「あいづっこ宣言」が策定されるまで

2021年5月19日

当時の社会背景と、策定にいたるまでの経過をご紹介します

(1) 青少年を取り巻く環境と本市の非行の現状
 平成14年の策定当時、全国的に青少年の起こす行動が社会的に問題となっていました。
 その要因としては、核家族化や少子化の進行、共働き世帯の増加に伴う家庭環境の変化などが指摘されています。また、携帯電話やインターネットの普及による社会環境の急激な変化とともに氾濫するテレビゲームや有害図書などによる性・暴力表現などの有害情報も少年非行の一因として、大きな問題となっていました。
 本市においても、飲酒や喫煙、深夜徘徊などにより補導される青少年が増加し、社会生活における基本的なルールを守れず、迷惑を意にも介さない行動が多々見られ、大変憂慮すべき状況でした。
 会津若松警察署発表によれば、管内の刑法犯少年の総数は高い数値で推移し、平成15年には刑法犯少年の総数が408人にまで至りました。また、本格的な他の非行への入り口となりやすい初発型非行が、中・高校生を中心に高い数値を示すとともに、小学生による万引きの増加など、非行の低年齢化の傾向が懸念されていました。

(2) 社会風潮と青少年の問題行動
 こうした青少年の問題行動の背景には、現代社会が抱える次のような社会風潮が指摘されています。
1) 社会の中で最低限守らなければならない基本的なルールについての認識が希薄になっていること
2) 自分に都合のいいように解釈して、一方的に主張する傾向があること
3) 子どもの生活からゆとりが失われ、多様な人間関係の中で、社会性や人とのつきあい方を習得する機会が失われていること
 このような社会風潮の背景には、第一に、子どもに対する基本的なしつけがおろそかになっていることがあげられます。
 また、少子化により兄弟姉妹や近所の友だちが減っており、幼いころから、多様な人間関係を経験する機会が少なくなってきていることなどがあげられます。
 
(3) 「あいづっこ宣言」の策定
 青少年をめぐる問題は、家庭や学校・地域・関係団体が個々バラバラに努力するのではなく、共通指針のもとに連携を図りながら、市民が一体となって取り組んでこそ初めて大きな成果が期待できるものです。
 本市には、会津藩校日新館の創設以来「人づくりこそ地域発展の礎」との考えのもと、教育に力を入れてきた歴史と伝統があります。この会津で培われた規範意識を踏まえながら、市民一人ひとりが「次代を担う青少年(会津人)」の育成を自らの課題として、それぞれの立場から行動を起こしていくための市民共通の行動指針として、「青少年の心を育てる市民行動プラン”あいづっこ宣言”」を策定しました。
 策定にあたっては、市民の皆さんや関係機関などから、さまざまな意見を伺うために、「青少年の心を育てる市民行動プラン策定会議」を開催しました。
 「あいづっこ宣言」は、この策定会議より提言がなされ、策定されたものです。
 

経過

 平成13年     5月 有識者6名による「青少年の心を育てる市民行動プラン策定会議」を設置
          6~7月 青少年非行の現状を学校・補導関係者及び警察関係者からヒアリングし、意見交換 
            8月 市政だよりにプランの趣旨を掲載し、市民からの意見募集 
         9~12月 青少年の心を育てる市民行動プランの素案作成と提言書へのまとめ
 平成14年1月25日 「青少年の心を育てる市民行動プラン(素案)」提言書を市長に提出
 平成14年2月13日  庁議において提言書どおり決定
 

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会津若松市教育委員会教育総務課あいづっこ育成推進室
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