公開日 2023年05月17日
更新日 2023年06月05日
きれいなまち (環境改善)
家庭や工場から出る汚水をきれいにするので、汚いドブ川がなくなり、蚊やハエの発生も抑制されます。
美しい自然 (水質保全)
川に生活排水が流れないため、湯川にアユも住めるようになります。
さわやかな生活 (トイレの水洗化)
水洗トイレが使えるようになり、悪臭やハエの発生もなくなります。また、衛生的で快適な生活ができます。
安全なまち (浸水防止)
大雨が降っても水があふれないように、雨水幹線の整備を進めています。
湯川の水質と下水道の普及率
川がよごれる原因はいろいろありますが、台所から流れる汚れた水が一番の原因となっています。汚れは、BODという数字で比べられ、この数字が少ないほうがきれいということになり、コイやフナは、5ミリグラム/リットル以下でなければ、生きていけないと言われています。下水道の普及によって水質が徐々によくなってきており、今後の整備状況により、さらに水質の向上が期待できます。BODとは
生物化学的酸素要求量といい、微生物が水の中の汚れを食べる時に使う酸素の量をいいます。
- みそ汁 35,000ミリグラム/リットル
- ジュース 77,000ミリグラム/リットル
- ラーメンスープ 25,000ミリグラム/リットル
- しょうゆ 150,000ミリグラム/リットル
- てんぷら油 1,000,000ミリグラム/リットル
湯川の水質が改善
下水道が整備される前の湯川はかなり汚れていましたが、下水道が使えるようになり少しずつきれいになっています。下水道の使用が開始される前は旧湯川の年平均BOD値が21.7ミリグラム/リットルと高かったのに対し、使用開始した昭和57年度以降は大きく低下し、10分の1まで減少しました。
下水道整備前の川
下水道整備後の川
汚水処理について
家の台所やトイレなどの汚れた水は、道路の下にうめられた下水道管を通って下水浄化工場に集められ、顕微鏡でしか見えない小さな生き物、「微生物」の力で水をきれいにして、川へ戻しています。詳しくは、下記のリンクをご覧ください。下水道の本管工事について
下水道の本管は、道路を掘りクレーン吊って、道路から9メートルほどの地下に埋める「掘削工法」により順次整備をしています。
中には、イベントに来ていただいた方々に思い思い絵などを書いていただいた管を埋設した場所もあります。
下水道管を下ろす様子
下水道管をつなぐ作業中
イベントで絵を描いている様子