令和5年度みらいづ共創スターターズを開催しました

公開日 2023年11月10日

 高校・大学・社会教育機関による連携事業「みらいづ共創スターターズ」では、市内の高校1年生がSDGsと国際協力について学びました。

 

令和5年度みらいづ共創スターターズ

 令和4年度まで市内の高校2年生を対象に図書館等を活用した課題探究学習を学ぶ講座を開催してきましたが、令和5年度は内容をリニューアルし、「国際協力に学ぶSDGs~世界とつながる自分に出会う~」という講座テーマを設定しました。

 市内の高校1年生18名が會津稽古堂に集い、国際協力の分野で活躍する講師のお話を聴き、他校の生徒や地元大学で学ぶ留学生の皆さんとの交流などを通してSDGsへの理解を深め、これからの自分たちに何が出来るかを考えました。

 

 令和5年度「みらいづ共創スターターズ」チラシ(両面).pdf(1MB)

 

プログラム(全5回 7月~10月開催)

 

開催日 テーマ 講師等
1

7月9日 (日)

SDGsと国際協力の概要と意義 会津大学 教授兼学長補佐 麻野 篤 様
2 8月6日 (日) SDGs「安全な水」についてのグループワーク

会津大学 教授兼学長補佐 麻野 篤 様

3

8月20日 (日)

JICA海外協力隊から学ぶ~日本語教育隊員が伝えたいこと~

会津大学 教授兼学長補佐 麻野 篤 様

国際協力推進員・JICA福島デスク 

            松山 里美 様

会津大学留学生の皆様

4

9月10日 (日)

「共創」による社会づくり 会津大学 教授兼学長補佐 麻野 篤 様
5

10月8日 (日)

身近な社会から課題をみつけ、これからの自分を考える 会津大学 教授兼学長補佐 麻野 篤 様

 

 

第1回SDGsと国際協力の概要と意義

  元JICAの職員としてアフリカで活動されていた麻野先生の体験談等を交えていただきながら、SDGsや国際協力がなぜ必要なのかをわかり易く説明いただきました。

第1回講義の様子 講師の麻野篤先生
第1回グループワークの様子1 アイスブレイク
第1回グループワークの様子2講座の感想を共有

第2回SDGs「安全な水」についてのグループワーク

  水をめぐる途上国の現状について麻野先生のお話を聴き、何が問題なのか、また、その解決のために何ができるかをグループで話し合いました。
 また、会津図書館の協力により、本講座と連携した期間限定SDGsコーナーを図書館内に設置いただきました。
 
第2回グループワークの様子1グループでの話し合い
第2回グループの発表1発表の様子1

 

第2回グループの発表2 発表の様子2
SDGs図書コーナー 期間限定SDGs図書コーナー

 

第3回JICA海外協力隊から学ぶ~日本語教育隊員が伝えたいこと~、会津大学留学生の皆さんとの交流

 元JICA海外協力隊としてタンザニアとスリランカで日本語教育の分野で活動されていた松山里美さんに、現地での活動を通して感じたことや学んだことをお話しいただきました。
 会津大学で学ぶスリランカ人留学生の皆さんと楽しく交流しながら、スリランカの言語(シンハラ語)で自分の名前を記した栞づくりに挑戦しました。
 
第3回講義の様子 ゲスト講師の松山里美先生
第3回留学生との交流1 会津大学の留学生の皆さん

 

第3回留学生との交流2素敵な民族衣装で登場してくれました
第3回留学生との交流3シンハラ文字の書き方を教えてもらいます

 

第3回留学生との交流4 オリジナルの栞づくりに挑戦しました

第4回「共創」による社会づくり 

 実際のアフリカでのプロジェクト成功例を参考に、何が成功のポイントだったのかを話し合いました。そのうえで、自分たちが現地で活動すると仮定し、どのようなプロジェクトに取り組むかを考えました。
第4回グループワークの様子1 グループワークの様子1
第4回グループワークの様子2 グループワークの様子2
第4回グループの発表 プロジェクト案を発表しました

第5回身近な社会から課題をみつけ、これからの自分を考える

 これまでの講座で学んだことを生かして、身近なテーマについてグループワークを行いました。一つテーマを選択し、なぜそのテーマに関心を持ったのか、そして、自分たちのグループでは課題解決のためにどのような取り組みをしたいか話し合いました。今回は「マイクロ・プラスチック」と「商店街の活性化」の2つのテーマに分かれました。
 まとめの個人ワークとして、今の自分が関心あるテーマとその課題に対して将来どのような取り組みが出来るかを考える時間を設けました。
第5回グループワークの様子1 グループワークの様子1
第5回グループワークの様子2 グループワークの様子2

 

第5回グループワークの様子3 グループワークの様子3
第5回発表の様子1 発表の様子
 全講座を通してポイントとなったのは「自分ごと」「持続可能な社会の仕組み」「共創」でした。
 社会の課題を「自分ごと」として考え、小さなことでも自分自身が何かに取り組む意識を持つことの大切さ、長期的な視点で社会全体が良くなる仕組みを作っていくことや、多様な人とつながりを作りながら、共に考えて行動することが、これからの社会を生きるうえで重要なことを教えていただきました。
 国際協力の分野で活躍する講師の先生方の体験をもとにしたお話や、他校の生徒や留学生との交流から大きな刺激を受け、高校1年生の皆さんがこれからの自分を考える良い機会となったようです。
 

受講生の感想(一部抜粋)

 

・講座全体を通して自分が大学で学びたいことがより明確になった気がして、今の自分にも影響があったし、未来の自分にも大きく関わる経験になったんじゃないかと思いました。

・自分の身の周りのことだけでなく世界への意識が高まった。

・5回の講義を通してSDGsについて学ぶことができたことや、他の学校の人とも交流することができたのがよかったです。講義で知ったことをこれからの生活に生かしていきたいし、他の人にも広められたらいいと思いました。

・みんなの意見を聞いて、問題に感じていることの共通点や意識の違いについて触れられてよかったと思います。

・私たちはどう生きていき、どういう意識を持っていくことが必要なのかを考えていくことが大切なのだと感じました。

・たくさんのお話を聞いたり、実際に現場に立たれている方の貴重な経験を知ることが出来て、自ら考え、周りと意見を交換するとても良い機会を得ることができたと思います!

・このようなセミナーに参加しなければSDGsについて深く考えることはなかっただろうし、SDGsの何を知らないのかを確認することはなかったと思います。SDGsがある意味をみんなにも知ってもらいと思ったので、今回関心がある課題だけにとどまらず、SDGsの重要性を伝える活動もしたいと思いました。

 

 

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