暖房器具による製品事故にご注意を!

公開日 2024年11月29日

 例年、冬になるとストーブなどの暖房器具による製品事故が増加します。特に、電気ストーブ類(電気ストーブ、カーボンヒータ、ハロゲンヒータ、温風器)は炎が出ないため安全に見えますが、熱があるので火災など大きな事故につながる危険性があります。

詳しくはこちら(外部サイト)をご覧ください。

 

事故の例

 2019年から2023年までの5年間にNITE(ナイト)に通知された暖房器具の事故は582件ありました。そのうち、電気ストーブ・ファンヒーターと石油ストーブ・ファンヒーターの事故が毎年約8割以上を占めています。

 月別の事故発生件数を見ると、11月から事故の発生件数が急激に増え、4月頃まで一定の割合で事故が発生しています。

  • 電気ストーブを使用中、電源コード付近から火が出て、床が焦げた。【原因:電源コードの断線】
  • 電気ファンヒーターを使用中、電気ファンヒーターとその周辺を焼損する火災が発生し、1名がやけどを負った。【原因:可燃物の接触】
  • 石油ファンヒーターを使用中、建物を全焼する火災が発生した。【原因:ガソリンの誤給油】
  • 石油ストーブから出火して周辺を焼損し、1人が重傷を負った。【原因:清掃不足による異常燃焼や堆積物への引火】

 

気をつけるポイント

電気暖房器具の5つの点検

  • リコール対象品かどうか。
  • 電源コードや電源プラグが変形・破損していないか、コンセントがタコ足配線になっていないか。
  • 機器と周辺の壁や可燃物との距離が十分に確保できているか。
  • 本体に変色や変形等の異常がないか。
  • 転倒時オフ機能が正常に作動するか。

 

石油暖房器具の5つの点検

  • ほこりがたまっていないか。
  • 耐震自動消火装置が正しく作動するか。
  • 燃料は昨シーズンの残りではなく新しい灯油か。

※ガソリンの誤給油を防ぐために別の場所で保管する。

  • カートリッジタンクの給油口ふたが確実に閉まっているか、漏れがないか。
  • 機器と周囲の壁や可燃物との十分な距離が確保できているか。

 

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