○昭和63年度の冷害による被災者に対する市民税及び国民健康保険税の減免に関する条例

昭和63年11月18日

会津若松市条例第26号

(趣旨)

第1条 昭和63年度の冷害により、特に甚だしい被害を受け、担税能力を著しく喪失したと認められる者の納付すべき昭和63年度の市民税及び国民健康保険税の減免については、法令に特別の定めがある場合を除くほか、この条例の定めるところによる。

(市民税の減免)

第2条 冷害により個人の市民税の納税義務者が農作物に被害を受けた場合にあつては、農作物の減収による損失額の合計額(農作物の減収価額から農業災害補償法(昭和22年法律第185号)によつて支払われるべき農作物共済金額を控除した金額)が、平年における当該農作物による収入額の合計額の10分の3以上である者で、前年中の地方税法(昭和25年法律第226号。以下「法」という。)第292条第1項第13号に規定する合計所得金額(法附則第33条の3第1項に規定する土地等に係る事業所得等の金額、法附則第33条の4第1項に規定する超短期所有土地等に係る事業所得等の金額、法附則第34条第1項に規定する課税長期譲渡所得金額(法第314条の2の規定の適用がある場合には、その適用前の金額とする。)又は法附則第35条第1項に規定する課税短期譲渡所得金額(法第314条の2の規定の適用がある場合には、その適用前の金額とする。)がある場合には、当該金額を含む。)が600万円以下であるもの(当該合計所得金額のうち農業所得以外の所得が240万円を超えるものを除く。)に対しては、農業所得に係る市民税の所得割の額(当該年度分の市民税の所得割の額を前年中における農業所得の金額と農業所得以外の金額とに按分して得た額)について、次の表の左欄に掲げる区分に応じ、同表右欄に掲げる割合により減免する。

合計所得金額

減免の割合

180万円以下であるとき。

全部

240万円以下であるとき。

10分の8

330万円以下であるとき。

10分の6

450万円以下であるとき。

10分の4

450万円を超えるとき。

10分の2

(国民健康保険税の減免)

第3条 冷害により国民健康保険税の納税義務者(納税義務者の世帯に属する被保険者を含む。以下「納税義務者等」という。)が農作物に被害を受けた場合にあつては、納税義務者等の農作物の減収による損失額の合計額(農作物の減収価額から農業災害補償法によつて支払われるべき農作物共済金額を控除した金額)が、平年における当該農作物による収入額の合計額の10分の3以上である者で、当該納税義務者等に係る前年中の法第292条第1項第13号に規定する合計所得金額(法附則第33条の3第1項に規定する土地等に係る事業所得等の金額、法附則第33条の4第1項に規定する超短期所有土地等に係る事業所得等の金額、法附則第34条第1項に規定する長期譲渡所得の金額又は法附則第35条第1項に規定する短期譲渡所得の金額がある場合には、当該金額を含む。)の合計額(以下「合算合計所得金額」という。)が600万円以下であるもの(当該合算合計所得金額のうち農業所得以外の所得が240万円を超えるものを除く。)に対しては、国民健康保険税の額(当該年度分の国民健康保険税額に合算合計所得金額に占める農業所得金額の割合を乗じて得た額)について、次の表の左欄に掲げる区分に応じ、同表右欄に掲げる割合により減免する。

合算合計所得金額

減免の割合

180万円以下であるとき。

全部

240万円以下であるとき。

10分の8

330万円以下であるとき。

10分の6

450万円以下であるとき。

10分の4

450万円を超えるとき。

10分の2

(減免の申請)

第4条 前2条の規定により市民税又は国民健康保険税の減免を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した申請書に、減免を受けようとする事由となるべき事実を証明する書類を添付して、市長に提出しなければならない。

(1) 申請者の住所及び氏名

(2) 年度、税目、納期及び税額

(3) 減免を受けようとする事由となるべき事実及び被害状況

2 前項の申請書の提出期限は、市長が定める。

(減免の決定通知)

第5条 市長は、前条の申請書の提出があつたときは、速やかに調査の上減免の処分を決定し、その結果を当該申請書を提出した者に対し通知するものとする。

(減免の取消し)

第6条 市長は、虚偽の申請その他不正の行為により市民税又は国民健康保険税の減免を受けた者があると認めるときは、遅滞なくその者に係る市民税又は国民健康保険税の減免の決定を取り消すものとする。

(委任)

第7条 この条例の施行について必要な事項は、規則で定める。

(施行期日)

1 この条例は、公布の日から施行する。

(適用)

2 この条例は、昭和63年度の市民税に係る納税義務者若しくは国民健康保険税に係る納税義務者等に対し課し、又は課すべきであつた税額のうち、昭和63年10月1日以後に納期の末日が到来する税額に限り適用する。

昭和63年度の冷害による被災者に対する市民税及び国民健康保険税の減免に関する条例

昭和63年11月18日 条例第26号

(昭和63年11月18日施行)

体系情報
第9編 生/第3章 険/第1節 国民健康保険
沿革情報
昭和63年11月18日 条例第26号