公開日 2022年05月11日
更新日 2022年06月23日
新型コロナウイルス感染症の影響により、以前とは生活様式が様変わりし、仕事や生活に不安やストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。このような状況だからこそ、心の健康に関心を向けてみましょう。
ストレスって何?
ストレスの原因
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常生活の中で起こる様々な変化がストレスの原因となります。例えば、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事でも、変化であり刺激となるため、実はストレスの原因になります。
自分のストレスサインを知る
ストレスを受けている状態では眠れない、腹痛、イライラするなど、何かしらのストレスサインが出ているものです。このようなサインが出ているからといって、こころの病気というわけではありません。しかし気づかないままストレスを受け続けると、さらに調子を崩してしまうことがあります。まずは、自分のストレスサインを知っておくことが大切です。そして、そのサインが出ていないかどうか、時々自分の状態を観察するようにしましょう。自分のストレスに気づけるようになると、休息を取る、気分転換をするなどのセルフケアが早めにとれるようになります。
ストレスをためない暮らし方
生活習慣
ストレスと上手に付き合うには、まず毎日の生活習慣を整えることが大切です。バランスの取れた食事や良質な睡眠、適度な運動の習慣を維持することが、こころの健康の基盤となります。またストレスがたまった時の対策として、日常生活の中でリラックスできる時間を持つことが大切です。ゆっくりと腹式呼吸する、ぼんやりと窓の外を眺める、ゆったりお風呂に入る、軽く体をストレッチする、好きな音楽を聴くなど、気軽にできることをやってみましょう。お酒を飲んで気を紛らわせようとすると、睡眠の質が低下し、こころも不安定になることがあるので気をつけましょう。
考え方
ストレスを感じていると、私たちは物事を固定的に考えてしまうことがあります。うまくいかないとき、強いストレスを感じてしまうと、問題点や良くないことばかり気になりがちです。そのようなとき、良くないことばかりでなく、実際にできていること、うまくいっていることに注意をむけるのもよいでしょう。考え方やものの見方を少し変えてみるだけで、気持ちが少し楽になることがあります。
相談
困ったときやつらいときに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。話すことで自分の中で解決策が見つかることもあります。相談にのってもらえたという安心感も、気持ちを落ち着かせます。その一方で、こころとからだの不調が続くときは、早めに専門家に相談するようにしましょう。
こころの不調やストレス症状に気づく
次のような気になる症状が続くときには、専門機関に相談しましょう。
- 気分が沈む、憂鬱(何をするにも元気が出ない)
- イライラする、怒りっぽい
- 理由もないのに、不安な気持ちになる
- 気持ちが落ち着かない
- 胸がどきどきする、息苦しい
- 何度も確かめないと気が済まない
- 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
- 誰かが自分の悪口を言っている
- 何も食べたくない、食事がおいしくない
- なかなか寝付けない、熟睡でき兄
- 夜中に何度も目が覚める
周囲の人が気づきやすい変化
こころの病気は自分では気づきにくい場合もあります。また、自分で不調に気づいていても、こころの病気だと思っていない場合もあります。その方らしくない行動が続いていたり、生活面で支障が出ている場合は早めに専門機関に相談するように勧めてください。以前と異なる状態が続く場合は、体調などについて聞いてみましょう。
- 服装が乱れてきた
- 急にやせた、太った
- 感情の変化が激しくなった
- 表情が暗くなった
- 一人になりたがる
- 不満、トラブルが増えた
- 独り言が増えた
- 他人の視線を気にするようになった
- 遅刻や休みが増えた
- ぼんやりしていることが多い
- ミスや物忘れが多い
- 体に不自然な傷がある
心の不調が続いたら
もしあなたが先の見えない不安や、生きづらさを感じるなどの様々なこころの悩みを抱えていたら、その悩みを相談してみませんか。電話で相談しづらい方には、LINEなどのSNSでも相談できます。こころの相談窓口一覧
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