会津若松市身近な生き物(外来種)のページ

公開日 2014年12月16日

更新日 2016年12月28日


 
 外来生物とは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことを指します。
 この外来生物のうち、生態系や人の生命・身体、農林水産業へ特に大きな被害を及ぼすものは、法律により「特定外来生物」として指定され、
飼養や運搬などが原則的に禁止されています。
 ここでは、会津若松市の身近な生き物の中でもその特定外来生物について紹介しています。
 環境省のページでも詳しく説明されていますので、そちらもご覧ください。
                                       

ウシガエル(アカガエル科)

     
  ウシガエル
 
画像著作権者:古川裕司氏
種   名 ウシガエル
原 産 地 アメリカ東部・中部、カナダ南東部
大きさ(成体) 110~185mm
特   徴 大型で捕食性が強く、口に入る大きさであればほとんどの動物を食べます。日本だけではなくアメリカでも最大のカエルで、幼生も全長150mmになります。主に昆虫やザリガニを食べるほか、小型の哺乳類や鳥類、は虫類、魚類も食べます。
国内での定着状況 北海道南部から沖縄県、小笠原諸島に至る広い範囲に定着しています。
備   考 食用として世界各地に導入され定着しています。ヨーロッパ諸国、韓国などでは輸入が禁止されています。
年間に数万匹が実験目的に理学系、医療系などの大学、研究所を中心に利用されており、
IUCN(国際自然保護連合)の「世界の侵略的外来種ワースト100」及び日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されています。
                                                                                       
 
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 オオクチバス(ブラックバス)     

  オオクチ
 
画像著作権者:福島県内水面水産試験場
種   名 オオクチバス
原 産 地 北アメリカ
大きさ(成体) 30~50cm
特   徴 口が大きく上あごの端は眼よりも後ろに達します。体側から背にかけて不規則な暗斑があり、腹側は黄味を帯びた白色で、湖沼やため池、河川の中下流域に生息します。
北米での報告によると、雌一匹当たりの抱卵数は2,000~145,000個であり、体サイズの大きな雌ほど多くの卵を産みます。
国内での定着状況 全都道府県
備   考 釣魚として人気種であり、各地で意図的な放流が行なわれてきた可能性も指摘されています。一部の観賞魚店では販売されていたことおあり、世界規模で猛威をふるっている侵略種です。イギリスや韓国では生体の持込が禁止されています。
                                                                                       
 
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コクチバス(ブラックバス)

     
  コクチ
 
画像著作権者:福島県内水面水産試験場
種   名 コクチバス
原 産 地 北アメリカ
大きさ(成体) 30~50cm
特   徴 オオクチバスに似ていますが、口は小さくて上あごの端が眼の前にあります。
湖沼や河川の中下流域に生息し、 低水温に対する耐性が強く、また流水域にも適応できます。
北米での報告によると、雌1匹当たりの抱卵数は5,000~14,000個であり、体サイズの大きな雌ほど多くの卵を産みます。
国内での定着状況 北海道、本州、四国、九州など
備   考 釣魚対象であり、各地で意図的な放流が行なわれてきたことが指摘されています。世界規模で猛威をふるっている侵略種であり、イギリスや韓国では生体の持込が禁止されています。
                                                                                       
 
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ブルーギル     

  
 ブル
画像著作権者:福島県内水面水産試験場
種   名 ブルーギル
原 産 地 北アメリカ東部
大きさ(成体) 25cm
特   徴 生後約1年目までの幼魚では体形がやや細く、体側には7~10本の暗色横帯があります。成長するにつれ体高が高くなり体色は濃灰褐色から暗褐色に黒ずみ、横帯はやや不明瞭になってきます。雌雄ともに鰓蓋後端のやや突出した部分の色が濃紺ないし黒です。
湖沼やため池、堀、公園の池などに生息し、湖では主に沿岸帯の水生植物帯に、河川でも主に流れの緩やかな水草帯に生息します。河川の護岸や人工漁礁にもよく集まり、小型魚は小さな隙間のある構造物を、大型魚は大きな隙間のある構造物を好みます。
雑食性であり、昆虫類、植物、魚類、貝類、動物プランクトンなどを餌とします。 1回の産卵数は平均的なサイズの個体で21,000~36,000粒です。
国内での定着状況 ほぼ全国的に広範囲に分布しています。
備   考 釣り魚として利用され、一部では観賞魚としても利用されていました。捕獲率の向上などの防除対策、防除された魚の持続的利用(食魚としての利用)などの研究が行なわれています。イギリスや韓国では生体の持込が禁止されています。
                                                                                       
 
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オオハンゴンソウ(キク科)

ハンゴン 
 
画像著作権者:会津若松市
種   名 オオハンゴンソウ
原 産 地 北アメリカ
大 き さ 茎の高さは1.5~3m
特   徴 ルドベキア、ハナガサギク、ヤエザキハンゴンソウとも呼ばれるキク科の多年生草本で、温帯に分布します。主に中部地方以北の寒冷な土地に分布し。路傍、荒地、畑地、湿原、河川敷などに生育します。肥沃で湿った、ときに湧水のあるところに生育します。ブナ帯の湿原に定着することが多く、 開花期は7~10月で、頭状花・虫媒花・痩果をつけます。 横に走る地下茎から茎を叢生します。
国内での定着状況 日本全国
備   考 ワイルドフラワー緑化の材料として使われ、種間交配などで育成された園芸品種が多く、ルドベキアの総称で流通していたものもあります。 オオハンゴンソウ属は世界で約30種が知られ、日本に自生種はありません。本種以外にアラゲハンゴンソウ(キヌガサギク)、オオミツバハンゴンソウ(ミツバオオハンゴンソウ)などの野生化が確認されています。
                                                                                       
 
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