「第6次会津若松市男女共同参画推進プラン(案)」への意見募集結果

公開日 2024年01月17日

 第6次会津若松市男女共同参画推進プランの策定にあたり、プラン案に対する市民意見公募(パブリックコメント)を実施しました。

 貴重なご意見を賜りありがとうございました。

 その結果及びお寄せいただいたご意見に対する市の考え方についてお知らせいたします。

 

意見募集の結果

 4名の方から15件のご意見をいただきました。

 意見の内容及び市の考え方は以下のとおりです。

 

第6次会津若松市男女共同参画推進プラン(案)への意見募集結果.pdf(193KB)

 

No. 項目 意見の内容 市の考え方
1 ~あなたらしく わたしらしく あいばせ プラン~(愛称)について

表紙
 「あなたらしく わたしらしく あいばせ プラン」について、行きましょうよ一緒にという意味を込めて「あなたらしく わたしらしく あいばせ ともに」にしてはどうか。  この愛称をつけるに至った経緯につきましては、P.6に記載のとおり、第6次プラン策定のために開催したワークショップにおいて、「男女共同参画という言葉は固すぎる」「一人ひとりが自分らしく輝いて暮らせる町になってほしい」「会津若松らしいプランの名称にしてほしい」などの声を多くいただきました。
 その他にも、このワークショップにおいて、「男女であいばせ会津若松」や「男女で行けばさすけねぇ社会」など、本市らしいネーミングを御提案いただきました。
 そうした様々な御意見を踏まえ、男女共同参画という言葉ではなく、一人ひとりが輝けるという視点で、かつ、会津若松らしいネーミングとして、「あなたらしく わたしらしく あいばせ プラン」と願いを込めた愛称としたところです。

 あいばせという言葉は「(一緒に)いこう」という意味で、「ともに」という意味を含んだ言葉であり、共同参画に代わる会津若松らしい言葉であると認識しております。

 また、「あなたらしく わたしらしく」には、「男性は仕事、女性は家事・育児」に代表されるような、性別による役割分担ではなく、一人ひとりがそういった思い込みに左右されず、望ましい自分であってほしいという思いとともに、本プランの新しい視点である多様なSOGIも踏まえた表現としております。

 これらのことから、愛称を「あなたらしく わたしらしく あいばせ プラン」としました。

 なお、この愛称になった理由が掲載されているP.6のコラムにつきましては、プラン冒頭に掲載するなど、修正を検討します。
2  「あなたらしく わたしらしく あいばせプラン」の「あなたらしく わたしらしく」は、男女共同参画の基礎であり、大変重要な文言。現在、SOGIなど多様な方々への配慮や人権の尊重など重要性が増しており、基本理念を考慮してのサブプラン名だと思うが、なぜこのサブプラン名になったのか説明する箇所があればよかったのではないかと思った。

 SDGsでは「5ジェンダー平等を実現しよう」が掲げられており、市民に「ジェンダー平等」という言葉を浸透させる必要がある。サブプラン名に、この言葉を使って「わかまつジェンダー平等推進プラン」ではどうか。

 あいばせという言葉を使うならば、「わかまつ男女ともにあいばせプラン」ではどうか。

 実現計画の中でも、男女共同参画社会実現のために意識改革の必要性があげられている。「あなたらしく わたしらしく あいばせ」という言葉は奥が深いはずだが、家事・育児・介護・地域活動などを男女がともに協力しなければならないのに、「今のままの私でいいんだ。」「女性に任せきりでいいんだ。変わらなくてもいいんだ。」と捉えてしまわないか、心配である。趣旨は理解できるが、3つの基本目標や施策を考慮したサブプラン名の方がよいように思う。
3  「あなたらしく わたしらしく あいばせプラン」の「あなたらしく わたしらしく」は、様々な自治体で男女共同参画のスローガンにかかげているようだ。男女共同参画推進プランの第1次や第2次などの初期であれば、「あなたらしく わたしらしく」もいいかと思うが、もう第6次なので、基本目標や施策を考慮したサブプラン名にしてはどうか。

 「あいばせ」という言葉は、会津若松市の教育旅行版観光ナビパンフレットのタイトルにも使われており、もう少し短いサブプラン名だといいと思う。
4 1 計画策定の趣旨について

P.1
 本プランは前プランの基本理念を継承しつつ、“会津若松市第7次総合計画における政策分野8・男女共同参画の個別計画”と位置づけ令和4年に実施した男女共同参画に関する意識調査結果を踏まえる事が本プラン策定の原点にあるように読み取れるが、究極は「男女共同参画都市宣言」や「会津若松市男女共同参画推進条例」の実現に向けた「会津若松市男女共同参画推進プラン」の具現化や達成具合が次のプランの策定の原点であるべきかと考え、令和4年の意識調査結果のみならず、各自プランの総括経過もしっかり踏まえ、本プランに反映すべきではないか。

