会津若松市身近な生き物(草のなかま・双子葉類)のページ(2)

公開日 2025年02月21日

更新日 2025年04月01日

草のなかま(双子葉類)

ここでは会津若松市の身近な植物のうち、草のなかま(双子葉類)を紹介します。

 

アサザ[ナス目ミツガシワ科

アサザ画像著作権者:大須賀昭雄氏

園芸的分類

多年生の水草で、国の準絶滅危惧種、県の絶滅危惧II類に選定されています。

大きさ

長い茎が水中にあります。

葉のつき方

長い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「円形」から「卵形(らんけい)」です。

葉の基部は、「心形」で、深く2裂します。

葉の縁は、「波形(なみがた)」で波(なみ)のようなでこぼこがあります。

花は6月から8月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、葉柄(ようへい)の基部に1個または多数束生します。

生育環境

池や沼です。

分布状況

本州、四国、九州、朝鮮半島、中国からユーラシアの温帯

市内の生育確認区域

市内の池や沼など

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ミツガシワ[ナス目ミツガシワ科

ミツガシワ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

花のつく茎の高さは15cmから40cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます長い「葉柄(ようへい)」があります。葉柄の根元に鞘(さや)状の托葉(たくよう)があります。「葉鞘(ようしょう)」ともいいます。

葉のかたち

1枚の葉が進化して複数の小葉となり、小葉が平面的に付くのを複葉といいます。

その中でも「3出複葉(さんしゅつふくよう)」といい小葉が3枚ついています。小葉の形は、卵状楕円形から菱状楕円形です。

葉柄の基部は、「葉鞘(ようしょう)」で葉柄が鞘状になって茎をつつみます。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の縁は、「鈍鋸歯(どんきょし)」で鋸歯の切れ込みの先が鈍いものです

花は4月から8月頃咲きます。花の色は白色で裂片の内側に白毛を密生します。

花の付き方は、「総状花序(そうじょうかじょ)」で花軸に柄のある花が多数ついて、下方についた花から開花します。

生育環境

山の沼や沢の湿地です。

分布状況

樺太、千島、北海道、本州、四国、九州、北半球に分布

市内の生育確認区域

湊地区

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ヒルガオ[ナス目ヒルガオ科

ヒルガオ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

多年草のつる草で巻きひげがなく茎で巻きつきます。花はアサガオに似ていますが日中に咲くことからヒルガオという名になったものと思われます。

大きさ

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。長い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「矛形(ほこがた)」から「矢尻形(やじりがた)」です。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、「心形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は7月から8月頃咲きます。花の色は淡紅色です。

花の付き方は、葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)のところに1個つきます。

生育環境

日あたりの良い野原や道ばたです。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

神指地区

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ネナシカズラ[ナス目ヒルガオ科

ネナシカズラ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

一年生の寄生植物で、低木や草に巻きつきます。

大きさ

茎の太さは1.5mmで紫褐色の斑点があります。

葉のつき方

根が無く寄生して繁茂します。葉は小さな「鱗片(りんぺん)状」となり茎につきます。

葉のかたち

花は8月から10月頃咲きます。花の色は汚れたかんじの白色です。

花の付き方は、茎の途中にやや「穂状花序(すいじょうかじょ)」で花軸にごく短い柄か柄のない花が多数つきます。

生育環境

日あたりの良い野原です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

湊地区

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アメリカネナシカズラ[ナス目ヒルガオ科

アメリカネナシカズラ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

一年生の寄生植物です。

大きさ

茎の太さは1mm内外です。低木や草に巻きつきます。

葉のつき方

緑葉も根も無く寄生して繁茂します。茎は淡い黄色かそこに赤みがさします。吸盤があります。

葉のかたち

花は8月から10月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、茎の途中に「穂状花序(すいじょうかじょ)」で花軸に柄のない花が多数ついて、下方についた花から開花します。

生育環境

日あたりの良い山や野原です。

分布状況

帰化植物です。北アメリカから渡来して帰化しました。分布は全国各地

市内の生育確認区域

全域、特に湯川の河原など

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オオマルバノホロシ[ナス目ナス科

オオマルバノホロシ画像著作権者:大須賀昭雄氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。つる性の茎をのばします。

大きさ

茎の高さは30cmから50cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「卵形(らんけい)」、狭卵形です。

葉の先端は、「突頭(とつとう)」です。

葉の基部は、「円形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は紫色です。

花の付き方は、「集散花序(しゅうさんかじょ)」で花柄が分枝して花がつきます。

生育環境

平地や山地の湿原です。

分布状況

樺太、南千島、北海道、本州(中部以北)

市内の生育確認区域

門田地区

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ヒヨドリジョウゴ[ナス目ナス科

ヒヨドリジョウゴ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

いわゆるつる草で、他の物にからみつきます。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、ふつう1から2対羽状に中・深裂するか「卵形(らんけい)」です。葉や葉柄(ようへい)に密に軟毛があります。

葉の先端は、「突頭(とつとう)」です。

葉の基部は、浅い「心形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、葉と対生の位置に花柄を着け「集散花序(しゅうさんかじょ)」で花柄が分枝して花がつきます。

生育環境

低い山や野原の道ばた、人家の近くなどです。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、インドシナ

市内の生育確認区域

門田地区

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ヤイトバナ(ヘクソカズラ、サオトメバナ)[アカネ目アカネ科

ヤイトバナ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

多年草のつる草で枝は長く、基部(きぶ)は木化します。独特の悪臭があります。

大きさ

長さ1mから3mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「皮針形(ひしんけい)」から「広卵形(こうらんけい)」です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、「心形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は7月から9月頃咲きます。花の色は白色で内側は紅紫色です。

花の付き方は、「二出集散花序(にしゅつしゅうさんかじょ)」で葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)から花枝の分枝をニ回繰り返します。

生育環境

日あたりの良い草やぶのある場所です。

分布状況

北海道南部、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、東南アジア

市内の生育確認区域

門田地区

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ツルアリドウシ[アカネ目アカネ科

ツルアリドウシ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

常緑の多年草で茎は地上をはいます。

大きさ

長さ10cmから40cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「卵形(らんけい)」です。葉は深緑色で厚みがあります。葉脈の緑の色が薄いので葉脈が模様のように浮き出ます。

葉の先端は、「微突頭(びとつとう)」です。

葉の基部は、「円形」です。

葉の縁は、「波形(なみがた)」で波(なみ)のようなでこぼこがあります。

花は6月から7月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、枝先の花柄に2個つきます。

生育環境

山林の少し湿り気のあるところです。

分布状況

北海道南部、本州、四国、九州、朝鮮半島南部

市内の生育確認区域

東山地区

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カワラマツバ[アカネ目アカネ科

カワラマツバ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは60cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、茎の先に8枚の葉を「輪生(りんせい)」します。「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「線形」です。

