高齢者の保健事業と介護予防等の一体的実施事業に取り組んでいます

公開日 2024年04月03日

高齢者の保健事業と介護予防等の一体的実施事業に取り組んでいます

 本市では、令和4年度より地域の関係機関や福島県後期高齢者医療広域連合と連携し、本事業により高齢者の心身の多様な課題に対応したきめ細かな支援に取り組んでいます。

 令和4年度はモデル地区として一圏域、令和5年度は三圏域において実施しており、令和6年度から市内全域で取り組んでいきます。

  • 背景・目的

 現在の医療保険制度は、年齢が75歳に達するとそれまで加入していた医療保険制度から後期高齢者医療制度へ移行するため、保健事業による支援が継続されないという課題がありました。

 また、保健事業と介護予防事業は別々に実施されており、高齢者の多様な課題に一体的に対応できていないという課題もありました。

 この課題を解決するため、医療専門職が関わりながら高齢者の保健事業と介護予防等を一体的に実施することで、複数の慢性疾患をもちフレイル状態となりやすい高齢期においても地域で健康的な生活が送れるよう支援していくものです。

  • フレイルとは

  高齢福祉課(フレイルを予防しよう) https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2020062600015/

  • 取組内容

 1 個別的支援

  ⑴ 医療専門職(保健師・栄養士)による相談・保健指導等により支援します。

   ①低栄養防止

   ②生活習慣病(糖尿病性腎症・高血圧症)の重症化予防

  ⑵ 医療機関や健康診査、介護サービスの未利用者を対象としアンケートや訪問等を通じ支援します。

 2 フレイル予防教室やフレイル状態のチェック

   フレイルとは、加齢による心身の機能低下により、健康に対し脆弱になっている状態のことをいいます。

   筋力や生活機能の衰えにより健康な状態と要介護状態の間であるといわれており、ご自分の状態をチェックし、

  健康維持のためにできることをお伝えしています。  

  ⑴ フレイル予防教室

   食事(栄養)やオーラルフレイル(歯や口腔機能の低下)についての健康教室です。

   地域サロン等通いの場を対象に実施しています。

  ⑵ フレイルチェック

   握力測定や質問票により、ご自分の体のチェックを行います。

   各地域包括支援センターが、公民館等で実施します。

  • 担当課

  健康増進課・高齢福祉課・国保年金課

  個別的支援について       健康増進課 電話0242-39-1245

  介護予防やフレイル予防について 高齢福祉課 電話0242-39-1290

  後期高齢者医療広域連合との連携 国保年金課 電話0242-39-1244