 また、当推進プランのスタートは2003年に策定した「第3次プラン」なのか。

 第1次、第2次プランとしての位置付けは、男女共同参画都市宣言や会津若松市男女共同参画推進条例の事なのか。
 プランの推進にあたっては、毎年度、重点目標ごとに設定した数値目標の達成状況や各種施策の進捗状況を把握、評価し、より効果的な推進につながるよう、男女共同参画行政連絡会議や男女共同参画審議会にて意見を伺い、課題等を明らかにしながら事業を推進してきました。また、第6次プランの策定にあたりましては、現行の第5次プランの総括も併せて行い、現状と課題を把握しプランへの反映を図ったところです。

 当推進プランのスタートは、第1次プランにあたる、1985年策定の「会津若松市婦人行動計画」になります。

 第2次プランは、1995年策定の「第2次会津若松市女性計画ぱぁーとなーしっぷ21」になります。
5 重点的に取り組む項目について

P.4
 上から1行目の「誰もが、住んでよかった、住み続けたいと思えるような魅力ある会津若松市」との表記があるが、男女共同参画社会の実現で成し得るものではなく、この文言は、誰かの選挙のキャッチフレーズに似ており、感心しない。
 よって、1行目の文頭から“男女の不平等感を解消し、お互いに認め合い、協力して共に活躍できる魅力ある会津若松市”といったような表現ではいかがか。
 本市における人口減少問題については、様々な要因が考えられますが、その要因の一つにジェンダー格差があると認識しております。男女の不平等感を解消し、女性が生き生きと活躍できるよう重点事項を定め、施策に取り組むことで、市民の皆様に、「住んで良かった。住み続けたい」と思っていただけるよう、また、市外在住の方には、本市へ住んでみたいと思ってもらえるような環境づくりに努めていきたいと考えていることから、この表現としました。
6 新たな視点について

P.5
 ①“多様なSOGIへの理解増進”に加えて、P.8の「LGBTQ+」への取組については、各種啓発活動や調査等を基本施策とし、市民意識調査における、「セクシュアル・マイノリティ」という言葉の認知度を指標に定め、令和4年が48.2%と把握され、令和10年の目標値を66.6%としているが、啓発活動の実施状況だけではなく、各人の心身面でどれだけ受け入れられるのかが重要であって、知識としては理解できても現実的には受け入れがたい事象であり、施策の位置付けも下位にしながら評価の指標も画餅の評価ではなく、どれだけ受け入れられたかの実質的評価指標を見い出して取り組んで欲しい。

 国において、令和5年6月23日に公布・施行され理念法として制定された法律はどの様な法律の表記で、各自治体として、どの様に取り組まないといけないのか、明確に理解できず、本プランへの反映に疑問が残る。
 極論だが、これを受け入れる究極は、生態系の崩壊にもつながりかねないか。
 多様なSOGIへの理解増進につきましては、今後、知識としての理解を超えた、多様なSOGIを受け入れる意識の醸成が必要であると認識しております。
 一方で、受け入れる意識の醸成につきましては、しっかりと知識として理解しておく必要があると考えております。少数派であるが故のことではなく、誰しもが様々な性的指向やジェンダーアイデンティティを持っており、その在り方が多様であるという理解が重要であると認識しております。
 そのために、まずは意識の啓発を図っていきたいと考えており、これに基づく、指標を設定しました。
 

 性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律では、地方公共団体の役割として、国との連携を図りつつ、その地域の実情を踏まえ、理解の増進に関する施策を策定し、実施するよう努めることとしていることから、第6次プランには、新たな視点として位置付け、セミナーの開催や出前講座の実施などにより多様なSOGIへの理解増進を反映したところです。
7 SDGsと男女共同参画について

P.6
 P.7の「計画の体系」の第一義に関連するSDGsのゴールが位置付けられているならば、もっと詳しく大きく表示して、関連性を明確にされてはいかがか。  いただきました御意見を踏まえ、体系図の各基本目標に関連するSDGsのゴールを大きく表示したり、関連性を明らかにしたりすることなど、見やすい表記について検討します。
8 「優位」と「優遇」について

P.10
 P.10 図2:男女の地位の平等感についてのアンケートでは「優遇」という言葉を使っているが、P.8では「男性優位」という表現になっている。「男性優位」と「男性優遇」の使い分けはどうなのか。  優遇については、男性が「優先的に扱われているかどうか」を伺っており、P.8で使用している優位とは、「優遇」「どちらかと言えば優遇」の回答項目を合わせた意味で、かつ、程度の差はあっても、「女性よりも有利な位置や立場にある」と感じていると捉え、使用しているものです。
9 基本目標Ⅱ 女性があらゆる分野に参画できる社会づくりについて

