公開日 2022年03月31日
更新日 2022年03月31日
「お互いの気持ちや考え方を大事にしながら、みんなが暮らしやすいまちをつくっていこう!」
すべての人にやさしく、暮らしやすいまち」の実現を目指すためのユニバーサルデザインの取組には、建物・設備、製品等の開発や、サービスや情報の提供などがありますが、その理念は人々の意識や行動に当てはめることもできます。
会津若松市が推進する「こころのユニバーサルデザイン」とは、すべての人に人権や尊厳があることを理解し、互いを一人の人として認め、尊重し合う意識とともに、社会に内在する様々な差別や不平等に目を向け、その原因と解決策をみんなで考え、改善するために行動することを指します。
今より多くの人にとって暮らしやすい社会にしていくため、今日できることから、意識・行動してみませんか。
「こころのユニバーサルデザイン」の意識の例
- 他者の個性や置かれている立場・状況等を理解しようとする意識
- すべての人を大切に思い、対等に接し、互いの意思や尊厳を尊重しようという意識
- 他者の困っていることや危険なことに気づこうとする意識
など
「こころのユニバーサルデザイン」の行動の例
- あいさつから始まる様々なコミュニケーションを通じて、相手のことを知る
- 道端にゴミを捨てない、落ちているゴミを拾ってまちをきれいに保つ
- 誰もが個性を発揮することができる家庭づくりや、働きやすい職場づくり
- みんなで使うものは、自分の後に使う人のことも考えて使う
- 多様な人がいることを理解し、必要に応じて様々な選択肢を用意する
- 不便や不平等を感じている人がいたら、意見を聞き、物やルール等の従来のあり方を見直す
など
「こころのユニバーサルデザイン」の役割
ユニバーサルデザインによるハード整備などがされていても、利用する人や周りの人に「こころのユニバーサルデザイン」の意識がなければ、その快適性や安全性が損なわれてしまう場合があります。このように、「こころのユニバーサルデザイン」はユニバーサルデザインの取組が社会で機能するための基盤であり、時には不便さを補うこともできる重要な役割を担っています。
「こころのユニバーサルデザイン」の意識がなく、不便になる例
- 歩道と車道の段差をなくした道路への路上駐車により、歩行者が通りにくくなっている
- 点字ブロックの上に自転車を駐輪し、点字ブロックを頼りに歩いている人が通れなくなっている
「こころのユニバーサルデザイン」を基本に、すべての人が心豊かにいきいきと暮らすことができるまちへ
本市が目指す「すべての人にやさしく、暮らしやすいまち」を実現するためには、「こころのユニバーサルデザイン」を基本とした上で、すべての人を大切に思い、思いやり・やさしさの心をもって接することも大切です。周りの困っている人に気づき、自分にできることから行動に移していくことで、誰もが安心して、心豊かに暮らすことのできるあたたかいまちになっていきます。
お問い合わせ
- 会津若松市役所 企画調整課 協働・男女参画室
- 電話:0242-39-1405
- FAX:0242-39-1400
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