介護給付適正化の取組みについて

公開日 2023年12月27日

更新日 2025年09月08日

介護給付適正化とは

 高齢者等が、可能な限り、住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにするとともに、限られた資源を効率的・効果的に活用するために、介護給付を必要とする人を適切に認定し、介護給付を必要とする人が真に必要とする過不足のないサービスを、事業者が適切に提供するよう促すことであり、適切なサービスの確保とその結果としての費用の効率化を通じて介護保険制度への信頼を高め、持続可能な介護保険制度の構築に役立てるものです。

 

介護給付適正化主要3事業

 

【1】要介護認定の適正化

 介護給付を必要とする人を適切に認定するために、認定調査票を点検しています。

 具体的には、事務受託法人及び居宅介護支援事業所等へ委託している区分変更申請及び更新申請、事務受託法人に委託している新規申請にかかる認定調査票の記載内容について、市職員が点検しています。

 また、適切かつ公平な要介護認定の確保のために、市独自で、新任認定調査員及び現認認定調査員に対する研修会を開催しています。

 

  • 要介護認定調査票点検数
年 度 新規申請 介護申請 変更申請 更新申請 合計件数
令和6年度 863件 181件 462件 2,388件 3,894件
令和5年度 276件 77件 585件 3,021件 3,959件
令和4年度 498件 134件 545件 1,722件 2,899件
 ※市直営の調査件数は除く

 

  • 要介護認定調査員研修会の内容

  現任認定調査員研修会については、こちらに掲載しています。

  【要介護認定調査員研修会について】

 

 

【2】ケアプラン等の点検 

ケアプランの点検

 介護支援専門員が作成した居宅サービス計画、介護予防サービス計画の記載内容について、事業者に資料提出を求め又は訪問調査を行い、市町村職員等の第三者が点検及び支援を行うことにより、個々の介護給付を必要とする人が真に必要とする過不足のないサービス提供を確保するとともに、その状態に適合しないサービス提供等の改善を図れるように実施しています。

年 度    点検事業所数   ケアプラン点検数 
令和6年度 20事業所 32件
令和5年度 9事業所 18件
令和4年度 14事業所  17件  

 

住宅改修の点検

 改修工事を行おうとする受給者宅の実態確認や工事見積書の点検、竣工時の訪問調査等を行って施行状況を点検することにより、受給者の状態にそぐわない不適切又は不要な住宅改修がないか点検を実施しています。 

福祉用具購入・貸与調査

 福祉用具利用者等に対し訪問調査等を行って、福祉用具の必要性や利用状況等について点検することにより、不適切又は不要な福祉用具購入・貸与の排除を図るとともに、受給者の身体の状況に応じて必要な福祉用具の利用を進めるために点検を実施しています。  

 

【3】医療情報との突合・縦覧点検

医療情報との突合

 福島県国民健康保険団体連合会(国保連)に委託し点検を実施しています。

 介護保険サービスを受けている方の後期高齢者医療や国民健康保険の入院情報と介護保険の給付情報を突合し、給付日数や提供されたサービスの整合性も点検を行い、医療と介護の重複請求がないか等を点検しています。

縦覧点検

 福島県国民健康保険団体連合会(国保連)に委託し点検を実施しています。

 介護保険サービスを受けている方ごとに、複数月にまたがる介護報酬の支払い情報(請求明細書内容)等を確認し、提供されたサービスの整合性、算定回数・算定日数等の点検を行い、請求内容の誤り等を早期に発見して適切な処置を行うことにより、サービス事業者における適正な請求の促進を図っています。

 

 

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 高齢福祉課 介護保険給付グループ
  • 電話番号:0242-39-1247(直通)
  • ファックス番号:0242-39-1431
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