公開日 2020年09月01日
近年、自分が感じる自身の性別(性自認)や、恋愛などの対象となる性別の方向性(性的指向)を理由に生きづらさを感じているLGBT(性的少数者)の方々についての社会的な認識が進みつつある一方で、根強い偏見や固定観念が残っているのも事実です。
ご自身もトランスジェンダーである堀川 歩 氏(株式会社アカルク 代表取締役)による、LGBTの基礎的な内容や配慮、接し方を学ぶ講演会と、LGBTの方だけでなく、障害のある方や外国出身の方、高齢者を支援している方によるトークセッションを開催し、誰もが互いを理解し認め合うことの大切さや、すべての人が暮らしやすい「ユニバーサルデザインのまち」について考えました。
- 開催日 令和2年8月6日(木) 午後2時から
- 開催場所 生涯学習総合センター 會津稽古堂 多目的ホール
講演会
- 講師
堀川 歩(ほりかわ あゆむ)さん 株式会社アカルク 代表取締役
- テーマ
「普段着のLGBT-みんなが暮らしやすいユニバーサルデザインのまちへ-」
○バリアフリーとユニバーサルデザインについて
○LGBTに関する基礎知識
○LGBTの人が困りやすい問題・求められる配慮
○多様な人が暮らしやすいまちづくり
- 講師略歴
トークセッション
- コーディネーター
堀川 歩さん 株式会社アカルク 代表取締役
- ゲストスピーカー
遠藤 祐子さん
市民団体「認知症を考える会あいづの種」で高齢者支援を行う。
長谷川 ジョシィー(Josie Hasegawa)さん
メキシコ合衆国出身。平成4年に来日し、28年間日本で生活。
長谷川 信義さん
脳出血のため右半身に麻痺が残るが、リハビリにより日常生活が可能となる。
趣味のスポーツを通し、ボランティア活動中。
- テーマ
「誰もが自分らしく暮らしやすいまちとは」
○ゲストスピーカーの皆さんが日ごろ感じたり経験した困難について
○それぞれの立場や状況から新庁舎建設へ望むこと
【当日の様子】
■10代から70代まで、幅広い年齢のみなさんに参加いただきました。参加者アンケートから感想の一部をご紹介します。
○LGBT当事者のお話を聞くことができて、とてもよかった。
○常に歩み寄る姿勢を持つことが大切だと感じた。今の社会で、多くの人に足りない気持ちではないかと思う。
○世の中には色々な人がいる。自分の価値観や型にはめると傷付く人がいることを知り、配慮が必要だと感じた。
○様々な状況にある方の話を聞いて、ユニバーサルデザインによる暮らしやすいまちのイメージがしやすくなった。
○色々な視点からの配慮を、自分にできることから実践していきたい。
○新庁舎の建設について、それぞれの視点から新しい気付きがあった。
○飲み会などの席でジョークのつもりで差別的な言葉を使う人は多い。まだまだ意識改革が必要。
○多様な人に寄り添えるまちとなるよう、会津若松市で活用できることは最大限活用し、自治体・企業・市民みんなで築き上げてほしい。
○自治体や企業の管理職こそ研修などに参加し多様性への意識改革が必要だと思う。
○多くの人に聞いてもらえるよう、また開催してほしい。
お問い合わせ
- 会津若松市役所 企画調整課 協働・男女参画室
- 電話番号:0242-39-1405
- ファックス番号:0242-39-1400
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