の評価結果と疑問点等(生産性本部からの意見を含む)[PDF:563KB]

(参考4)各分科会の評価結果(標語のみ)[PDF:280KB]

(参考5)大正大学江藤教授からの講評概要[PDF:376KB]

 

 

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