葉の先端は、針状にとがります。

葉の基部は、針状です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は7月から8月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、「集散花序(しゅうさんかじょ)」で花枝が分枝して全体が円錐状になります。

生育環境

やや乾いた日あたりのよい草地や土手です。

分布状況

北海道南部、本州、四国、九州、朝鮮半島

市内の生育確認区域

神指地区

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キランソウ(ジゴクノカマノフタ)[シソ目シソ科

キランソウ画像著作権者:古川裕司氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

地表をはう茎が四方に出て長さ5cmから15cmぐらいです。花のつく茎の高さは10cmから30cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。茎から出る葉と葉の間隔が狭いので、上から見たとき地面に接するように放射状に広がり「ロゼット」とよばれます。茎上の葉「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。短い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

根生葉の形は、「倒皮針形(とうひしんけい)」です。全体に縮れた毛がつきます。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、「鋭形(えいけい)」です。

葉の縁は、「波形(なみがた)」で波(なみ)のようなでこぼこがあります。

花は3月から5月頃咲きます。花の色は濃い紫色です。

花の付き方は、葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)のところに数個の花をつけます。

生育環境

道ばたや土手、家の庭等にあります。

分布状況

本州、四国、九州、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

湊地区

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ヤマタツナミソウ[シソ目シソ科

ヤマタツナミソウ画像著作権者:古川裕司氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

四角形の茎の高さは10cmから25cmぐらいです。茎に白毛が密にあります。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、卵状三角形です。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、「切形(せっけい)」、浅い「心形」です。

葉の縁には、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は5月から6月頃咲きます。花の色は青紫色です。

花の付き方は、茎の頂きや葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)のところに一方に偏って総状につきます。

生育環境

山の木陰(こかげ)です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島

市内の生育確認区域

湊地区

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ヤマハッカ[シソ目シソ科

ヤマハッカ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

四角形の茎の高さは60cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。ひれのある「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「広卵形(こうらんけい)」、三角状広卵形です。

葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」から「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、急に狭くなります。

葉の縁は、「鈍鋸歯(どんきょし)」で鋸歯の切れ込みの先が鈍いものです。

花は9月から10月頃咲きます。花の色は薄い青紫色です。

花の付き方は、「集散花序(しゅうさんかじょ)」で花柄が分枝して花がつきます。

生育環境

山や野原です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、アジア東部

市内の生育確認区域

門田地区

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カメバヒキオコシ(カメバソウ)[シソ目シソ科

カメバヒキオコシ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

四角形の茎の高さは60cmから90cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「長楕円状皮針形(ちょうだえんじょうひしんけい)」から卵円形です。

葉の先端は、三裂し中心の葉は亀の尾のような「尾状」になります。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、粗い「鋸歯(きょし)」で粗い鋸(のこぎり)の歯のようになっています。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は青紫色です。

花の付き方は、枝先に「穂状花序(すいじょうかじょ)」で花軸に柄のない花が多数ついて、下方についた花から開花します。

生育環境

山の木陰(こかげ)です。

分布状況

本州(関東北部、中部地方の北部、東北地方南部)

市内の生育確認区域

東山地区

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ナギナタコウジュ[シソ目シソ科

ナギナタコウジュ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「一年草」で春に発芽し、夏から秋に開花し結実し、冬には根まで枯れます。全体に香りがします。

大きさ

四角形の茎の高さは30cmから60cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。長い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「卵形(らんけい)」、狭卵形です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁には、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は淡紫色です。

花の付き方は、「穂状花序(すいじょうかじょ)」で花軸に柄のない花が一方に片寄って付きゆるやかに曲がります。

生育環境

山や道ばたです。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、アジアの温帯

市内の生育確認区域

東山地区

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ハッカ(メグサ)[シソ目シソ科

ハッカ画像著作権者:大須賀昭雄氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。全体に香りがします。

大きさ

四角形の茎の高さは20cmから60cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「長楕円形(ちょうだえんけい)」、狭卵形です。

葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」です。

葉の基部は、「円形」から「鋭形(えいけい)」です。

葉の縁には、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は淡紅色、白色です。

花の付き方は、上部の葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)のところに小さな花が集まって球状になります。

生育環境

野原のやや湿ったところです。

分布状況

樺太、北海道、本州、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

門田地区

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ラショウモンカズラ[シソ目シソ科

ラショウモンカズラ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

花のつく四角形の茎の高さは15cmから30cmぐらい。「走出枝(そうしゅつし)」を出し地上をはいます。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、三角状心形です。

葉の先端は、「突頭(とつとう)」です。

葉の基部は、「心形」です。

葉の縁は、「鈍鋸歯(どんきょし)」で鋸歯の切れ込みの先が鈍いものです

花は4月から5月頃咲きます。花の色は紫色です。

花の付き方は、葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)のところに2・3個の花を一方向きにつけます。

生育環境

山の木陰(こかげ)です。

分布状況

本州、四国、九州、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

東山地区

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ウツボグサ[シソ目シソ科

ウツボグサ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

高さは10cmから30cmぐらいです。短い「走出枝(そうしゅつし)」を出して増えます。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、卵状長楕円形です。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」または「円形」です。

葉の縁には、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は6月から8月頃咲きます。花の色は紫色です。

花の付き方は、茎の頂きに多数の花が密につきます。

生育環境

日あたりの良い山野です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、東アジアからシベリア

市内の生育確認区域

湊地区

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イヌゴマ(チョロギダマシ)[シソ目シソ科

イヌゴマ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは30cmから70cmぐらいです。茎は四角で角ばった部分に上向きのトゲがあります。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。短い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、三角状皮針形です。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」、やや「鋭頭(えいとう)」です。

葉の基部は、「切形(せっけい)」から「円形」です。

葉の縁は、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は7月から8月頃咲きます。花の色は淡紅色です。

花の付き方は、花のつく茎の「葉腋(ようえき))のところに輪生してつきます。

生育環境

湿地です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州

市内の生育確認区域

湊地区

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オドリコソウ[シソ目シソ科

オドリコソウ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

四角形の茎の高さは30cmから50cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。下部の葉は「葉柄(ようへい)」で付きます。

葉のかたち

葉の形は、三角状卵形、「広卵形(こうらんけい)」です。

葉の先端は、「突頭(とつとう)」です。

葉の基部は、浅い「心形」です。

葉の縁は、粗い「鋸歯(きょし)」で粗い鋸(のこぎり)の歯のようになっています。

花は4月から6月頃咲きます。花の色は白色、淡紅紫色です。

花の付き方は、上部の葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)のところに数個輪生するように花をつけます。

