公開日 2024年04月23日
更新日 2025年04月23日
熱中症は、気温や湿度が高い環境の中で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能がうまく働かなかったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などの様々な症状を起こす病気です。重症になると、命にも関わります。
熱中症は夏に最も多く発症しますが、最高気温が高くなり始める今から、体が暑さに慣れるための「暑熱順化」を始めることが大切です。
暑熱順化(しょねつじゅんか)とはなんでしょう
体が暑さに慣れている状態のことです。暑い日が続くと体は次第に暑さに慣れますが、気温が急激に上昇することが多い最近の気候を考えると、早い時期から暑熱順化を進めておくことが大切です。暑熱順化する期間には個人差がありますが、数日から2週間程度かかります。そのため、暑くなる前から余裕をもって対策をはじめましょう。
暑熱順化の効果的な方法
日常生活の中で運動や入浴をすることで、汗をかきましょう。
運動による方法
- 日差しの強さや気温をみながら、朝や夕方など過ごしやすい時間を選びましょう。
- 運動する前と後には、必ず水分を補給しましょう。体内の水分量が不足していては、うまく汗がかけません。
- 屋外で運動する場合は、帽子をかぶりましょう。
- 時間の長さは、1回30分程度です。ウォーキングや自転車など、無理のない種目からはじめましょう。
入浴による方法
- シャワーのみで済ませず、湯船にお湯を張って入浴しましょう。
- 入浴の前と後には、必ず水分を補給しましょう。体内の水分量が不足していては、うまく汗がかけません。
- 湯の温度は低めにし、少し長めの入浴をすることがおすすめです。
暑熱順化は一度だけでよいのでしょうか
暑熱順化が進むと、汗をかきやすくなり、体温の調節がしやすくなっています。ただし、一度暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると暑熱順化の効果はなくなってしまいます。気温が下がることが多い春先や梅雨のあとや、クーラーの効いた室内で過ごすことが多い日が続いたあとは、再度暑熱順化を意識して生活しましょう。
熱中症についての情報
厚生労働省:熱中症予防のための情報・資料サイト(外部サイト)
環境省:環境省熱中症予防情報サイト[暑さ指数や配信サービスなど](外部サイト)
気象庁:熱中症から身を守るために[天気予報や気象情報](外部サイト)
消防庁:熱中症情報[熱中症による救急搬送の状況など](外部サイト)
お問い合わせ
- 会津若松市役所 健康増進課
- 電話番号:0242-39-1245
- ファックス番号:0242-39-1231
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