離乳食は順調ですか(中期食)

公開日 2020年10月07日

更新日 2021年06月22日

5、6か月から始めた離乳食は、順調に進んでいますか?

「食べる量が少なくて心配」「この状態でいいのかな」など、進めるうちに新しい悩みも出てくる頃かと思います。

今回は、中期食(7から8か月ころ)のポイントをお伝えします。

離乳食の回数は?

  • 離乳食を始めてから1か月たったら、2回食に増やしましょう。色々な食べ物を食べられるようになるために、練習を繰り返します。
  • 「食べる量が少ないので、いつから2回食にしたらいいか迷っている」という方も、2回食にすることで今よりも食べる量が増えるので、タイミングをみてステップアップしてみましょう。

 

離乳食の時間帯は?

  • 午前と午後に各1回ずつ、1回の授乳の時間を離乳食の時間にします。

消化酵素がたくさん出るのが、「日中」で「お子さんがぱっちり目覚めているとき」と言われているので、消化する胃腸に負担がかかりにくいこのタイミングで生活リズムを作りましょう。

午前10時と午後2時頃の時間帯は、何かあった時に早期に受診できる点や、毎日同じ時間に食べるようにすると消化のリズムも整うこと等からもおススメです。

体を動かしたり、色んな経験をしてお腹をすかせるリズムを作ることも、離乳食がつまずかないポイントです。

もし、お仕事の都合などで2回目が遅くなる時は、午後7時頃までは食べ終わるようにし、消化するのに負担がかかりすぎないようにしましょう。

 

どんな食事内容がいい?

体を成長させるために必要な食材を組み合わせましょう。

冷凍をしたり、大人の食事の味付けをする前に取り分けたりして、栄養のバランスを組み合わせましょう。

  • たんぱく質食品・・・卵・魚・肉・大豆製品のどれか一つを、一食にとり入れる。
  • 野菜類・・・緑黄色野菜・淡色野菜・イモ類を、組み合わせたり単品で与えるなどして、毎食入れる。
  • 主食・・・この時期のおかゆの目安は7倍がゆです。おかゆだけでなく、パンやめん類を取り入れてもいいでしょう。

 

炊飯器で、まとめて作って冷凍すると効率的です。
70gおかゆ7倍がゆの目安量は70gです。(個人差があります)
野菜野菜類のステップアップの目安の一覧です。

食後の授乳はどのくらい?

この時期は、離乳食の後の授乳はまだ必要です。

  • 離乳食と授乳の量は1対1が目安なので、離乳食を100gくらい食べたら、食後の授乳量は100mlが目安になります。(1回の授乳量が200mlの場合)
  • 食後の授乳量が、授乳だけの時と変わらない場合は、離乳食の量を増やしたり、形態を変化するなどの調整が必要です。
  • 1日の乳量は、食後の授乳量も合わせて700から800mlが目安です。多すぎたり、少なすぎたりしないか、体重の伸びとあわせて確認しましょう。

 

味付けはどうするの?

 砂糖や塩、みそ、しょうゆなど、調味料を用いての味付けはまだいりません

だしのうま味を活用しましょう。

たんぱく質を変えるだけで、同じ野菜でもうま味は変わります。また、野菜の組み合わせを変えても風味は変わるので、色々な食材を組み合わせてみましょう。

味のついた離乳食に慣れると、味付けをしていない離乳食を嫌がるようになりやすいため、素材のうま味を活かした離乳食を心がけましょう。

 

どんな形態がいいの?

お母さん(離乳食を作った方や与える方)の指で確認しましょう。

  • 一番力が入りにくい、親指と小指でつぶせるくらいのやわらかさが目安です。
  • 舌を上下に動かせるようになるので、舌と上あごでつぶせるやわらかさにすると、モグモグが上手になります。すべてをつぶさず、少しずつ形を残し、前途のやわらかさの食品を取り入れていきましょう。
  • 舌が前後だけでなく上下にも動くようになるので、口に入ったかたまりは、舌で上あごに押し付けてモグモグ動かしてつぶします。また、つぶした食べ物を舌でひとまとめにする動きを覚え始めるので、食べやすいようとろみをつけたりしましょう。

 

離乳食をうまく進めるためには

  • たんぱく質の消化酵素が出始める時期です。体の発達に合わせて離乳食にもたんぱく質を取り入れましょう。消化酵素は食べることで増える(食べ物で取り入れないと増えることができない)ので、離乳食は毎食、たんぱく質のおかず、おかゆなどの主食と、これらを効率よく働かせてくれる野菜類を組み合わせましょう。
  • 離乳食の後の授乳量は、離乳食を食べる量によって変わりますが、目安は離乳食と授乳で1:1です。「もっと食べたそうだけど離乳食の量の目安がわからなかった。食後も授乳だけのときと変わらない量を飲む」という場合は、離乳食の量を増やすことで、食後の授乳量は自然と減ってきます。
  • 味付けはまだいりません。すい臓や腎臓等の糖分や塩分を消化する内臓はまだ未熟なため、負担がかかります。
  • 口の中にまだ食べ物が残っているうちに、次のスプーンを入れてしまうと、早食いや丸のみになりやすいため、ごっくんするまで声掛けをしながら待ちましょう。

   また、スプーンは舌の奥まで入れず、取り込んだ食材をモグモグと口を動かしてから飲み込んでいるかも確認しましょう。

  • お外に散歩に出かけたり、体を使った遊びを取り入れることで、お腹がすく生活リズムを心がけましょう。
  • 「7か月から」などの表示がある菓子類や飲み物がたくさんありますが、基本的には不要です。原材料には砂糖類や食塩が含まれており、習慣化すると味をつけていない離乳食の食べが悪くなることがあること、未熟な内臓に負担がかかることなどから、どうしても与える時は原材料名を見て選択しましょう。菓子類や飲み物と同様に、果物やベビー用ヨーグルトも糖分が多いため注意が必要です。
  • はちみつや、はちみつを含む食品、黒砂糖は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、満1歳を過ぎるまでは与えないようにしましょう。
  • ひとりで座れるようになったら、口に力を入れてしっかりモグモグできるよう、床や椅子の踏み台などにしっかり足がつく、食事用の椅子を準備してあげてもよい時期です。

はちみつは満1歳を過ぎてから(厚生労働省外部リンク)

 

7か月児離乳食教室のご案内

  • 対象の方には生後6か月頃に、開催日・会場・受付時間を指定したご案内を郵送にてご通知いたします。離乳食に関する疑問や心配なことがありましたら、ぜひご利用ください。
  • ご案内の日時でご都合が合わない方は、健康増進課までご連絡ください。【電話 0242-39-1245】

7か月児離乳食教室にご参加ください

 

離乳食に関するお問い合わせ

離乳食のお悩みやご相談がありましたら、健康増進課までご連絡ください。

  • 会津若松市役所 健康増進課 保健指導グループ
  • 電話番号:0242-39-1245
  • ファックス番号:0242-39-1231
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