生育環境

山や野原、道ばたの半日かげです。

分布状況

日本各地、東アジア

市内の生育確認区域

門田地区

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ヒメオドリコソウ[シソ目シソ科

ヒメオドリコソウ画像著作権者:古川裕司氏

園芸的分類

「越年草」で秋に発芽し冬を越して春に花咲き結実して枯れます。

大きさ

四角形の茎の高さは10cmから25cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。下部の葉は長い「葉柄(ようへい)」があります。上部の葉は茎をぐるりと取り囲むようにつきます。

葉のかたち

葉の形は、卵円形です。葉の表面は葉脈にそって小じわが多く、葉の裏側に柔らかい毛が付いています。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」から「円頭(えんとう)」、「鋭頭(えいとう)」です。

葉の基部は、浅い「円心形(えんしんけい)」です。

葉の縁は、「鈍鋸歯(どんきょし)」で鋸歯の切れ込みの先が鈍いものです

花は4月から5月頃咲きます。花の色は紅紫色です。

花の付き方は、紫色の苞葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)に輪生状に1個から3個の花をつけます。

生育環境

やぶ、田畑、田のあぜ、道ばたの半日陰に群生します。

分布状況

帰化植物です。ヨーロッパから渡来して帰化しました。分布は日本各地、ヨーロッパ、東アジア、小アジア、北アメリカ

市内の生育確認区域

全域

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ヒメシロネ[シソ目シソ科

ヒメシロネ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは30cmから70cmぐらいです。茎の中部で分枝します。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。短い「葉柄(ようへい)」か「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「皮針形(ひしんけい)」です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、「円形」から「心形」です。

葉の縁は、鋭い「鋸歯(きょし)」で葉の縁が鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)のところに数個の花をつけます。

生育環境

山や野原の湿地です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、シベリア

市内の生育確認区域

湊地区

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ビロードモウズイカ[シソ目ゴマノハグサ科

ビロードモウズイカ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「越年草」で秋に発芽し冬を越して夏に花咲き結実して枯れます。

大きさ

茎の高さは1mから2mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「倒皮針形(とうひしんけい)」です。大形の葉で白い毛が密生しています。

葉の先端は、「突頭(とつとう)」です。

葉の縁は、「円鋸歯(えんきょし)」。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「総状花序(そうじょうかじょ)」で花軸に柄のある花が多数つき長さ50cmぐらいまでなります。

生育環境

道ばた、荒地です。

分布状況

帰化植物です。ヨーロッパから渡来して帰化しました。分布は北海道、本州

市内の生育確認区域

全域

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トキワハゼ[シソ目ゴマノハグサ科

トキワハゼ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「一年草」で春に発芽し、春から秋に開花し結実し、冬には根まで枯れます。

大きさ

茎の高さは5cmから20cmぐらいです。

葉のつき方

根の近くは「対生(たいせい)」、茎の上の方に付く葉は「互生(ごせい)」です。短い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「倒卵形(とうらんけい)」です。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、浅い「鋸歯(きょし)」と言われる凹凸があります。

花は4月から10月頃咲きます。花の色は淡紅紫色です。開花する時期が長いです。

花の付き方は、「総状花序(そうじょうかじょ)」で花軸に柄のある花がまばらにつきます。

生育環境

道ばたです。

分布状況

日本を含む東アジアの熱帯から温帯

市内の生育確認区域

門田地区

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ムラサキミミカキグサ[シソ目タヌキモ科

ムラサキミミカキグサ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

多年生の食虫植物で、地下部に微生物を捕まえる「捕虫のう」がついています。国の準絶滅危惧種、県の準絶滅危惧種に選定されています。

大きさ

花のつく茎の高さは7cmから15cm

葉のつき方

葉は地下茎のところどころから地上にのび、葉と茎と枝の区分がはっきりしません。

葉のかたち

葉の形は、「へら形」です。3mmから6mmのとても小さなものです。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は青紫色、まれに白色です。

花の付き方は、「総状花序(そうじょうかじょ)」で花軸に柄のある花が1個から4個つきます。

生育環境

湿地の泥のところです。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、インドシナ

市内の生育確認区域

市内の湿地など

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タヌキモ[シソ目タヌキモ科

タヌキモ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

水面に浮遊する「多年草」の食虫植物です。国の準絶滅危惧種、県の絶滅危惧II類に選定されています。

大きさ

花のつく茎の高さは10cmから20cm

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。

葉のかたち

羽状に分かれ細い糸状の葉となります。葉に水中のプランクトンを捕まえる「捕虫のう」がついています。

花は7月から9月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、花のつく茎を水面上に出して、「総状花序(そうじょうかじょ)」に4個から7個の花をつけます。

生育環境

湿地、池などです。

分布状況

樺太、南千島、北海道、本州、四国、九州、中国、

市内の生育確認区域

市内の湿地など

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ママコナ[シソ目ゴマノハグサ科

ママコナ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

半寄生植物です。「一年草」で春に発芽し、夏から秋に開花し結実し、冬には根まで枯れます。

大きさ

茎の高さは30cmから50cmぐらいでふつうは赤紫色をしています。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

茎の先端に花やつぼみを保護する器官の「苞(ほう)」と呼ばれる葉があります。刺状の鋸歯のある形です。

葉のかたち

葉の形は、「卵形(らんけい)」から「長楕円状皮針形(ちょうだえんじょうひしんけい)」です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」 葉の基部は、「鋭形(えいけい)」、浅い「くさび形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は6月から8月頃咲きます。花の色は紅紫色です。

花の付き方は、「穂状花序(すいじょうかじょ)」で花軸に花柄のない花がついて直立します。

生育環境

山の林の縁の乾いたところです。

分布状況

北海道南部、本州、四国、九州、朝鮮半島南部

市内の生育確認区域

東山地区

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オトコエシ[マツムシソウ目オミナエシ科

オトコエシ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは1mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。全体に毛が多いです。

葉のかたち

葉の形は、「卵形(らんけい)」で羽状に深裂します。

葉の縁は、「鈍鋸歯(どんきょし)」で鋸歯の切れ込みの先が鈍いものです

花は8月から10月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、「集散花序(しゅうさんかじょ)」が「散房状」につきます。

