災害時給水拠点の整備計画~断水に備えた給水の確保~

公開日 2025年05月14日

更新日 2025年05月14日

 災害時給水拠点とは、地震等の災害により断水が発生した場合において、飲料水としての水道水を確保し、市民の皆様に給水することを目的とした施設です。給水拠点の整備済み箇所については、災害時給水拠点マップ(別ページ)をご確認ください。

災害対策の基本方針

 災害時においては、自分の身は自分で守る「自助」、地域で助け合う「共助」、上下水道局を始めとする市や関係機関の「公助」の連携により、地域全体の防災力を高めることが可能となります。上下水道局では、これら「3助」の考え方を基本方針として、災害対策を進めております。

 

市民の皆様へのお願い

 市民の皆様における日頃の災害対策として、以下の内容についてお願いをしています。

 

  • 災害時給水拠点の位置について確認をお願いします

 いざというときに備えて、ご自宅等から一番近い災害時給水拠点の場所について、ご確認をお願いします。今後の整備予定箇所については本ページ下部をご確認ください。

 

  • ご家庭における飲料水の備蓄をお願いします

 上下水道局では災害時給水拠点の整備を進めておりますが、市民の皆様においても、1人1日3L、3日分で9L以上の飲料水の備蓄をお願いしています。各ご家庭でペットボトルの飲料水をご準備する等のご対応をお願いします。

 

  • 水を入れる容器の持参をお願いします

 災害時給水拠点で給水を受ける際には、ポリタンク・ペットボトル等の水を入れるための清潔な容器の持参をお願いします。

 

災害時給水拠点の種類

災害時給水栓

 耐震性が高い水道管路に直接接続されている災害時用の給水栓であり、給水ホースと給水スタンド(仮設の蛇口)を取り付けて給水活動を行う施設です。耐震管の整備が進んでいる市街地における災害時の避難所等となる公共施設や公園等を中心に整備を進めております。

災害時給水栓       災害時給水栓

     災害時給水栓(市役所本庁舎駐車場)                災害時給水栓(組立後)

 

耐震性貯水槽

 災害時には給水スタンドを取り付け、手動ポンプで水をくみ上げることで給水することができる耐震性を有した地下式タンクの施設です。普段は配水管の一部として機能していますが、地震等の影響で水道管に漏水が発生し、管内の水圧の低下を検知すると、自動的に緊急遮断弁が閉まり貯水槽内に飲料水を確保することができます。耐震性貯水槽については郊外における公共施設等を中心に整備する計画としています。

      

災害時給水拠点の整備計画

 災害時給水拠点の整備計画箇所は以下のとおりです。

災害時給水拠点整備計画図(令和7年3月末時点)[PDF:5.56MB]

           災害時給水栓の整備計画箇所
番号 給水拠点の所在地 施設名 整備計画年度
1 一箕町大字八幡字柏木15-13 滝沢浄水場 整備済
2 東栄町2 会津若松市役所本庁舎駐車場 整備済
3 桧町8 東部公園 整備予定
4 城東町14-51 鶴ヶ城体育館 整備予定
5 門田町大字御山周辺   整備予定
6 城北地区周辺   整備予定
7 一箕町大字八幡周辺   整備予定
8 材木町一丁目周辺   整備予定
9 城南地区周辺   整備予定
10 東山町大字湯本周辺 東山浄水場 整備予定
11 松長地区周辺   整備予定
12 神指町大字黒川字石上33-2 上下水道局 整備予定
13 門田町大字日吉周辺   整備予定

 

     耐震性貯水槽の整備計画箇所

番号 給水拠点の所在地 施設名 整備計画年度
1 河東地域   整備予定
2 会津若松市街地   整備予定
3 湯川村地域   整備予定
4 北会津地域   整備予定
5 大戸地域   整備予定

 

その他災害時の給水対応

 災害時給水拠点のほかに、以下の方法により災害時の飲料水確保に努めます。

 

  • 配水池

 配水池とは、浄水場で作った水を一時的にためておく貯水施設です。主要配水池には、管路の漏水により配水池内の水が流出しないように、漏水の発生を検知して自動的に閉まる弁(緊急遮断弁)を整備しています。

配水池

 

  • 給水車

 突発的な断水が発生した際に水道水を運搬する車両です。市内でも漏水等により断水が発生した際に出動しています。また、令和6年能登半島地震による断水被害に伴い、被災された方々への支援として給水車および職員を派遣し、応急給水活動を行いました。

給水車

(給水車等保有台数)

 給水車(タンク容量2,000L):1台 

 給水車(タンク容量2,800L):1台

 可搬式給水タンク(タンク容量1,500L):2基

 ※断水が発生した地区において応急給水を行います。

 

  • 組立式給水タンク等

 災害時に備え、組み立て式の給水タンク等を備蓄しています。使用時には給水タンクを組み立て、給水車等からタンクに補水することにより、1回の補水で1,000~2000Lの飲料水を給水することができます。

組立タンク

(組立式タンク等の保有基数)

 風船式水槽(容量2,000L):7基

 組立式給水タンク(容量1,000L):12基

 ※避難所等に設置することで応急給水を行います。

 

お問い合わせ

  • 会津若松市神指町大字黒川字石上33番地の2
  • 会津若松市上下水道局 上水道施設課
  • 電話:0242-22-6177