DMO(観光地域づくり法人)を知っていますか?

公開日 2024年07月29日

更新日 2024年07月29日

市では、会津DMO(観光地域づくり法人)と連携し、「会津若松市観光振興計画」に基づいて、様々な観光施策を展開しております。

ここでは、会津DMOの取組みについてご紹介します。

 

DMO(観光地域づくり法人)とは?

 DMOとは、多様な関係者と共同しながら、観光地域づくりを推進する法人のことです。

 本市では、「会津若松観光ビューロー」がDMOに登録されています。

 DMOは、多様な関係者と合意形成をはかりつつ、観光客とWin-Winの関係づくりを目指していきます。つまり、DMOの目的は市民の皆様にも観光客の皆様にも、居心地の良いまちを作っていくことです。

会津DMOの取組みとは?

 会津DMOは、会津地域における「観光消費額の拡大」と「分散型観光の推進」を目標として定め、活動をしています。

 観光消費額とは、観光客が買い物や飲食、体験で使う金額のことです。これを拡大させることで地域経済が潤うことを目指しています。

 また、本市は春や秋は観光客が多く訪れますが、冬の期間は少ないなど、来訪数に大きな波があります。それを分散させ、一年を通して観光客が訪れるまちを目指しています。

 

令和5年度の取組みについて一部ご紹介します。

SAMURAI CITY×Teaストーリーズ事業

 みなさんは、会津の茶道文化を知っていますか?

 会津の茶道に関しては、蒲生氏郷が千利休の子である千少庵を保護したことから、現在まで千家茶道として命脈を保ってきたと言われています。鶴ヶ城公園内にある茶室「麟閣」も少庵が建てたとされています。

 意外と知られていない茶道文化について、会津地域のブランドとして根付かせ、発展させようと、市のワークショップや民間団体の事業と連携した取組みを始めました。

 令和5年度は、鶴ヶ城本丸にて抹茶とお茶菓子を楽しめるイベントや、パンフレットの作成、御薬園を舞台とした旅行商品の造成を行いました。

 

 

着地型旅行商品「赤べこ会津トリップ」の造成販売

 着地型旅行商品とは、観光客を受け入れる地域でつくられる旅行商品で、旅行先で参加するオプショナルツアーのようなものです。

 近年の旅行形態は個人旅行が主流となり、旅先でしか味わえない体験を求める傾向が強くなっています。そこで、会津地域でしか体験できない旅行商品の造成販売に注力しました。

 外国人観光客からも人気の高い「只見線」の全線開通1周年を記念した商品や、本市最大のまつりである「会津まつり」の藩公行列に参加できる商品など、特別感のある商品を造成販売し、好評を博しました。

 また、団体臨時列車設定による只見線の運行や、フルーティアふくしまを活用した旅行商品を造成するなど、JRと連携した魅力創出の功績が認められ、東日本旅客鉄道株式会社様より、初めて表彰を受けました。

 

 

令和6年度の取組みについて

 令和6年度も引き続き「観光消費額の拡大」と「分散型観光の推進」を大目標として定め、観光地域づくりを推進しています。

 観光案内所に行かなくても、観光案内を受けられる「アバターによる観光案内事業」の実施や、冬の期間には鶴ヶ城にて屋台村を開催予定です。

 体験型コンテンツやイベントの開催以外にも、マーケット分析やプロモーション等、様々な取組みを行っていますので、会津DMOのホームページを是非ご覧ください!

 会津DMOホームページ「会津若松観光ナビ」へのリンク(外部サイト)