高齢者とその周りの方に気をつけてほしい消費者トラブル5選!

公開日 2023年04月28日

 5月は「消費者月間」です。消費者庁では、今年度のテーマとして、「デジタルで快適、消費生活術~デジタル社会の進展と消費者のくらし~」を掲げています。
 社会のデジタル化が進むことによって、新しい消費者トラブルが発生しています。これは、若者だけでなく高齢者も含めた全世代の問題です。
 以下のデジタル以外のトラブルと併せて、全員で気をつけていきましょう!

 

トラブル5選.png

1 インターネット通販
2 健康食品や化粧品などの定期購入
3 屋根や外壁などの住宅修理
4 保険金の申請サポート
5 電話、電力・ガスなどの契約切替
高齢者の消費者トラブルを防ぐための見守りチェックリスト
相談先

 

こちらも参考にご覧ください。

消費者庁「令和5年度消費者月間」(外部サイト)

 

1 「インターネット通販」

具体的な相談事例

  • インターネットの通販サイトで買い物したが、商品が届かない。
  • 海外から高級ブランド品の偽物が届いた。
  • 返品返金を求めたいが、サイトと連絡が取れない。

 

気をつけるポイント

  • インターネット通販では、クーリング・オフはできません。注文する前に、返品に関する表示を確認しましょう。また、所在地や連絡先などの事業者の情報、支払いの方法をしっかりと確認しましょう。
  • ブランド品、メーカー品で価格が極端に安い場合など、購入したいと思っている商品が偽物やコピー品などでないか、十分に注意しましょう。
  • 百貨店のロゴマークや名称が掲載された通販サイトでも偽サイトの可能性があります。販売業者の名称、住所、電話番号などよく確認しましょう。

 

2 健康食品や化粧品などの「定期購入」

具体的な相談事例

広告を見て1回限りのお試しだと思ってインターネットで注文したら、複数回購入が必要な定期購入の契約だった。

気をつけるポイント

  • 注文する前に、返品・解約の条件や連絡手段などを確認しておきましょう。
  • スマートフォンは画面が小さいため、重要なことが小さい文字で書かれていたり、重要なことが書かれているページがサイト内の別の場所にあったりすることがあります。
  • 「お試し」といった言葉や低価格を強調するような広告の場合は、注文をする前に、販売サイトや最終確認画面をよく確認しましょう。
  • 最終確認画面をスクリーンショットなどで保存しておきましょう。

 

3 屋根や外壁などの「住宅修理」

 「近所の工事ついでにお宅の屋根が壊れているのが見えたので無料で点検してあげる」などと親切を装ったり、「今直さないと大変なことになる」などと不安をあおるような勧誘をされたりすることがあります。

具体的な相談事例

  • 自宅の屋根や外壁が壊れているなどと言って来訪した事業者と高額な住宅修理工事の契約をしてしまった。
  • トイレなどの水回りの修理をインターネットで探した事業者に依頼したら高額な料金を請求された。

 

気をつけるポイント

  • その場では契約せず、複数の事業者から見積もりを取り、周りの人も意見を聞きながら、比較・検討しましょう。
  • 契約をせかされたり、次々に高額な修理工事を提案されたりしても、必要がなければきっぱり断りましょう。

 

4 「保険金の申請サポート」

 台風や水害などの災害後などに急増するトラブルです。

具体的な相談事例

火災保険を使って自己負担なく住宅の修理をしないかと勧誘され、高額な申請サポート契約をしたが解約したい。

気をつけるポイント

  • 保険金の請求は、加入者自身で行うことが基本です。
  • 保険金の申請サポートを行う申請サポート会社に頼る前に、保険契約の内容や補償の範囲について、まずは書類をよく読んで確認し、不明な点があれば自身が加入している保険会社や保険代理店に直接相談するようにしましょう。
  • 火災保険では、経年劣化による建物の損傷については補償を受けられません。事業者から、うその理由による保険金の請求を勧められることがあっても、絶対に応じてはいけません。

 

5 「電話、電力・ガスなどの契約切替」

具体的な相談事例

  • インターネットの光回線契約をアナログ回線に戻せば料金が安くなると勧誘され契約したら、よくわからないサポートなどのオプション料金を請求された。
  • 現在契約している事業者のプラン変更だと思って了承したら、別の事業者との契約になっていた。

 

気をつけるポイント

  • 勧誘してきた事業者や契約先事業者の名称、プラン内容を確認しましょう。
  • 不要な契約、内容のよくわからない契約をしていないか、よく確認しましょう。
  • 検針票を見せてと言われても、すぐに見せないでください。検針票記載の情報がわかれば、電力・ガス契約の切替手続ができてしまいます。検針票の取り扱いには十分注意してください。
  • 勧誘してきた事業者、契約先事業者の名称や連絡先を確認しておきましょう。
  • 安くなると言われてもうのみにせず、契約内容をよく確認した上で、切り替えるかどうか検討しましょう。

 

~高齢者の消費者トラブルを防ぐための見守りチェックリスト~

  • 家の様子について

□家に見慣れない人が出入りしていないか
□不審な電話のやりとりがないか
□家に見慣れないもの、未使用のものが増えていないか
□見積書、契約書などの不審な書類や名刺などがないか
□家の屋根や外壁、電話機周辺などに不審な工事の形跡はないか
□カレンダーに見慣れない事業者名などの書き込みがないか

 

  • 本人の様子について

□定期的にお金をどこかに支払っている形跡はないか
□生活費が不足したり、お金に困っていたりする様子はないか
□何かを買ったことを覚えていないなど、判断能力に不安を感じることはないか

詳しくはこちらをご覧ください。
国民生活センター(外部サイト)

万が一トラブルに遭ってしまい、困ったときや不安に思ったときは消費生活センターへ

  • 会津若松市消費生活センター
  • 所在地:会津若松市追手町2-41 会津若松市役所追手町第二庁舎1階
  • 電話番号:0242-39-1228
  • 受付時間:8時30分から17時まで

 

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 環境生活課
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