生育環境

日当たりの良い山や野原です。

分布状況

北海道南部、本州、四国、九州、奄美諸島、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

湊地区

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オミナエシ[マツムシソウ目オミナエシ科

オミナエシ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは60cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「羽状深裂(うじょうしんれつ)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁には、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「集散花序(しゅうさんかじょ)」で花柄が分枝し、それが「散房状(扁平)」につきます。

生育環境

山や野原の日あたりの良いところです。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、中国、東シベリア

市内の生育確認区域

東山地区

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キキョウ[キキョウ目キキョウ科

キキョウ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは50cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。「無柄(むへい)」か、短い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、狭卵形です。葉の裏面は粉白色です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」 葉の基部は、「鋭形(えいけい)」です。

葉の縁は、鋭い「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように切れ込んでいます。

花は7月から9月頃咲きます。花の色は青紫色です。

花の付き方は、茎の頂き近くに数個つきます。

生育環境

人家の庭に昔からよく栽培されていますので、園芸種としては八重咲や白色のものがあります。野生では、山や野原の日あたりが良く乾いたところです。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、奄美諸島、朝鮮、中国、ウスーリー

市内の生育確認区域

東山地区

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ソバナ[キキョウ目キキョウ科

ソバナ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは50cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。長い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「卵形(らんけい)」、広皮針形です。

葉の先端は、「漸鋭尖頭(ぜんえいせんとう)」です。

葉の基部は、「心形」です。

葉の縁は、粗い「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のようになっています。

花は8月頃咲きます。花の色は青紫色です。

花の付き方は、「円錐花序(えんすいかじょ)」でまばらに分枝して花がつき、全体が円錐状にみえます。

生育環境

山の斜面の草地です。

分布状況

本州、四国、九州、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

湊地区

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ツリガネニンジン(ツリガネソウ、トトキ)[キキョウ目キキョウ科

ツリガネニンジン画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは30cmから100cmぐらいです。全体に毛がつきます。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。茎の葉は「輪生」でまれに「互生(ごせい)」「対生(たいせい)」があります。根生葉は長い「葉柄(ようへい)」があり、開花時期には枯れます。茎の葉は短い柄があります。

葉のかたち

根生葉の形は「円心形」、茎につく葉は「皮針形(ひしんけい)」です。

茎につく葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」 茎につく葉の基部は、「くさび形」から「鈍形(どんけい)」です。

茎につく葉の縁は、「鋸歯(きょし)」で葉のふちが鋸(のこぎり)の歯のようにギザギザになります。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は淡紫色、白色です。

花の付き方は、「円錐花序(えんすいかじょ)」で、茎の頂の小枝の先に1から数個つき、全体が円錐状にみえます。

生育環境

山や高原です。

分布状況

樺太、南千島、北海道、本州、四国、九州

市内の生育確認区域

東山地区

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ホタルブクロ[キキョウ目キキョウ科

ホタルブクロ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは30cmから80cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きますが、開花時期には枯れます。

茎につく葉は、下部では「葉柄(ようへい)」があり、上の方に行くにつれて短くなります。

葉のかたち

根生葉の形は卵心形です。

茎につく葉は、三角状卵形、「皮針形(ひしんけい)」です。

葉の先端は、根生葉は「突頭(とつとう)」です。茎につく葉は、「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、根生葉は心円形です。茎につく葉は「くさび形」です。

葉の縁は、茎につく葉の縁は、「歯牙(しが)」で鋸歯と同じようにギザギザがありますが、歯の先が山になっています。

花は6月から7月頃咲きます。花の色は淡紅紫色または白色です。

花の付き方は、茎の頂きと葉が茎に付く部分(「葉腋(ようえき)」)のところに下向きにつきます。

生育環境

山や野原、土手です。

分布状況

北海道西南部、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

湊地区

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サワギキョウ[キキョウ目キキョウ科

サワギキョウ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは50cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに密に付きます。「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「皮針形(ひしんけい)」です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」から「尾状」にとがります。

葉の基部は、「茎を抱く」ようにつきます。

葉の縁は、「細鋸歯(さいきょし)」と言われる細かい切れ込みがあります。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は濃紫色です。

花の付き方は、「総状花序(そうじょうかじょ)」で花軸に柄のある花が多数ついて、下方についた花から開花します。

生育環境

山野の湿地です。

分布状況

樺太、千島、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、シベリア東部、カムチャッカ

市内の生育確認区域

湊地区

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クワモドキ(オオブタクサ)[キク目キク科

クワモドキ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「一年草」で春に発芽し、夏から秋に開花し結実し、冬には根まで枯れます。

大きさ

茎の高さは1mから3mぐらいです。荒い毛が付いています。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。

葉のかたち

葉の形は、「掌状中裂(しょうじょうちゅうれつ)」といい手のひら状に切れ込みが3つから7つあります。葉の両面ともザラつきます。クワの葉の形に似ています。裂片は「鋭頭(えいとう)」です。

葉の縁には、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は緑黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でたくさんの花が集まってひとつの花のように見えます。この頭花が総状に多数ついて穂をなしています。茎の頂の花穂は雄花で下方は雌花です。

生育環境

特に河川敷、荒地、路傍、畑地です。

分布状況

帰化植物です。北アメリカから渡来して帰化しました。北海道、本州、四国、九州

市内の生育確認区域

高野地区

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セイヨウノコギリソウ[キク目キク科

セイヨウノコギリソウ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは60cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。下部の葉は長い「葉柄(ようへい)」で付きます、中部の葉は「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「羽状深裂(うじょうしんれつ)」で葉の中央に一本の脈があり、その両側に「羽状」に走り、縁は中央脈近くまで切れ込みます。裂片は「線形(せんけい)です。切れ込みは2つから3つあります。

葉の縁は、裂片は「細鋸歯(さいきょし)」と言われる細かい切れ込みがあります。

花は6月から9月頃咲きます。花の色は淡紅色、白色です。

頭花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は「散房状(さんぼうじょう)」に花軸に柄のある花がつきます、花は大体平らに咲きそろいます。

生育環境

路傍、畑地です。

分布状況

帰化植物です。ヨ-ロッパから渡来して帰化しました。分布は全国各地

市内の生育確認区域

全域

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オオハンゴンソウ[キク目キク科

オオハンゴソウ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは1.5mから3mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。長い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、上方の葉は「羽状深裂(うじょうしんれつ)」で切れ込みは3つから5つあります。下方の葉は「羽状全裂(うじょうぜんれつ)」で葉身の切れ込みが中央脈に達しています。切れ込みは5つから7つあります。

葉の先端は、「突頭(とつとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

花は7月から9月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、花のつく茎の先に「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のない小さな花が多数つきます。

