公開日 2020年03月31日
適正な管理が行われていない空家等は防災や防犯、衛生面で問題が生じたり、景観が損なわれたりするなど、地域の皆さんの生活にさまざまな影響を及ぼします。
そのため、市では「会津若松市空家等対策計画」に基づいて、空家などの所有者に適正な維持管理をしてもらうための啓発・推進活動を行っています。
また、空家に関する相談を行っている機関などと連携して、空家対策に取り組んでいます。地域の皆さんが美しいまちで安全に安心して暮らせるよう、空家を所有する皆さんは適正な管理を行って下さい。
空き家とは
空き家とは、建築物又はこれに付属する工作物であって居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びその敷地をいいます。(敷地内の草木も含まれます。)
空き家のまま放置するとこんな問題が発生します
- 建物が傷んで壁や屋根のトタンが剥がれ、通行人などに怪我をさせてしまう原因となります。
- ゴミなどが不法投棄されたり、不法投棄されたゴミから悪臭や害虫が発生したりします。
- 生い茂った庭木や雑草が蜂や蚊の発生源となる恐れがあります。
- 窓ガラスの破損個所から不審者や動物が侵入し、治安の悪化に繋がる恐れがあります。
所有者の責任
空き家は個人の財産であり、所有者には空き家を適切に管理する「義務」があります。万が一、建物の倒壊や屋根材の飛散などにより他人が怪我をしたり資産に損害があった場合、所有者の責任となり、損害賠償を問われる可能性があります。
空き家のままではいけないの?
周囲に迷惑がかからないよう適切に管理していれば問題ありませんが、建物の破損や草木の越境等により、近隣住民や通行される方に被害を及ぼす恐れがある場合は、市が所有者等に文書や口頭で適正管理の依頼を行うことになります。
空き家管理の3つのポイント
1.こまめに管理
空き家はメンテナンスをしないと様々な問題が発生します。定期的に換気や通水、ポストの整理、清掃や除草・除雪、建物の点検・修繕などをおこない、こまめな管理を心がけましょう。
2.相続手続きを忘れずに
相続手続きをせず相続が重なると、誰が相続人なのか調査するのに相当の時間が掛かり、相続登記の手続費用や手数料も高額となってしまします。また、自己名義でない不動産は、売却などの処分が困難になります。相続が発生したら速やかに手続きを行いましょう。
また、生前に家族や親族と話し合っておくことで、相続時のトラブルを回避できるケースもあり、円満相続に有効な手段となります。
3.地域との繋がりを大切に
地域の方より、空き家の所有者が遠方に住んでおり、連絡先がわからず困っているといった相談が多く寄せられています。
空き家の問題解決には所有者と地域住民の友好な関係づくりが重要となります。地域の代表者や近所の方と連絡を取り合えるようにしておくと、いざという時にも速やかな対応ができるようになります。地域の方に連絡先を伝えておきましょう。
会津若松市の取り組み
市では、空家等対策計画に基づき、空き家の実態調査や啓発活動、所有者への意向調査などを実施しております。
また、利活用促進のため、市や関係団体等が実施している空家等の支援事業をご紹介しております。詳しくは下記リンク先をご覧ください。
空き家に関する相談・問い合わせ
空き家に関する困りごとの相談・お問い合わせは、危機管理課までご連絡ください。
なお、建物の売却や解体、相続登記や権利関係の整理など、専門的な相談につきましては、下記リンク先に記載された各窓口を紹介する場合があります。
お問い合わせ
- 会津若松市役所危機管理課
- 電話:0242-39-1227
- FAX:0242-26-6435
- メール