赤井谷地散策会を開催しました!

2020年9月8日

国指定天然記念物「赤井谷地沼野植物群落」は、会津若松市湊町に所在し、約2万年前の氷河期に自生していた北方系の植物が残っている国内では珍しい陸化型の高層湿原(※)で、学術的にも価値が高いため、昭和3年(1928年)に国の天然記念物に指定されています。今回、この貴重な赤井谷地を体感し、湿原の保護・保全について理解を深めてもらうための散策会を開催しました。

※約2万年前に猪苗代湖が現在の水位まで下がり沼地となり、さらに植物が腐った泥炭層が3~4メートル堆積して湿地化しました。

 

令和2年度 赤井谷地散策会

  • 日時      令和2年8月2日(日)  午前10時~12時
  • 会場      国指定天然記念物「赤井谷地沼野植物群落」内
  • 講師      赤井谷地保存管理指導会議委員 日本大学 准教授 笹田勝寛 氏
  • 参加者    小学生とその保護者5組11名、関係者5名
  • 散策会の内容

 今年は、新型コロナ感染症対策のため、参加対象を主に会津若松市湊地区の小学生とその保護者に限定し、参加者の検温を行い、マスク着用での開催となりました。日本大学笹田准教授の案内により、谷地北側の昭和天皇の行幸路を歩きながら谷地の成り立ちや、植物について説明していただきました。特に食虫植物の説明には、参加した子どもたちも大いに関心を持ったようで、熱心にメモを取る様子も見られました。かつて農業用のため池であったところでは、枯れた植物が堆積し、その表面に苔が生えて、足元がふかふかした状態となっている様子を体感しました。参加した子どもたちも興奮した様子でした。参加者からは、「赤井谷地の現状を初めて知ることができた」「来年もぜひ参加したい」との感想をいただきました。なお、赤井谷地については、湿原の保護のため、普段は立入り禁止となっておりますのでご注意ください。

散策会2020-1 笹田先生の説明にうなずく参加者
散策会2020-2 谷地の成り立ちについて説明を受ける様子
散策会2020-3.jpg 食虫植物の説明

令和元年度の開催の様子

  • 日時      令和元年10月20日(日)  午前10時~12時
  • 会場      国指定天然記念物「赤井谷地沼野植物群落」内
  • 講師      赤井谷地保存管理指導会議委員 日本大学 准教授 笹田勝寛 氏
  • 参加者    市民25名、関係者5名
  • 散策会の内容

  長年、赤井谷地の地下水や水質の調査に携わっている日本大学笹田准教授の案内により赤井谷地を散策しました。笹山原集会所を出発し、谷地北側の昭和天皇の行幸路を歩き一面のヨシ原を観察しました。かつて農業用のため池であったところでは、枯れた植物が堆積し、その表面に苔が生えて、足元がふかふかした状態となっている様子が確認できました。笹田先生によれば、「谷地が形成される過程なのかもしれない」との事でした。谷地を一望できる昭和天皇の歌碑がある丘を登り、旧道を歩いて笹山原公民館に戻る2時間弱の散策会でした。参加者からは、「また参加したい」「季節を変えて開催してほしい」との感想をいただきました。

笹田先生の説明を聞く.JPG笹田先生の説明を聞く参加者
谷地のヨシ原.JPG 谷地のヨシ原
谷地のコケ類.JPG 谷地のコケ類
 
天皇の歌碑.JPG昭和天皇の歌碑
天皇の歌碑より谷地を望む.JPG天皇の歌碑より赤井谷地を望む
 
 
 

 

お問い合わせ

  • 会津若松市教育委員会 文化課
  • 電話番号:0242-39-1305
  • ファックス番号:0242-39-1272
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