公開日 2025年02月27日
更新日 2025年04月01日
近時、暗号資産の価格高騰などにより仮想通貨・暗号資産への社会的関心が高まっており、暗号資産の話題性に便乗した投資話に関するトラブルの相談が増えています。
暗号資産とは
インターネットを通して電子的に取引されるデータであり、日本円やドルのように、国がその価値を保証している「法定通貨」ではありません。そのため、さまざまな要因によって価格が変動することがあり、価格が急落して損をする可能性もあります。
会津若松市消費生活センターに寄せられる相談状況
相談件数
相談件数 | 被害件数 | 被害額 | |
R6 (4~12月) |
9件 | 8件 |
約3,500万円 |
R5 (4~12月) |
5件 | 2件 | 約400万円 |
具体的な相談事例
- SNSやマッチングアプリで知り合った相手からの誘いがきっかけ
SNSを通じて海外の女性と知り合いになった。いつからか暗号資産の話をされるようになり、興味があったので指定されたアプリをインストールした。手続きのため個人情報も入力した。電子マネーを別サイトに送金し、暗号資産に変えた。利益が出ているか確認しようとサイトを検索したら、詐欺サイトだと書き込みがあった。返金希望。
- 友人・知人からの誘いがきっかけ
知人に暗号資産の投資を紹介された。投資の流れはZoomで説明を受けた。多少のリスクはあるものの、知人から「利益が出ている。損はさせない」と強く勧められたため契約することにした。投資金として50万円を預けるよう言われ、「お金がない」と言ったら「借金すればいい」と借金する方法を説明された。その対応に不信感を覚えたため解約して返金希望。
特徴
- 振り込んだお金や利益が出金できない
- 送金先が個人口座の場合がある
- 本人確認が難しく、突然音信不通になる
- 投資の実態が不明で、トレンドを勧誘文句に使う
- 借金するように指示して契約させる
気をつけるポイント
- 確実にもうかる話はない!
- SNSやマッチングアプリなどで出会った相手の指示で投資はしない!
- 暗号資産の投資の実態や内容が理解できない、不安がある場合は取引をしない!
- 暗号資産交換業の登録業者か確認する!
- 暗号資産の価格変動リスクを理解する!
- 日本語でも海外事業者という場合が多いので注意する!
不安に思ったときは、お金を借りる/振り込む前に消費生活センターへ
- 会津若松市消費生活センター
- 住所:会津若松市追手町2-41 会津若松市役所追手町第二庁舎1階
- 電話:0242-39-1228
- 受付時間:8時30分から17時まで
お問い合わせ
- 会津若松市役所 市民協働課
- 電話番号:0242-39-1221
- ファックス番号:0242-39-1420
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