P.25
 「女性が参画できる」という表現は、どうしても男性が主体というイメージがある。今後、様々な場面での女性の活躍が期待されており、さらに女性活躍推進に向けた取組が必要だと思うので、「女性があらゆる分野に参画できる社会づくり」という文言を、「女性があらゆる分野で活躍できる社会づくり」にしてはどうか。

 P.27 下から2行目 「様々な分野に参画できる女性人材を」についても、「様々な分野で活躍できる女性人材を」に変えてはどうか。
 P.25のとおり、事業所における管理職等の男女比や町内会における男女共同参画の状況を見ると、未だ方針決定の場への女性の参画が少ないという認識も持っておりますので、P.26に記載のとおり、身近な地域活動などの意思決定の場や、市の審議会や政治分野などのあらゆる場への女性の参画促進に向けて取り組んでいきたいと考えており、「女性があらゆる分野に参画できる社会づくり」と目標設定しておりますことから、この表現としました。
10 市役所における男女がともに働きやすい職場環境整備について

P.44
 第5次プランでは、庁内の各所属に「男女共同参画推進員」を設置し、全庁的に推進するとなっているが、第6次プランでは削除されている。P.60の(1)市役所の役割で、「男女共同参画推進員」にふれてはいるが、第5次プランのように載せた方がよいのではないか。  今回の第6次プランでは、「市役所における男女がともに働きやすい職場環境整備」と「市役所における女性職員登用促進」を計画の体系へ位置付け、「計画の推進に向けた取組」を整理したところです。
 なお、「男女共同参画推進員」につきましては、これまで同様、各所属へ設置し、男女共同参画の中心的な役割を担い、職員一人ひとりが男女共同参画の視点を持って業務に遂行していくこととしております。このことから、現在の記載としました。
11 コラムコーナーについて

P.59
 生理用品の無償配布について、配布基準、条件、内容等の詳細についても記載し、PR効果をアップさせてはいかがか。  いただきました御意見を踏まえ、お困りの方により行き届くよう、詳細な内容の掲載を検討します。
12 計画の推進に向けてについて

P.60、61
 P.60「(3)市民(個人)へ期待されること」を「(3)市民(個人)」に、下から6行目の「本質に気づくことが大切です。」を「本質に気づき行動をおこすことが大切です。」に、下から2行目の「実際に行動に移していくことが期待されています。」を「実際に行動に移していく必要があります。」に、P.61「(4)市民活動団体・NPO等へ期待されること」を「(4)市民活動団体・NPO等」に、上から4行目の「課題解決につながることが期待されています。」を「課題解決につながります。」に、「(5)企業・事業者へ期待されること」を「(5)企業・事業者」にそれぞれ修正してはどうか。  「1 計画の推進に向けて」の中の表記を全て名詞で揃える視点もございますが、「期待されること」を削除することで、P.2「2 計画の性格」に記載するところの、積極的に取り組んでいく意味合いが弱まってしまうと考えております。
 市民の皆様に強いるものではございませんが、市民・団体・企業等の皆様全員で男女共同参画社会を実現するために、「期待されること」は記載したいと考えております。また、その他、「期待されています。」の記載についても、前述の考えのとおり、現在の記載としました。
 
 「本質に気づくことが大切です。」の記載については、御意見を踏まえ、修正することを検討します。
13 指標について

P.62~64

(P.14)
 市民意識調査における、「セクシュアル・マイノリティ」という言葉の認知度について、R10年の目標値が66.6%となっているが前記(No.6)からいかがか。  No.6の市の考え方のとおり、まずは意識の啓発を図っていきたいと考えております。現在、セクシュアル・マイノリティという言葉については、約2人に1人が意味まで理解している状況であり、この状況はまだ理解している方が少ない状況であると考えております。
 この現状から、3人に2人(半数以上)は意味まで理解している状況にし、男女共同参画同様、新しい常識にしていきたいと考えておりますことから、現在の指標としました。
14 指標について

P.62~64

(P.19)
 男女共同参画に関する出前講座の申し込み数について、R10年の目標値の5件は少なくないか。  第5次プランの実績では、毎年度1~2件程度であり、今回の目標値は、これまでの実績からすると2倍以上の設定であり、決して少ない数値ではないと考えておりますことから、現在の目標値としました。
15 指標について

