公開日 2023年11月21日
更新日 2025年04月01日
クマの目撃情報多発中!!
現在、史跡の周辺でクマの目撃情報が多発しています。散策の際はラジオなどの大きな音の出るものを携帯するなど、十分にお気を付けください。
また、クマやイノシシなどの野生動物を呼び寄せてしまう恐れがありますので、お供え物はご遠慮ください。
→こちらのページもご覧ください。「ツキノワグマ出没特別注意報が発令されています。」
院内御廟(いんないごびょう)は、会津藩主であった松平家の墓所のうち、会津若松市東山町大字石山にある墓所で、国の史跡に指定されています。
江戸時代、この墓所の場所全体が「院内山(いんないやま)」と呼ばれていたため、通称「院内御廟」として敬われ、現在まで親しまれてきました。
院内御廟には、二代藩主保科正経(ほしなまさつね)公から九代藩主松平容保(まつだいらかたもり)公までの歴代藩主と、その側室や子どもが埋葬されています。
初代保科正之(ほしなまさゆき)公の墓所は、猪苗代町にある土津(はにつ)神社にあります。
墓所のはじまりは、初代正之公の子どもである正頼(まさより)が明暦三年(1657)に亡くなり、その埋葬場所として、南向きの山でよい清水が出るためこの場所が選ばれました。その後、二代藩主が葬られ、三代藩主の際も院内山に埋葬されることが決定して、歴代の藩主の埋葬地として歴史を刻むこととなりました。
墓所の範囲は、15ヘクタールにもおよび、荘厳な景観をつくりだしています。
史跡を保存するための取り組み
院内御廟は江戸時代から大切に守られてきたため、現在、私たちは実物を見ながら地域の歴史を知ることができます。
この先100年、200年と史跡を保存していくために、市ではさまざまな取り組みを実施しています。

また、今後も樹木の整備や崩れた石垣の修理を少しずつ進めていきます。
市では2021年より、ふるさと納税の活用方法に「会津の歴史文化を未来に伝えるため」を追加しました。
こちらの項目には、初年度から多くの寄付金をお寄せいただきました。皆様の温かいご支援に、心から感謝申し上げます。
お寄せいただいた寄附金は、院内御廟や、市内の貴重な文化財を整備し、後世に守り伝えるために役立てられます。
会津若松市ふるさと納税(城下町會津まちづくり寄附金)紹介ページ
東山温泉共同駐車場が利用できます
院内御廟に、駐車場はございません。
自家用車でお越しの際は、東山温泉共同駐車場をご利用ください。(駐車場の場所はここをご覧ください)
なお、公共交通機関をご利用の場合、「院内」が最寄りのバス停です。
お線香やお供え物はご遠慮ください
山火事の発生や野生動物に荒らされてしまう恐れがあります。墓所を守るため、ご協力をお願いいたします。
ハチにご注意ください
毎年9月頃、史跡内でオオスズメバチの巣が発見されています。オオスズメバチは大型で攻撃性も強く、たいへん危険です。
6月から10月末頃までにかけて、ハチの活動が活発になると言われています。散策中にハチやハチの巣を発見した時は絶対に近づかず、刺激しないようにして下さい。また、散策の際は黒い衣服を着用しない、においの強い香水などを身に着けないなどの対策をお願いいたします。
冬期間は案内看板を雪囲いします
冬期間(概ね11月下旬から4月上旬まで)は、雪囲いするため案内看板を見ることができなくなります。
お問い合わせ
- 会津若松市役所 文化スポーツ課
- 電話番号:0242-39-1305
- ファックス番号:0242-39-1272
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