会津若松市きらきら女性_No.2_田崎尚美さん

公開日 2025年02月06日

田崎 尚美(たさきなおみ)さん

田崎さん1

 

 

所属団体

その他1

  • 名称:公益財団法人 東京二期会
  • 役職等:ソプラノ会員
  • 電話番号:03-3796-1818
田崎さん2

 

 

「自分を犠牲にしすぎず、人に頼れる環境を」

 クラシック音楽の演奏活動をしております。主にオペラへの出演がメインですが、コンサートソリストとして演奏させて頂くこともあります。皆様に身近に感じて頂ける例としては年末に演奏されるベートーヴェンの第九のソリストでしょうか?ソプラノという声種の歌手です。ソプラノと一括りに申しましても様々な種類がありまして、皆様が想像するソプラノというイメージとは違う役回りが多いかもしれません。もちろん娘役もありますが、強い役、怖い役も多い珍しいタイプです。ドラマティックソプラノと分類されることが多いです。

 

活動に至った経緯

 家族の影響が大きいと思います。母親が自宅でピアノ教室をしておりまして、私も2歳下の妹も子供の頃から母の背中を見てきました。あまり練習をしなかったのでピアノは上達しませんでしたが、合唱コンクールの伴奏をするのは好きだった記憶です。当時合唱の強豪だった若松三中での合唱部での3年間を経て、1人で歌うことへの興味が湧き、高校生からは声楽を学ぶことにしました。子供の頃からずっと歌の上手かった妹が歌手になりたいと言っていたのを聞いていて、なんとなく自分の夢もそうなんじゃないか?と思ったのがきっかけかもしれません。2人でCMや歌手のハモリを真似てよく歌っていましたが、音程がつられるのはいつも私で、歌詞を間違うのも私でした。それはプロになった現在も変わらず、嫌な三つ子の魂百までだなぁと思います。

 

女性活躍に関するメッセージ

 基本的には独身でも既婚でも子供が居ても居なくても、生きていくこと、お仕事や社会活動をしていくことが大変なのは皆同じだと思っています。その上で、自分を犠牲にしすぎず、人に頼れる環境を作ることがまず社会で活躍していく第一歩目なのかなと思います。昔より出産年齢は高齢化していると言われますが、そもそもクラシック音楽業界は特に顕著でした。子供を産んでから活動をスタートさせた私は珍しいケースなので参考になりずらいのですが、家族や友人のサポートがあり、特に同業の妹の協力が大きくありました。ありがたいことに楽しんで子育てをすることができました。人生の何が良くて悪いかなど最後の最後までわからないですし、人生の最期でもわからないかもしれません。女性には女性しかわからないことがおそらくあります。女の敵は女など言われますが、女の味方も女です。「我々女性一人一人が、できる事をして、困っている人を助けていく」このサイクルが社会に出来上がっていけばさらに女性が活躍できる世の中になっていくと信じております。一緒に頑張りましょう。

 

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 企画調整課 協働・男女参画室
  • 電話番号:0242-39-1405
  • ファックス番号:0242-39-1400
  • メール

関連ワード