公開日 2023年05月19日
更新日 2024年03月27日
まちへの愛着、誇りを育む。これまでも、これからも。
会津若松市では、会津若松駅から鶴ケ城周辺を対象に、第3期会津若松市中心市街地活性化基本計画を新たなコンセプトで策定しました。
中心市街地の活性化を目指す上で、事業を営む人や暮らす人、訪れる人など、一人ひとりがまちを形づくるかけがえのない存在です。
まちに関わる皆さんが自分事として、まちの変化を生み、楽しみ、未来への期待が持てるまちづくりを目指すことを計画のメッセージとして込めています。
磐梯山と会津若松市街地
第3期会津若松市中心市街地活性化基本計画概要版「マチイク」の冊子をつくりました
概要版「マチイク」の冊子は、公共施設等で配布しています。
中心市街地は「まちの顔」
会津若松駅から鶴ケ城の周辺まで広がる本市の中心市街地は、商業や居住、公共サービス等の多様な機能が集まり、長い歴史の中で地域の文化と伝統を育んできた「まちの顔」とも言うべき地域です。
何気ない日常や、ある日の特別な時間の中で生まれた様々な記憶や体験として、「思い出」の場所、時間、味、景色といったものが、皆さんにもあるのではないでしょうか。
このような存在である中心市街地の変化は、目に映るものだけでなく、心深くに働きかける力があり、地域の活力を映し出す鏡として機能していると言えるかもしれません。
まちへの愛着や誇りの源
中心市街地には、歴史や伝統に由来する空気感、地域に根付いた企業、団体が生み出すモノやコトなど、この場所でしか生まれない記憶や体験があふれています。
これらをひとつでも多く増やすことで、地域への愛着や誇りが豊かに育まれ、多様で心豊かな人であふれた持続的なまちづくりを目指します。
選ばれ、愛され続ける場所へ
皆さんには「行きつけ」や「お気に入りの場所」はありますか。本計画では、「このまちで消費や時間を過ごす上で、目的地となる“場所”や“きっかけ”を増やすこと」を取り組むべき課題に定めました。
経済を活性化させ、さまざまな意味で選ばれる場所となると同時に、地域ならではの記憶や体験をもとにした、まちへの「想い」を育てることを目指します。
中心市街地の活性化のビジョン
基本理念は、まちが育ち、人を育み、未来へつなげるまちづくり
共通の指針となる計画の愛称をもとに、親しみの持てるまちづくりのビジョンとなることを目指します。
計画の愛称は「マチイク」
基本理念(愛称)には「人を中心としたまちづくり」に焦点を当てた、「人がまちを育てる」「まちが人を育てる」という二つの意味を込めています。
中心市街地の活性化を目指す上で、一人ひとりがまちを形づくるかけがえのない存在であり、個々の輝きがまちの魅力を高める上で欠かせないことから、主体性を持ったまちづくり(成長)を目指します。
そして、中心市街地を形づくる地域の関係者、まちで暮らしを営む市民、楽しみを求めて訪れる来訪者にとって「このまちが好き」とされる場所となり、将来への架け橋となる人が育まれることをメッセージとして込めています。
基本方針1 地域経済のエンジンとして力強く成長していくまちづくり
中心市街地は、商店街や伝統産業に代表される地域に根付いた地元企業が集積する土地であり、その活力を向上させることは、地域の経済循環を強く、太くすることにほかなりません。
経済活力を向上させることは、地域住民の暮らしの豊かさや、まちで時間を過ごすことの楽しさを体感させるものであり、事業活動の場として活性化させながら、地域経済のエンジンとして力強く機能し続ける姿を目指す必要があります。
【目指す姿1】 消費者ニーズに応える魅力を備えたエリア
- 幹線道路沿いに立地するチェーン店や大型商業施設、オンラインサービス等の消費の場と共存しながらも、そこでは満たされない暮らしの楽しさや豊かさを体験できるエリアであること
- 消費空間に健全な新陳代謝が起こり、時代に沿ったまちの変化を楽しめる場所であること
【目指す姿2】 事業活動の場として好ましい環境を備えたエリア
- 事業の継続に十分な商圏人口をはじめとした事業環境が維持されていること
- 事業者の工夫や努力を喚起する支援が充実し、事業活動の場として選ばれる存在であること
【目指す姿3】 「稼ぐ力」を備え、地域経済の原動力として機能するエリア
- 高い付加価値を提供する人気店など、消費者ニーズを捉えた魅力ある業種、業態が集積し、収益力の高い地域であること
- 対企業向けのビジネスを含め、多種多様な業種が集積し互いに影響を与え合うことで、新たなビジネスやイノベーションが活発に生まれる地域であること
基本方針2 「思い出」を生み、「想い」を育むまちづくり
中心市街地は、関わる人々の「体験」や「記憶」を生み、地域への愛着を育む場所として機能してきました。
「会津地域の顔」で生まれる思い出は、地域に対する誇りや想いをより豊かに育み、まちの将来を支えていくことにつながっていくものです。
このことから、今後も中心市街地が「まちの顔」として愛され、地域特有の「体験」や「記憶」を一つでも多く生むエリアとなることを目指す必要があります。
【目指す姿1】 豊かで多様な「体験」や「記憶」を生むエリア
- 様々な場面で中心市街地を使う機会があること
- 教育、文化、芸術などの面で、新たな価値観や経験を得られる場所であること
【目指す姿2】 人を惹きつける「居心地の良さ」を備えたエリア
- 多くの人が「行きつけ」や「お気に入りの場所」を中心市街地に持っていること
- 多様性にあふれ、互いの価値観を受け入れる文化が成熟しているまちであること
【目指す姿3】 地域ならではの「思い出」を生み、地域を担う人材を育むエリア
- チェーン店の密集地や地域外にはない、この土地ならではの「体験」や「記憶」を生む場所であること
- 中心市街地で生まれた思い出が、地域に対する愛着を育むことにつながること
計画の詳細はこちらから
第3期会津若松市中心市街地活性化基本計画の詳細は、以下をご覧ください。
関連リンク
お問い合わせ
- 会津若松市役所商工課
- 電話番号:0242-39-1252
- ファックス番号:0242-39-1433
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