地球にやさしい冷暖房設備

2016年12月6日

下水浄化工場で水をきれいにする過程で、「汚泥」というものが出てきます。

この「汚泥」を消化タンクで約37度の温度に保つと、汚泥が分解されて

消化ガスが発生します。

この消化ガスはメタンが主成分なので可燃性ガスです。

今までは、消化タンクを温めるボイラーの燃料として、

残りは燃やし、二酸化炭素として、大気中に放出していました。

そこで、消化ガスを利用した冷暖房装置を日本で初めて使用し、

下水浄化工場の管理棟の冷暖房に活用することになりました。

なぜ地球にやさしいのか・・・

メタンガスをそのまま大気に放出すると、二酸化炭素の約20倍の

温室効果があるとされています。

下水浄化工場では、以前から、余った消化ガスはそのまま放出せずに、

燃焼して処理していました。しかし、その一方で、管理棟の冷暖房

には、電気や重油を使用してきました。

今後は、余った消化ガスを冷暖房に有効活用しますので、

この分省エネとなり、二酸化炭素排出量の削減にも役立つことになります。

下の絵は、下水浄化工場でどのように消化ガスを利用しているかを説明した図です。



消化ガス利用概要図

ガス配管                          冷温水機

ガスタンクで貯めた消化ガスをボイラー        管理棟の冷暖房のため、消化ガスを燃料とし、

と冷温水器に分岐します。               冬は約60℃の温水を作って暖房し、

                               夏は約7℃の冷水を作って冷房します。

 



消化ガス配管写真        冷温水発生機写真

消化タンクから冷温水機までのガス配管です                                           管理棟に設置した冷温水機です