公開日 2023年01月05日
更新日 2025年04月01日
冬に特に増加する4つの事故をまとめています。
自分自身だけでなく、同居する家族や近所の方ともぜひ共有し、安全に冬を過ごしましょう。
事故の例と気をつけるポイント
1.除雪機による事故
2014年度から2023年度の10年間にNITE((独)製品評価技術基盤機構)に通知された製品事故情報では、除雪機によりけがを負った事故は38件あり、死亡事故は25件となっています。
気をつけるポイント
- 安全機能を無効化しないようにしましょう。
- 後退する際には、転倒したり、挟まれたりしないよう、周囲の状況に十分注意しましょう。
- 周囲に人がいない状況で作業しましょう。
- その場を離れるときは、除雪機のエンジンを切りましょう。
- 雪詰まりを取り除く際は、エンジン及び回転部の停止を確認し、雪かき棒を使用しましょう。
具体的な事故の事例はこちらをご覧ください。
2.転倒・転落
令和3年人口動態調査(厚生労働省)によると、65歳以上の転倒・転落・墜落による死亡者数は9,509人で、交通事故の2,150人の4倍以上となっています。
主な要因
- 加齢
- 運動不足
- 病気や薬の影響
身の回りの危険な場所
- 敷物の縁
- コード類
- 床の上のもの
- 階段
- 暗い足もと
- 不安定な場所
- すべりやすい床や靴
- 段差・みぞ・傾斜
- 水濡れ・雪や凍結
気をつけるポイント
- なるべく床に物を置かないように、日ごろから部屋の整理を行いましょう。
- 適度な運動をしましょう。
- 明るく照らしたり、色を変えたりするなど、危ない場所を見える化しましょう。
3.窒息
令和3年人口動態調査(厚生労働省)によると、65歳以上で食べ物が気道を塞ぐことによる死亡者数は3,884人で、交通事故2,150人の約1.8倍となっています。また、餅の窒息事故は、1月に集中して発生しています。
主な要因
加齢による変化
- 歯の機能の低下(奥歯がなくなる、入れ歯など)
- 噛む力、飲み込む力が弱くなる
- 唾液の量が少なくなる
- せきなどで押し返す力が弱くなる
お餅の特徴
- 温度が下がると硬く、くっつきやすくなる
気をつけるポイント
- 小さく食べやすい大きさにしてから食べましょう。
- 先に飲み物・汁物でのどを潤しましょう。
- 一口は無理のない量にしましょう。
- ゆっくりよく噛んでから飲み込みましょう。
- お互いに気にかけながら食事をしましょう。
もしも詰まってしまったら
すぐに背中を強く叩きましょう!
- せきができる場合→せきをさせる。
- せきができない場合→大声で周囲に119通報とAED搬送を依頼する。誰も来なければ、意識がある間は119通報よりも背中を叩くことを優先する。
- 意識がない・意識が途中でなくなった場合→心肺蘇生を開始する。
4.溺水
令和3年人口動態調査(厚生労働省)によると、65歳以上の浴槽における不慮の溺死・溺水は5,097人で、交通事故2,150人の2倍以上となっています。
お風呂での心停止は事故による溺水だけでなく、病気(急性心筋梗塞や脳卒中など)が原因で起こることもあります。特に冬は心停止の発生頻度が夏の約10倍も高くなります。
危険な入浴
- 寒い浴室・脱衣所
- 熱め・長時間
- 食後・飲酒後・薬服用後
気をつけるポイント
- 浴室・脱衣所を暖めましょう。
- 入浴前後に水分補給をしましょう。
- 入浴前にひと声かけ、入浴中も声かけなどして見守りましょう。
- 温度・時間を見える化しましょう。
入浴の目安:41℃以下・10分まで
- 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
- 意識がもうろうとしたら気を失う前に湯を抜きましょう。
2.転倒・転落、3.窒息、4.溺水に関すること
詳しくはこちらをご覧ください。
消費者庁「年末年始に増加する高齢者の事故に注意しましょう!」(外部サイト)
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