会津若松市市営住宅長寿命化計画を策定しました
背景・経過
本市では、昭和50年代半ばまでに数多く建設された市営住宅の老朽化が進んでおり、安全で適切な居住水準の住宅を供給するといった観点から、平成23年度に「会津若松市公営住宅等長寿命化計画」を策定し、事業を実施してきました。令和2年度で計画期間が満了しますが、今後も継続して対応していく必要があるため、計画の見直しを行いました。
前計画の取組と成果
前計画では、団地別・住棟別に活用方針を設定し、建替による施設の更新や既存ストックを有効活用するための大規模改善のほか、下水道への接続や手摺りの設置、建具改修などの個別改善を実施してきましたが、改善などの対応を要する施設はまだ多いことから、今後も継続して事業を実施していく必要があります。
また、老朽化から用途廃止予定とした住宅は、入居者の退去後に募集を停止する政策空家とし、用途廃止に向けて取り組んできましたが、まだ入居中の住戸がある一方、増加する空家の管理にも課題があるため、入居者の意向を確認した上での住み替えも含め、計画的な廃止に向けた対応が必要となっています。
計画の概要
計画の名称
これまでの計画は「公営住宅等長寿命化計画」としていましたが、平成29年度に市営住宅条例を改正し、市が供給する住宅を総称して「市営住宅」としたことから、新たな計画についても「市営住宅長寿命化計画」とします。
計画期間
中長期的な視点から今後の市営住宅の在り方を総合的に捉える必要があることから、令和3年度から令和12年度までの10年間を計画期間とし、必要に応じて適宜見直しを行うものとします。
計画の方向性
計画の策定にあたっては、国が示す「公営住宅等長寿命化計画策定指針」に基づき、将来の市営住宅の需要量を推計した上で、必要な供給量などを検討しました。需要量の推計では、人口減少に伴い、総世帯数及び「住宅確保要配慮世帯」も減少していくことから、市営住宅の供給量についても、老朽化し、居住環境の低下した住宅の廃止や建替えなどにより、計画期間内において現在より約2割程度削減していくこととします。
市営住宅長寿命化計画
・第5章 長寿命化計画の対象と事業手法の選定.pdf(9MB)
お問い合わせ
- 会津若松市役所建設部建築住宅課
- 電話番号:0242-39-1268(直通)
- ファックス番号:0242-39-1454
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