生育環境

河原や小川の縁に群生します。

分布状況

帰化植物です。北アメリカから渡来して帰化しました。分布は北海道、東北地方、関東地方

市内の生育確認区域

東山地区

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モミジガサ(モミジソウ、シトギ)[キク目キク科

モミジガサ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは60cmから90cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。長い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「掌状中裂(しょうじょうちゅうれつ)」といい葉柄の先から数本の脈をもった葉が切れ込みをもちます。上の方の葉は3つから5つに、下の方の葉は5つの切れ込みになります。

葉の先端は、針状にとがります。

葉の基部は、円心形です。

葉の縁は、「鋸歯(きょし)」で葉の縁が鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は白色、紫がかることもあります。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」ででこれはキク科の花の特徴です。頭花は何回も分枝して花がつき、全体が「円錐状(えんすいじょう)」にみえます。

生育環境

山地の木陰です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州

市内の生育確認区域

東山地区

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サワオグルマ[キク目キク科

サワオグルマ画像著作権者:古川裕司氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは50cmから90cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。茎から出る葉と葉の間隔が狭いので、上から見たとき地面に接するように放射状に広がって「ロゼット」とよばれます。茎につく葉もあります。「葉柄(ようへい)」があり、その基部に2個の小さな耳があります。

葉のかたち

根生葉の形は、狭長楕円形、「皮針形(ひしんけい)」です。茎につく葉は卵状皮針形です。

根生葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。茎につく葉は「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、「茎を抱く」ようにつきます。

葉の縁は、根生葉は微鋸歯(びきょし)または「全縁(ぜんえん)」です。

花は4月から6月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」で平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。これはキク科の花の特徴です。この頭花が「散房状(さんぼうじょう)」に6個から30個つきます。

生育環境

日あたりのよい山野の湿地です。

分布状況

本州、四国、九州、沖縄

市内の生育確認区域

湊地区

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ハンゴンソウ[キク目キク科

ハンゴソウ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは1mから2mぐらいです。赤色を帯びます。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。「葉柄(ようへい)」があり、その「基部に2個の小さな耳」があります。

葉のかたち

葉の形は、「羽状深裂(うじょうしんれつ)」で深い切れ込みは3つから7つあります。

葉の先端は、裂片は「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

裂片の縁は、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように切れ込みます。

花は7月から9月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花を「散房状(さんぼうじょう)」につけます。

生育環境

山の湿った草原や森の縁です。

分布状況

樺太、北海道、本州(中部以北)、朝鮮半島、中国、シベリア東部、カムチャッカ

市内の生育確認区域

東山地区

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アズマギク[キク目キク科

アズマギク画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは10cmから30cmぐらいです。毛が密についています。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。茎につく葉もあります。根生葉は長い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

根生葉の形は、「へら形」で茎につく葉は狭長楕円形、「線形」です。

葉の先端は、根生葉は「円頭(えんとう)」です。

葉の基部は、根生葉は「くさび形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」または「微鋸歯(びきょし)」です

花は4月から6月頃咲きます。花の色は淡紅紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」で平らな円盤状に花軸に柄のない小花を多数つけます。これはキク科の花の特徴です。この頭花を茎の頂きに3cmから3.5cmの花を1個つけます。

生育環境

山や野原の乾いたところです。

分布状況

本州(中部地方以北)

市内の生育確認区域

東山地区

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ハルジオン(ハルジョオン)[キク目キク科

ハルジオン画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは30cmから90cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます根生葉は「葉柄(ようへい)」があります。

茎につく葉は、「無柄(むへい)」で茎を抱きます。

葉のかたち

根生葉の形は、「長楕円形(ちょうだえんけい)」から「へら形」です。茎につく葉の形は、「長楕円形(ちょうだえんけい)」です。

葉の先端は、「尾状」になります。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、根生葉は「鈍鋸歯(どんきょし)」で鋸歯の切れ込みの先が鈍いものです。

花は4月から8月頃咲きます。花の色は淡紅紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」で平らな円盤状に花軸に柄のある小花を多数つけます。これはキク科の花の特徴です。この頭花を「散房状(さんぼうじょう)」につけます。つぼみの時はうなだれています。

生育環境

畑地、荒地、路傍の日のあたるところです。

分布状況

帰化植物です。北アメリカから大正時代に渡来して帰化しました。分布は北海道、本州、四国、九州

市内の生育確認区域

全域

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ヒメムカシヨモギ(メイジソウ、テツドウグサ、ゴイッシングサ)[キク目キク科

ヒメムカシヨモギ画像著作権者:会津若松市

種名

「一年草」または越年草

大きさ

茎の高さは1mから2mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに密に付きます。「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、狭い「皮針形(ひしんけい)」です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、微鋸歯(びきょし)で葉の縁がまばらな切れ込みになります。長い毛がついています。

花は7月から10月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花が「円錐状」についたように見えます。

生育環境

野原や道ばた、荒地です。

分布状況

帰化植物です。北アメリカから明治の初めの頃に渡来して帰化しました。分布は全国各地

市内の生育確認区域

全域

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ゴマナ[キク目キク科

ゴマナ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは1mから1.5mぐらいです。茎と葉に細かい毛がついてザラつきます。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きますが、花の咲く時期には枯れます。茎につく葉は短い「葉柄(ようへい)」でつきます。

葉のかたち

葉の形は、根生葉、茎につく葉とも葉の形は「長楕円形(ちょうだえんけい)」です。

葉の先端は、根生葉は「尾状」です。茎につく葉は「鋭先頭(えいせんとう)」です。

茎につく葉の基部は「くさび形」です。

葉の縁は、粗い「鋸歯(きょし)」があり、粗い鋸(のこぎり)の歯のようになっています。

花は9月から10月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花を「散房状(さんぼうじょう)」につけます。

生育環境

山地の草原、道ばたです。

分布状況

北海道、本州

市内の生育確認区域

門田地区

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ノコンギク[キク目キク科

ノコンギク画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは50cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。根生葉は「葉柄(ようへい)」があります。茎につく葉は、「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

根生葉の形は、卵状長楕円形です。茎につく葉の形は、「長楕円形(ちょうだえんけい)」、卵状長楕円形、「卵形(らんけい)」です。

葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」から「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、根生葉、茎につく葉とも粗い「鋸歯(きょし)」があり、粗い鋸(のこぎり)の歯のようになっています。

花は8月から11月頃咲きます。花の色は淡い青紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花を「散房状(さんぼうじょう)」につけます。

生育環境

山や野原です。

分布状況

本州、四国、九州

市内の生育確認区域

門田地区

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ヒメジョオン(ヤナギバヒメギク)[キク目キク科

ヒメジョオン画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「越年草」で秋に発芽し冬を越して春に花咲き結実して枯れます。

