令和3年度 漆蒔絵教室を開催しました!

2022年2月22日

漆蒔絵教室

 本講座は、会津の伝統である漆工芸の素晴らしさや魅力を知っていただきたいと始まったもので、40年以上の歴史があります。実際に地元会津で活躍している蒔絵師 照井克弘先生(蒔絵工房てるい)と国分幸一先生(国分漆工房)のご指導のもと、1枚の漆パネル作品を制作しながら、伝統的な技法を学ぶ講座を開催しています。

 

講座の様子

 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により2か月延期し、7月から翌年2月にかけて合計15回の講座を行いました。漆蒔絵教室では、蒔絵の技法の一つである研出(とぎだし)蒔絵を学び、受講生が自らデザインした図案をパネル画1枚に仕上げました。制作には本格的な漆や銀粉を使用しました。

 

技法説明 技法の説明を聞きます
図案相談 図案をもとに、制作方法を相談します
漆 使用する材料は本物の漆です
受講生のみなさん 工程ごとに指導を受けながら制作します
熟練の技術 熟練の技を間近で見ることができます
意見を出し合ってお互いにアドバイスし合う姿も・・・

 

 本講座は3年間継続して受講できますが、その後も続けていきたい方は、受講生OBによって結成された漆蒔絵サークル「水芭蕉」で、さらなる研鑽を積むことができます。漆蒔絵サークル「水芭蕉」では、毎月2回制作活動を実施しており、春の展示会や秋の稽古堂まつりなどで制作した作品を展示しています。

 

研出(とぎだし)蒔絵

 絵漆で文様を描き、乾かないうちに金・銀の金属粉を蒔き付けます。乾燥後、彩漆をほどこし、透漆か黒漆にて塗り込み十分乾かし、研いで文様を表します。さらに、銅摺りして摺漆をし呂色仕上をします。工程を簡単に表すと次のようになります。

 

1 図案構成・置目

  文様の下書きを紙に行い、輪郭を絵漆で細く描く。研出面に文様を転写。

2 地描き

  絵漆で描き、ただちに金・銀粉を蒔く。

3 粉蒔き

  粉筒にて蒔き、毛棒で蒔き詰める。

4 彩漆

  各種の色漆をつくり、文様の上に平らに描く。

5 荒研ぎ

  炭などで金粉等が淡く現れるまで研ぐ。

6 研ぎ出し

  荒研ぎよりも一層注意して研ぐ。

7 胴摺り・磨き・仕上げ

  呂色炭の微粉を潤した布につけ、円形を描きながら平均に充分磨く。

 

漆蒔絵教室と漆蒔絵サークル「水芭蕉」の合同課外研修会

 課外研修として、講師の先生方、本講座の受講生、漆蒔絵サークル「水芭蕉」の皆さんが一緒になり、漆関連施設や史跡の見学などを年1回実施しています。課外研修は、漆工芸への理解を深めるほかにも、親睦を深めあう機会にもなっています。令和3年度は新型コロナウイルス感染症予防ため、中止となりました。

 

 

受講生の作品紹介

    教室の最終日には、受講生の皆さんから作品に込めた想いや制作で苦労した点などを発表していただきました。作品は、どれも素敵な出来栄えで8か月にわたる学習の成果が表れていました。講師の先生から一人ひとりの作品に向けての講評もいただき、「ぜひ今後も継続して、研鑽をつんでもらいたい。」とのお言葉をいただきました。

 

完成作品①  完成作品②  完成作品③

 

完成作品④  完成作品⑤  最終回の様子

 

令和4年度 講座は、こちらからお申込みください。

 

その他

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