P.62~64

(P.45、58)
 指標についてR10年の目標値が「減少」として具体的数値目標が明記されていないが、いかがなものか。  減少という目標設定をした項目は二つございます。
 一つ目の市民意識調査における食事の支度・食事の後片付け・掃除・洗濯・ふだんの買い物の項目で「全くやらない」と回答した男性の割合については、減少傾向にあるものの、まだ女性よりも男性の方が多い傾向にあるため、目標値は具体的に明記せず、減少と設定しております。
 二つ目の75歳未満のがんの年齢調整死亡率は、市健康づくり計画(第2次健康わかまつ21計画)において、目標値を達成しており、改善傾向にあるため、目標値を減少と設定しております。(R16年度における達成目標)
 このことから、この表現としました。

 

 以下は、意見募集時の記事です。

 

【パブリックコメント】「第6次会津若松市男女共同参画推進プラン(案)」への意見を募集します【意見募集は終了しました】

 本市では、平成12年2月に県内初の「男女共同参画都市宣言」を市民主体で行い、平成16年には「会津若松市男女共同参画推進条例」を施行、平成31年からは「性別にかかわりなく、多様性を尊重し、一人ひとりがその個性や能力を十分に発揮することができるまちを目指して」という基本理念を掲げ、「第5次市男女共同参画推進プラン」に基づいて市・市民・事業者等が主体的に取組を進めてきました。
 令和5年度に現行プランの計画期間が最終年度を迎え、新たな課題や社会情勢の変化に対応し更なる推進を図っていくため、現行プランの理念を継承した次期プランを策定することに伴い、「会津若松市市民意見公募(パブリック・コメント)の実施に関する要綱」に基づき、次期プラン案について広く意見を募集します。

 

市民意見公募のお知らせ(第6次市男女共同参画推進プラン).pdf(112KB)

 

「第6次会津若松市男女共同参画推進プラン(案)」

 

第6次会津若松市男女共同参画推進プラン(案)概要.pdf(368KB)

 

 第6次会津若松市男女共同参画推進プラン(案).pdf(7MB)

 

閲覧場所

 資料は次の場所でも閲覧することができます。

 なお、本件に関するお問い合わせは、企画調整課協働・男女参画室(下記)までお願いいたします。

 
  閲覧できる場所 閲覧できる日時
1 企画調整課協働・男女参画室(追手町第二庁舎 2階)

月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時

※祝日を除く

2 市政情報コーナー(追手町第二庁舎 2階) 同上
3 湊市民センター 同上
4 大戸市民センター 同上
5 北市民センター 同上
6 南市民センター 同上
7 一箕市民センター 同上
8 東市民センター 同上
9 北会津支所(まちづくり推進課) 同上
10 河東支所(まちづくり推進課) 同上
11 生涯学習総合センター(會津稽古堂)

毎日 午前9時から午後5時

※休館日を除く

 

公表・意見募集期間

 令和5年11月1日(水)から令和5年11月30日(木)  ※最終日午後5時必着 

 

意見を提出できる方

次のいずれかに該当する人が意見を提出することができます。

  1. 市の区域内に住所を有する方
  2. 市の区域内に事務所又は事業所を有する個人及び法人その他の団体
  3. 市の区域内に通勤、通学する方

 

意見の提出方法

 所定の意見書様式(閲覧場所に設置又はホームページ掲載の様式をダウンロード)を使用するか、任意の様式に氏名、住所、電話番号等(法人等の場合は名称、所在地、電話番号)を明記し、下記の提出先まで直接持参するか、電子メール、ファックス、郵送により提出してください。

 

意見書様式(PDF版).pdf(234KB)

意見書様式(ライター版).odt(19KB)

意見書様式(ワード版).docx(15KB)

 

意見書作成上の注意点

  • 住所又は所在地が会津若松市以外の方は、上記「意見を提出できる方」の2または3のうち、該当する区分と、学校名、法人名など所属する団体名を明記してください。
  • 意見内容の確認が必要になる場合がありますので、必ず電話番号を記入してください。
  • 匿名や電話によるご意見は受付できませんので、ご注意ください。 

 

 意見の取扱い

  • 提出いただいた書面はお返ししませんので、ご了承願います。
  • お寄せいただいたご意見については公表しますが、氏名などの個人情報が公表されることはありません。
  • 個々のご意見に対し、直接ご本人への回答はしませんので、ご了承願います。

 

意見の提出先

意見の提出先は次のとおりとなります。

直接提出する場合 会津若松市役所 追手町第二庁舎 2階 企画調整課 協働・男女参画室
電子メールで提出する場合 danjo@tw.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp  ※迷惑メール防止のため、@を全角としております。
ファックスで提出する場合 0242-39-1400
郵送で提出する場合 〒965-8601 (住所不要) 会津若松市 企画調整課 協働・男女参画室 宛

 

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 企画調整課 協働・男女参画室
  • 電話番号:0242-39-1405(室直通)
  • ファックス番号:0242-39-1400(直通)
  • メール