乳幼児突然死症候群(SIDS)について

公開日 2022年11月07日

更新日 2022年12月05日

 

乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndros)とは

  • 乳幼児突然死症候群とは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気です。
  • 令和3年には全国で81名の乳幼児が、乳幼児突然死症候群で亡くなっており、乳児期の死亡原因の第3位です。

発症リスクを低くするための3つのポイント

1歳になるまでは、寝かせるときはあおむけに寝かせましょう

乳幼児突然死症候群は、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせるときにうつぶせに寝かせたときのほうが乳幼児突然死症候群の発症率が高いという研究者の調査からわかっています。

できるだけ母乳で育てましょう

母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。

母乳で育てられている赤ちゃんの方が乳幼児突然死症候群の発症率が低いということが研究者の調査からわかっています。

たばこをやめましょう

たばこは乳幼児突然死症候群発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

 

乳幼児突然死症候群についてよくあるご質問

  • 赤ちゃんが睡眠中に寝返りをして、うつぶせ寝の姿勢になった場合は、赤ちゃんを再びあおむけ寝の姿勢に戻す必要がありますか?

寝返りは、赤ちゃんの成長にとって重要で自然な発達過程です。リスクを減らすために重要なのは、寝返りができるようになったら、眠り始めるときにあおむけ寝の姿勢にしてあげること、寝返りをした時に備えて赤ちゃんの周囲に柔らかな寝具を置かないようにすることです。なお、米国小児科学会によると、赤ちゃんがあおむけからうつぶせと、うつぶせからあおむけのどちら側からでも自分で寝返りができるようになったら、その姿勢のままにしておいてよいと言われています。

 

  • 赤ちゃんをあおむけ寝の姿勢にした場合、赤ちゃんは唾液や吐乳などによって窒息しませんか?

健康な赤ちゃんであれば、通常、反射により飲み込んだり、咳をして吐き出したりします。米国国立衛生研究所によると、赤ちゃんはあおむけ寝の姿勢の方が、飲み込んだり吐き出したりしやすいのではないかとも考えられています。

ただし、病気などで医療機関を受診中の赤ちゃんについては、医師の指示に従ってください。

 

  • 赤ちゃんの睡眠について、ほかにも気を付けることはありますか?

睡眠中の窒息事故にも注意が必要です。注意するポイントとしては、大人用ベッドではなく、できるだけベビーベッドに寝かせ、転落しないように柵は常に上げ、赤ちゃんの頭や身体がはさまれないよう、周囲の隙間をなくしましょう。また、鼻や口がふさがれないよう敷布団、マットレス、枕は赤ちゃん用の固めのものを、掛布団は払いのけられる軽いものを使い、スタイは顔にかからないよう、寝るときははずしましょう。

睡眠中の赤ちゃんの死亡を減らしましょう(358KB)

乳幼児突然死症候群(SIDS)について(外部リンク:厚生労働省ホームページ)

 

 

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