会津若松市にある日本遺産「会津の三十三観音めぐり」のご紹介

公開日 2024年01月30日

更新日 2024年01月30日

会津若松市をはじめ、会津地域に今も伝わる「会津の三十三観音めぐり」が、日本遺産に認定されています。詳しくご紹介します!

日本遺産ってなに?

 

 

日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを、文化庁が「日本遺産(Japan  Heritage)」に認定するもので、平成27年から始まりました。従来の文化財は、文化財を「点」として個別に保存していたのに対して、日本遺産は、寺社仏閣や伝統芸能、食文化などの点在する文化財をひとつのストーリーとして認定することで、「面」としての活用・発信することができます。
「会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~」は、会津若松市など会津地域の17市町村で申請し、平成28年に日本遺産に認定されました。

 

「会津の三十三観音めぐり」のストーリー

 

東北地方で最も早く仏教文化が花開いた会津は、今も平安初期から中世、近世の仏像や寺院が多く残り「仏都会津」と呼ばれます。その中でも三十三観音巡りは、古来のおおらかな信仰の姿を今に残し、広く会津の人々に親しまれています。会津藩主、名君保科正之が定めた会津の三十三観音巡りは広く領民に受け入れられ、のちに会津各地に様々な三十三観音がつくられました。会津の三十三観音は、国宝を蔵する寺院から山中に佇むひなびた石仏までいたるところにその姿をとどめていて、これら三十三観音を巡った道を、道中の宿場や門前町で一服しながらたどることで、往時の会津の人々のおおらかな信仰と娯楽を追体験することができます。

 

会津若松市にある構成文化財

日本遺産「会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~」には、54の構成文化財が登録されています。会津若松市には、このうち6つの構成文化財(うち「会津三十三観音」の札所は9つ)があります。

 

  • 野寺薬師堂(門田町堤沢)
  • 藤倉二階堂・延命寺地蔵堂(河東町倉橋)
  • 八葉寺阿弥陀堂(河東町広野)
  • 会津三十三観音 第12番札所 田村山観音堂(北会津町和合)
  • 会津三十三観音 第13番札所 舘観音堂(北会津町舘)
  • 会津三十三観音 第14番札所 下荒井観音堂(北会津町下荒井)
  • 会津三十三観音 第15番札所 高瀬観音堂(神指町高瀬)
  • 会津三十三観音 第16番札所 平沢観音堂(町北町中沢)
  • 会津三十三観音 第17番札所 中ノ明観音堂(町北町中ノ明)
  • 会津三十三観音 第18番札所 滝沢観音堂(一箕町八幡滝沢)
  • 会津三十三観音 第19番札所 石塚観音堂(川原町
  • 会津三十三観音 第20番札所 御山観音堂(門田町御山)
  • 町廻り三十三観音(会津若松市内)
  • 旧正宗寺三匝堂(一箕町八幡滝沢)

 

地図など、詳しくは 日本遺産「会津の三十三観音めぐり」ホームページ(外部サイト)からチェック!

 

2024年10月、「日本遺産フェスティバルin極上の会津」で全国の日本遺産が大集合!

全国各地の日本遺産が一堂に集まる「日本遺産フェスティバル」が、東北で初めて、会津地域を会場に行われます。最新情報はホームページ(外部サイト)でチェック!

 

  • とき 2024年10月26日(土)・27日(日)
  • メイン会場 鶴ヶ城体育館、会津若松市文化センター(予定)

 

 

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 観光課
  • 電話番号:0242-39-1251
  • ファックス番号:0242-39-1433
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