公開日 2020年08月27日
事業概要
会津若松駅前は、駅東西を結ぶ道路の連続性、タクシー・バス・自家用車が交錯するバスロータリーにおける安全性・利便性の向上が大きな課題として残っており、会津エリアの観光の玄関口にふさわしいシンボル性や賑わい、魅力の向上を図る必要があります。
そのため、交通結節点機能の充実や道路交通の円滑化など、本市の玄関口として求められる都市機能を高め、都市内及び地域間の人・物・情報がつながり、地域の方々に親しまれる”まちの拠点”を形成するために、駅前広場及びその周辺の都市基盤の整備を進めます。
経過
駅前広場の整備については、令和元年度に会津若松駅前官民連携基盤整備推進調査により、課題や条件の整理、アンケート調査、用地測量、民間事業者への官民連携事業の可能性調査を実施し、「会津若松駅前周辺まちづくり検討委員会」など様々な視点から駅周辺の在り方について、ご意見いただきながら、事業の具現化に向けて、関係者と合意形成のための協議を重ねてきました。
令和元年度の会津若松駅前官民連携基盤整備推進調査を踏まえ、今後、より具体的な事業推進に向けて、関係者との協議、合意形成を進めていくこととなりました。
会津若松駅前都市基盤整備事業に係る説明会(中間報告)を行いました
令和2年8月20日に会津若松駅前周辺地域の地区を主とした、説明会を開催しました。
説明会では、昨年度の取り組みや、基本構想の説明、今後の取り組みなどを報告しました。
その後、質疑により、出席者の方々のご意見を伺いました。
『会津若松駅前都市基盤整備基本構想』を策定しました
令和2年5月に駅前とその周辺の安全性や利便性などの向上を目的として、まちづくりや交通ターミナル機能を最大限に高めていくための基盤整備の考え方をとりまとめた「会津若松駅前都市基盤整備基本構想」において、以下のとおり基本コンセプトと5つの基本方針を定めました。
- 基本コンセプト
会津らしさを醸し出し安全で利便性の高い駅前空間と人と情報が交流するプラットフォームの創出
- 整備に向けた5つの基本方針
(方針1)安全で円滑な駅周辺の交通環境を整備します
安全性の確保と混雑緩和に向けて、駅の西側と東側を結ぶ東西連絡道路の整備を目指します。東西連絡道路については、安全で円滑な交通網の整備を念頭に、周辺住民の生活環境や交通量、事業コストなどを踏まえて決定していきます。現段階では、現在の道路を残しつつも、交差点の改良などにより混雑緩和を図るA案や、東西を直線でつなぐ新たな道路の整備を目指すB案などを検討しています。
(方針2)安全で利便性の高い駅前広場へと再生します
バス・タクシーエリアと、一般車両エリアの分離を基本として、歩行者と一般車両の動線が交差しない形状とすることで、双方の安全性を確保します。また、駅からバス・タクシー乗り場までの屋根や待合スペース設置の検討、ICTの利活用による乗り換え利便性の向上、効率的な消融雪施設の導入、ユニバーサルデザインの推進などにより、全ての人にとって使いやすい駅前広場の整備を目指します。
(方針3)官民連携により、持続的な管理運営が可能な空間・体制をつくり出します
事業推進にあたっては官民連携による事業手法を軸とし、民間の活力を最大限に生かせる土地活用のあり方などを検討することで、土地と道路の一体的な整備を進め、全体経費を抑えながら、高い市民サービスの提供を目指します。また、防災や災害時のための空間活用なども検討します。
(方針4)駅前地区とまちなかの活性化に貢献します
まちなか回遊の起点や市民活動の場となるような駅前広場の整備を目指します。また、駅前ににぎわいをつくり、既存のまちを補い効果を高めたりする機能を駅前区域に導入し、まち全体の魅力向上を目指します。
(方針5)会津の玄関口にふさわしい景観形成を図ります
会津若松市、さらには会津の玄関口としてふさわしい風格とにぎわいが感じられる風景造りを目指します。
会津若松駅地区の現況
現在の駅前地区は、南半分が主にタクシープール、バス乗降場および駅前公園、北半分が主に駐車場、駐輪場および貨物のオフレールステーションとして利用されています。
お問い合わせ
- 会津若松市役所 まちづくり整備課
- 電話番号:0242-23-4583
- ファックス番号:0242-39-1451
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