大きさ

茎の高さは30cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きますが、花の咲く時期には枯れます。根生葉は長い「葉柄(ようへい)」があります。茎につく葉は、「葉柄(ようへい)」で付きます。

葉のかたち

根生葉の形は、「卵形(らんけい)」です。茎につく葉の形は、「卵形(らんけい)」から「倒皮針形(とうひしんけい)」です。

茎につく葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」から「鋭先頭(えいせんとう)」です。

茎につく葉の縁は、粗い「鋸歯(きょし)」があり、粗い鋸(のこぎり)の歯のようになっています。

花は6月から10月頃咲きます。花の色は白色まれに淡紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花を「散房状(さんぼうじょう)」につけます。

生育環境

道ばた、荒地です。

分布状況

帰化植物です。北アメリカから明治維新前後に渡来して帰化しました。分布は全国各地

市内の生育確認区域

全域

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アキノキリンソウ(アワダチソウ)[キク目キク科

アキノキリンソウ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは20cmから80cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。「根生葉」は長い「葉柄(ようへい)」があります。茎につく葉も下の方は「葉柄(ようへい)」で付きますが、上のほうは「無柄(むへい)」です。

葉のかたち

「根生葉」の形は、卵形(らんけい)から「長楕円形(ちょうだえんけい)」です。茎につく葉の形は、卵状長楕円形、長楕円状皮針形、「皮針形(ひしんけい)」です。

茎につく葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」から「鋭頭(えいとう)」です。

茎につく葉の基部は、円いか「くさび形」です。

葉の縁は、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から11月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花を散房状または総状で、全体が穂状となって多数の花をつけます。

生育環境

山地の日あたりの良いところです。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島

市内の生育確認区域

湊地区

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セイタカアワダチソウ[キク目キク科

セイタカアワダチソウ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは1mから3mぐらいです。群生します。花の部分以外は短毛が付きます。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに密に付きます。「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「皮針形(ひしんけい)」です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかか低い「鋸歯(きょし)」です。

花は10月から11月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花が多数ついて穂をなします。穂が集まって「円錐状(えんすいじょう)」に見えます。

生育環境

河川敷や土手、荒地です。

分布状況

帰化植物です。北アメリカから渡来して帰化しました。分布は全国各地

市内の生育確認区域

全域

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オゼミズギク[キク目キク科

オゼミズギク画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは25から50cmぐらいです。茎の中部以上の葉の裏に腺点(せんてん)が多い。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。

葉のかたち

根生葉の形は、さじ形です。茎につく葉は「倒皮針形(とうひしんけい)です。

茎につく葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、「波形」か、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は6月から10月頃咲きます。花の色は黄色です。

「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花を茎の頂きに1個つけます。

生育環境

山にある湿地です。

分布状況

本州(尾瀬と東北地方)

市内の生育確認区域

湊地区

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カワラハハコ[キク目キク科

カワラハハコ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎は叢生(そうせい)し、よく分枝します。茎の高さは30cmから50cmぐらいです。茎・葉とも白い柔らかな毛が付いています。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。

葉のかたち

葉の形は、幅が1.5mm内外の細い「線形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかで裏に巻きます。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は黄褐色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。茎の頂に頭花が「散房状(さんぼうじょう)」につけます。

生育環境

川原の砂地です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州

市内の生育確認区域

神指地区

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ヤマハハコ[キク目キク科

ヤマハハコ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは30cmから70cmぐらいです。茎・葉裏とも白い柔らかな毛が密生しています。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。

葉のかたち

葉の形は、「線状皮針形(せんじょうひしんけい)」から狭長楕円形です。

葉の先端は、「鋭先頭(えいせんとう)」から「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、へら状で茎についています。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は淡黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花を「散房状(さんぼうじょう)」につけます。頭花は大体平らに咲きそろいます。

生育環境

日あたりのよい高い山地です。

分布状況

樺太、南千島、北海道、本州(長野県、石川県以北)、中国、ヒマラヤ

市内の生育確認区域

東山地区

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ハハコグサ(オギョウ、ホウコグサ)[キク目キク科

ハハコグサ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「越年草」で秋に発芽し冬を越して春に花咲き結実して枯れます。

春の七草のひとつです。

大きさ

茎の高さは15cmから30cmぐらいです。茎・葉とも白い柔らかな毛が密生しています。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きますが、花の咲く時期には枯れます。

茎につく葉は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

茎につく葉の形は、「倒皮針形(とうひしんけい)」から「へら形」です。

葉の先端は、「円頭(えんとう)」です。

葉の基部は、へら状で茎を抱いています。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は4月から6月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸に柄のある小花を多数つけます。この頭花を散房状につけます。頭花は大体平らに咲きそろいます。

生育環境

道ばた、田畑です。

分布状況

日本を含む東アジアの温帯から熱帯

市内の生育確認区域

門田地区

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チチコグサ[キク目キク科

チチコグサ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは15cmから30cmぐらいです。茎・葉の裏とも白い柔らかな毛が密生しています。地面をはうように茎を出して増えるので群生します。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。茎につく葉もあります。

葉のかたち

葉の形は、根生葉、茎につく葉ともに、「線形」です。

葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」です。

葉の基部は、線形です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は5月から10月頃咲きます。花の色は茶褐色です。

花の付き方は「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。平らな円盤状の花軸の頂きに密集した小花を多数つけます。

生育環境

山や野原です。

分布状況

日本全土、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

神指地区、東山地区

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クルマバハグマ[キク目キク科

クルマバハグマ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは30cmから80cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「輪生(りんせい)」で茎の節を囲んで7枚から8枚の葉が付きます「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、長倒卵形で10から30cmぐらいの大きな葉をカサ状に広げます。

葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、「鋸歯(きょし)」で葉の縁がの鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は白色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。何回も分枝して10個くらいの頭花がつきます。全体が「円錐状(えんすいじょう)」にみえます。

生育環境

山の木陰(こかげ)です。

分布状況

本州(近畿地方以北の裏日本)

市内の生育確認区域

湊地区

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サワヒヨドリ[キク目キク科

サワヒヨドリ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは40cmから90cmぐらいです。上部に縮れた毛が密に生えます。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「皮針形(ひしんけい)」です。三つに深裂するのもあります。葉の裏面に線点があります。

葉の先端は、細くなって「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、円形に近い「くさび形」です。

葉の縁は、「低鋸歯(ていきょし)」です。

花は8月から10月頃咲きます。花の色は白色、淡紅紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は散房状に多数つき花は大体平らに咲きそろいます。

