公開日 2018年12月07日
更新日 2025年04月01日
特定外来生物とは?


特定外来生物に指定されているオオキンケイギク
特定外来生物とは外来生物(海外起源の外来種)で、生態系(その地域固有の動植物群)や人の生命・身体、農林水産業へ被害を与える可能性のあるものの中から、特に影響が大きいとして指定されたものです。
生態系への影響
- 外来生物がもともといた生物を食べてしまうことにより、本来の生態系が乱されてしまいます。
- 外来生物が、日陰を作ってしまうことで、もともといたの植物の生活の場を奪ってしまったり、もともといた動物と同じ餌を食べることにより、今までいた生物が棲みにくくなってしまいます。
- 種類の近い外来生物と交雑して雑種を作ってしまい、今までいた種の遺伝子ではなくなります。
人の生命・身体への影響
- 凶暴な性質の外来生物にかまれたり、毒をもっている外来生物にかまれたり、刺されたりする危険があります。
人の生命・身体への影響
- 外来生物には畑を荒らしたり、漁業の対象の魚を食べてしまうものがあり、こうした産業に被害を与えることがあります。
特定外来生物の種類
特定外来生物に指定された種は、ほ乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類、無脊椎動物、植物でおよそ100種類ほどあります。会津若松市で確認された種は両生類のウシガエル、魚類のオオクチバス、コクチバス、ブルーギル、植物のアレチウリ、オオハンゴンソウ、オオキンケイギクです。
そのほか福島県内で確認された種ではほ乳類のアライグマ、ヌートリア、アカゲザル、アメリカミンク、鳥類のガビチョウ、爬虫類のカミツキガメ、魚類のチャネルキャットフィッシュ、昆虫のセイヨウオオマルハナバチ、無脊椎動物のウチダザリガニ、植物のナルトサワギク、オオカワヂシャなどがあります。
特定外来生物の取り扱いについて
特定外来生物は、その生息域を広げないために、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(通称:外来生物法)」により、取り扱いに関して次のような規制が設けられています。
- 飼育・栽培・保管・運搬することの禁止
- 輸入することの禁止
- 野外に放つ、植える及びまくことの禁止
- 第三者に譲渡・引き渡し・販売することの禁止
※いずれも、事前に許可を受けたものが行う場合を除く
※これらに違反した場合には罰則規定が定められています。
上記の禁止事項について、以下の場合などには適用されません。
- 釣った魚などを、その場で締めてから持ち帰ること。
- 釣った魚を同じ場所で放すこと(キャッチアンドリリース)。※釣った場所と別の場所に放すことは禁止
- 刈り取った植物を、枯死させた後にゴミ袋等に入れ、飛散しない状態でゴミ捨て場まで運ぶこと。
そのほか、詳しくは環境省のホームページ(外部サイトへのリンク)をご覧ください。
特定外来生物を見かけたり、声を聞いたなどの情報をお持ちの方は住所、氏名、電話番号、外来生物の発見場所、確認方法(見た、写真を撮った、声を聞いたなど)などの情報を電話するか、ファックス、電子メールで送ってください。もしくは、市のホームページに写真を投稿してください。投稿方法については、「「会津若松市いきものマップ」が公開されました」のページをご覧下さい。
下にこれまで市内で確認された特定外来生物を掲示します。
草丈50cmぐらいになり、5月~7月ごろ黄色い花をつけます。
市内では神指地区の広域農道沿いや真宮新町南の土手などに群生しているのが確認されているほか、一般家庭の庭などにも生えているのが確認されています。
特定外来生物の情報提供について
会津若松市では特定外来生物の情報を集めています。特定外来生物を見かけたり、声を聞いたなどの情報をお持ちの方は住所、氏名、電話番号、外来生物の発見場所、確認方法(見た、写真を撮った、声を聞いたなど)などの情報を電話するか、ファックス、電子メールで送ってください。もしくは、市のホームページに写真を投稿してください。投稿方法については、「「会津若松市いきものマップ」が公開されました」のページをご覧下さい。
下にこれまで市内で確認された特定外来生物を掲示します。
オオキンケイギク
道路の路肩や空き地などに多くの株が群れて生え、乾燥した土地ややせた土地にも生えることができます。
草丈50cmぐらいになり、5月~7月ごろ黄色い花をつけます。
市内では神指地区の広域農道沿いや真宮新町南の土手などに群生しているのが確認されているほか、一般家庭の庭などにも生えているのが確認されています。
オオハンゴンソウ
大きいものは草丈2mにもなり、夏季にたくさんの黄色い花をつけます。
市内では赤井谷地周辺や阿賀川河川敷などで確認されています。
オオハンゴンソウに似た植物にキクイモがありますが、葉の形が大きく異なります。
アレチウリ
アレチウリに覆われた木は日光を浴びることができなくなり、木の勢いがなくなります。
葉が大きく、夏に白い花を咲かせてたくさんの種を付けます。
阿賀川の河川敷などで確認されています。
ウシガエル
流れが緩く、深さがあり、水草が生えている川や池などに棲んでいます。
大きな声で、低くヴォーヴォーと鳴きます。
口に入るものなら、種類を選ばず色々な生き物を食べます。
オオクチバス
比較的きれいな池や川の淵に棲み、魚やエビなどのほか口に入るたいていのものを食べる肉食性の魚です。
餌となる魚などをたくさんに食べるため、ほかの種類の魚の数が減ってしまいます。
コクチバス
オオクチバスよりも口が小さい。
ブルーギル
池や沼など流れがあまり無いところに棲息し、水生昆虫や甲殻類、貝類、魚卵などを食べる雑食性の魚です。
繁殖力が強く、食性なども在来の魚類の棲息にとって脅威となっています。
お問い合わせ
- 会津若松市役所 環境共生課
- 電話番号:0242-23-4700
- ファックス番号:0242-29-1618
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