生育環境

日あたりの良い湿地です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、沖縄、東アジアの温帯から熱帯

市内の生育確認区域

東山地区

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フジバカマ[キク目キク科

フジバカマ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。国の準絶滅危惧種、県の希少種に選定されています。

大きさ

茎の高さは1mから2mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。短い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、三つに裂け、葉身のきれこみが中央脈の近くまで達しています。

葉の先端は、三裂の中心の葉は「尾状」にたれます。

葉の基部は、「くさび形」から「円形」です。

葉の縁は、「鋸歯(きょし)」があり、鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は8月から9月頃咲きます。花の色は淡紅紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は「散房状(さんぼうじょう)」につき頭花は大体平らに咲きそろいます。

生育環境

かっては住居の庭で栽培してましたが、今は川べりの土手に野生化しています。「逸出(いっしゅつ)」したといいます。

分布状況

本州(関東以西)、四国、九州、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

市内の川べり

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ヨツバヒヨドリ[キク目キク科

ヨツバヒヨドリ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは1mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「輪生(りんせい)」で茎の節を囲んで3枚から4枚の葉が付きます短い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、長楕円状皮針形、「長楕円形(ちょうだえんけい)」です。

葉の先端は、鋭く尖ります。

葉の基部は、円形に近い「くさび形」です。

葉の縁は、粗い「重鋸歯(じゅうきょし)」で葉の切れ込みがさらにギザギザになっています、二重鋸歯、複鋸歯ともいいます。

花は7月から9月頃咲きます。花の色は淡紅紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は「散房状(さんぼうじょう)」に密につき頭花は大体平らに咲きそろいます。

生育環境

北海道では湿原、本州では山地です。

分布状況

樺太、北海道、本州(近畿地方以東)、四国

市内の生育確認区域

東山地区

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サワアザミ(マアザミ)[キク目キク科

サワアザミ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは1mから2mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。

葉のかたち

根生葉の形は、広楕円形で羽裂して、縁にトゲがあります。

葉の質は薄く、粉をふいたような緑色です。

花は9月から10月頃咲きます。花の色は紅紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。花のつく茎の頂きに頭花をつけます。

生育環境

山の渓流の近くです。

分布状況

北海道、本州(東北地方、北陸地方)

市内の生育確認区域

東山地区

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オニアザミ(オニノアザミ)[キク目キク科

オニアザミ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは40cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。茎につく葉もあります。根生葉は長い「葉柄(ようへい)」がありますが花の咲く時期には枯れます。茎につく葉も「葉柄(ようへい)」で付きます。

葉のかたち

根生葉の形は、卵状皮針形、「長楕円状皮針形(ちょうだえんじょうひしんけい)」です。「羽状中裂(うじょうちゅうれつ)」で葉の中央に一本の脈があり、その両側に「羽状」に走り、縁は中央脈の中間あたりまで切れ込み5から8対の裂片となります。

根生葉の裂片は、「鋭先頭(えいせんとう)」です。茎につく葉の先端も「鋭先頭(えいせんとう)」です。

根生葉の基部は、「くさび形」です。茎につく葉の基部は「茎を抱く」ようにつきます。

根生葉の葉の縁は裂片は微鋸歯(びきょし)と言われるふちがまばらな小さいトゲとなります。

花は6月から9月頃咲きます。花の色は紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。茎の頂きに集合した頭花をつけます。

生育環境

1200m以ところの山地に生える。

分布状況

本州(中部地方から東北地方)

市内の生育確認区域

門田地区

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ノアザミ[キク目キク科

ノアザミ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは60cmから100cmぐらいです。茎の下の方には白毛が密につきます。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。茎から出る葉と葉の間隔が狭いので、上から見たとき地面に接するように放射状に広がって「ロゼット」とよばれます。茎につく葉は「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。

葉のかたち

根生葉の形は、倒卵状楕円形です。「羽状中裂(うじょうちゅうれつ)」で葉の中央に一本の脈があり、その両側に「羽状」に走り、縁は中央脈の中間あたりまで切れ込み5から6対の裂片となります。茎の中葉も「羽状中裂(うじょうちゅうれつ)」します。

葉の基部は、根生葉は「くさび形」です。茎の中葉は「茎を抱く」ようにつきます。

葉の縁は、そり返るか、「歯牙(しが)」で大きなギザギザとなります。

花は5月から8月頃咲きます。花の色は紅紫色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。たくさんの花を1つの花のように茎の頂きにつけます。

生育環境

山や野原です。

分布状況

本州、四国、九州

市内の生育確認区域

門田地区

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アイヅヒメアザミ[キク目キク科

アイヅヒメアザミ画像著作権者:大須賀昭雄氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。国の絶滅危惧IA類、県の希少種に選定されています。

大きさ

茎の高さは1mから1.5mぐらいです。茎に毛が密につきます。

葉のつき方

葉のかたち

茎につく葉の形は、「長楕円形(ちょうだえんけい)」が「羽状深裂(うじょうしんれつ)」して葉身のきれこみが中央脈の近くまで達しています。裂片は4から5対あります。

葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」です。

葉の基部は、茎につく葉の基部は、「茎を抱く」ようにつきます。

葉の縁は、「歯牙(しが)」で不ぞろいの大きなギザギザとなります。短い刺針があります。

花は9月から10月頃咲きます。花の色は紫紅色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は単生します。真っ直ぐに立つか斜めに立ちます。

生育環境

山地の林のなかです。

分布状況

福島県会津地方

市内の生育確認区域

市内の山林

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コウゾリナ[キク目キク科

コウゾリナ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「越年草」で秋に発芽し冬を越して夏から秋に花咲き結実して枯れます。

大きさ

茎の高さは60cmから80cmぐらいです。全体に褐色または赤褐色の硬い毛がついています。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。

葉のかたち

葉の形は、下部の葉は「倒皮針形(とうひしんけい)」です。中部の茎につく葉は「皮針形(ひしんけい)」です。

下部の葉の先端はやや「鈍頭(どんとう)」です。

中部の茎につく葉の基部は、「茎を抱く」ようにつきます。

葉の縁は、下部の葉は鋭い「歯牙(しが)」で不ぞろいの鋭いギザギザとなります。

花は5月から10月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は「散房状(さんぼうじょう)」につきます。

生育環境

山や野原や道ばたです。

分布状況

樺太、北海道、本州、四国、九州

市内の生育確認区域

東山地区

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アキノノゲシ[キク目キク科

アキノノゲシ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

一年草またはニ年草

大きさ

茎の高さは60cmから200cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。花の開花時には枯れます。

茎につく葉は、「互生(ごせい)」で一つの節に葉が互いちがいに付きます。

葉のかたち

根生葉の形は、「皮針形(ひしんけい)」です。茎につく葉は「皮針形(ひしんけい)」から狭長楕円形で、「羽状深裂」するか「決刻(けっこく)」で葉の縁に不ぞろいの切れ込みがあります。

茎につく葉の先端は、茎につく葉は「鋭先頭(えいせんとう)」です。

葉の基部は、茎につく葉の基部(きぶ)は「鈍形(どんけい)」です。

葉の縁は、根生葉は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は8月から11月頃咲きます。花の色は淡黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は何回も分枝して花がつき、全体が「円錐状(えんすいじょう)」にみえます。

生育環境

山や野原です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮半島、中国、東南アジア

市内の生育確認区域

湊地区

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イワニガナ(ジシバリ)[キク目キク科

イワニガナ画像著作権者:古川裕司氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

花のつく茎の高さは6cmから15cmぐらいです。茎は分枝して地上をはいます。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます長い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「卵形(らんけい)」から「楕円形(だえんけい)」です。

葉の先端は、「円頭(えんとう)」です。

葉の基部は、「円形」から「くさび形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は4月から7月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、葉の間から茎を出し「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花を1個から3個つけます。

生育環境

日あたりの良い山野、田のあぜ、畑です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

湊地区

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カワラニガナ[キク目キク科

カワラニガナ画像著作権者:大須賀昭雄氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。群生します。国の準絶滅危惧種、県の注意種に選定されています。

大きさ

花のつく茎の高さは10cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます「無柄(むへい)」で茎に直接葉身が付きます。

葉のかたち

葉の形は、「線形」、線状倒皮針形です。

葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」です。

葉の基部は、柄状に次第に細くなります。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。または粗い「鋸歯(そきょし)」があり、粗い鋸(のこぎり)の歯のようになっています。

花は5月から8月頃咲きます。花の色は淡黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花はまばらに「散房状(さんぼうじょう)」につきます。

生育環境

河原の砂礫地(されきち)です。

分布状況

本州(中部地方以北)

市内の生育確認区域

市内の河原

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ニガナ[キク目キク科

ニガナ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは30cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます根生葉は長い「葉柄(ようへい)」があります。茎につく葉もあります。

葉のかたち

根生葉の形は、細長く不整に羽裂します。

茎につく葉の基部は、「耳形」で「茎を抱く」ようにつきます。

葉の縁は、「鋸歯(きょし)」で葉の縁が鋸(のこぎり)の歯のように細かく切れ込んでいます。

花は5月から7月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は花柄が分枝して集散状になります。

生育環境

山野の日あたりのよい場所です。道ばた草地です。

分布状況

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国

市内の生育確認区域

門田地区

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オオニガナ[キク目キク科

オオニガナ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。県の準絶滅危惧種に選定されています。

大きさ

茎の高さは50cmから100cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。長い翼のある「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「頭大羽状分裂(とうだいうじょうぶんれつ)」で羽裂している裂片のうち、先端が最も大きく基部の方に小さくなります。

葉の先端は、「突頭(とつとう)」です。

葉の基部は、「茎を抱く」ようにつきます。

葉の縁は、不規則な粗い「鋸歯(きょし)」があります。

花は9月から11月頃咲きます。花の色は黄白色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。頭花は何回も分枝して全体が円錐状にみえます。

生育環境

山の湿地です。

分布状況

本州(中部、東北地方)

市内の生育確認区域

市内の湿地

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コウリンタンポポ[キク目キク科

コウリンタンポポ画像著作権者:小荒井実氏

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

花のつく茎の高さは10cmから50cmぐらいです。茎には黒っぽい毛が密生しています。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。茎から出る葉と葉の間隔が狭いので地面に接するように放射状に広がり「ロゼット」とよばれます。

葉のかたち

葉の形は、「倒皮針形(とうひしんけい)」です。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、「全縁(ぜんえん)」で凸凹がなくなめらかです。

花は7月から8月頃咲きます。花の色は橙赤色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。花軸の先端から放射状に柄が出て「散形状(さんけいじょう)」に10個内外の頭花をつけます。

生育環境

山地の草原まれに河原の土手など。

分布状況

帰化植物です。ヨーロッパから渡来して帰化しました。北海道、本州

市内の生育確認区域

全域

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セイヨウタンポポ[キク目キク科

セイヨウタンポポ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは7cmから40cmぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、「根生(こんせい)」で根のきわの茎から葉が付きます。

葉のかたち

葉の形は、狭楕円形です。羽状に裂けますが裂け方は一定しません。

葉の先端は、「鈍頭(どんとう)」です。

葉の基部は、へら形で下部は狭まります。

葉の縁は、深い「鋸歯(きょし)」があり、葉のふちが大きな鋸(のこぎり)の歯のようにギザギザになり、歯の先は葉先を向きます。

花は春から夏、ときに秋にも咲きます。花の色は鮮やかな黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。茎の頂きに1個の頭花をつけます。

生育環境

日当たりの良い野原や道端です。

分布状況

帰化植物です。ヨーロッパから明治になって渡来して帰化しました。分布は世界の温帯から暖帯です。

市内の生育確認区域

全域

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キクイモ[キク目キク科

キクイモ画像著作権者:会津若松市

園芸的分類

「多年草」で毎年花が咲き、地上の大部分は秋に枯れますが、小さな芽が地面の下に枯れないで残って冬を越し、春になって成長します。

大きさ

茎の高さは1.5mから3mぐらいです。

葉のつき方

葉のつき方は、上部は「互生(ごせい)」で節に葉が互いちがいに付きます。下部は「対生(たいせい)」で茎の節に左右に向かい合って付きます。翼のある短い「葉柄(ようへい)」があります。

葉のかたち

葉の形は、「長楕円形(ちょうだえんけい)」です。

葉の先端は、「鋭頭(えいとう)」です。

葉の基部は、「くさび形」です。

葉の縁は、粗い「鋸歯(きょし)」があり、粗い鋸(のこぎり)の歯のようになっています。

花は9月から10月頃咲きます。花の色は黄色です。

花の付き方は、「頭状花序(とうじょうかじょ)」でこれはキク科の花の特徴です。茎の上部に分枝して頭花をつけます。

生育環境

山野や河原の日あたりのよい場所です。

分布状況

帰化植物です。北アメリカから渡来して帰化しました。分布は全国各地

市内の生育確認区域

全域

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お問い合わせ

  • 会津若松市役所 環境共生課
  • 電話番号:0242-23-4700
  • FAX番号:0242-29-1618
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