公開日 2020年04月01日
更新日 2021年12月02日
会津若松市に立地された企業様の声をお届けします。(内容は取材当時のものです)
「世界中のMonodzukuriを実現するべく、地域の皆様と事業を推進してまいります。」
会津若松徳久工業団地に立地された、東亜電気工業株式会社の代表取締役社長 重田 明生 様にお話を伺いました。
貴社の業務内容について教えてください
弊社は昭和22年に電気、電子材料を取り扱う商社として起業いたしました。
昭和53年に設立した子会社の東亜テクニカル株式会社は、平成21年にワイヤーハーネス事業を操業し、現在は大阪府堺市のほか、福島県内では南会津町にも事業所を設立しております。
弊社の製造する自動車電装用ワイヤーハーネスは自動車の衝突防止カメラに搭載するものであり、自動走行システム等の性能を発揮するうえで不可欠な部品となっております。
自動車業界における自動運転技術の進歩はめざましく、弊社の製品はこれらの技術を支えるものであり、引き続き成長が期待できる分野であると考えております。
会津若松市に立地を決定した決め手は何ですか?
次世代自動車向けカメラヒータ用ワイヤーハーネスの大幅な取引増加に伴い、、製品の安定供給とコストダウンを図るため、外注先から納入していたワイヤーハーネスを自社グループ内で生産するべく自社工場用地を探しておりました。
そのような中、室井市長様をはじめ会津若松市職員の皆さんに熱心にお誘いいただき、会津の取引先との一体的な協業体制も構築できることから、徳久工業団地に立地を決定させていただきました。
また、震災直後より東北の復興に微力ながら協力したいとの思いも持っていたこともあり、工場新設を決めました。
海外ではなく、あえて国内に拠点を設ける理由は何でしょうか?
本業界は、人件費などの面において海外生産に比べると割高であり、競争力で劣ると思われがちです。
しかし、自動車搭載カメラヒーター用のワイヤーハーネスは、車種ごとに仕様が異なる多品種小量生産の製品です。海外で生産し日本へ輸入する場合、顧客の要望に応えるためには、輸送時間などを考慮すると、どうしても在庫過多にならざるを得ず、採算をとることが困難になります。
また、製造する車載部品は取引先の要望に応じた、精度の高い製品の製造が求められますので、国内で生産するのが望ましいと考えております。
弊社は、企業理念Vision「世界中のMonodzukuriを実現する」を設定し、基礎技術が日本にある、まさに技術の礎となる「メイドインジャパン」を意識しております。
このような理由から、国内で製造することは、条件面で非常に優位であると考えております。
立地時の行政からのサポートはいかがでしたか?
立地にあたっては、室井市長様をはじめ企業立地課の皆様から、計画の初期段階より各種手続き支援など、弊社の要望に応じて非常に親身になってご対応いただきました。
担当職員の方々が何度も本社へ足を運んでくださり、丁寧にご対応いただけたことで、計画通りに新工場を立ち上げることができました。
操業が開始してからも、引き続き相談させていただき、大変心強く思っております。
今後の抱負をお聞かせください
今回の新工場の建設によって、取引先様との輸送コスト削減、高品質なものづくり、製品の安定供給を図ることが可能になります。
また、新工場は、今後のグローバル展開も視野に入れた東亜テクニカルのマザーエ場としての役割を担う大変重要な位置づけと考えております。
弊社の行動指針の一つであります「挑戦と創造」を実現すべく、ここ会津の地においても地域の皆様とともに発展しながら、事業を推進してまいります。
東亜電気工業株式会社の概要
社名 | 東亜電気工業株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 重田 明生 |
主な所在地 |
(本社)東京都千代田区外神田5丁目1番4号 (東亜テクニカル株式会社会津若松事業所) 福島県会津若松市門田町工業団地291番地 |
設立日 | 昭和22年6月17日 |
資本金 | 4億5,068万円 |
概要 | 電気、電子部品材料等商社 |
ホームページ | 外部サイト |
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お問い合わせ
- 会津若松市役所 観光商工部 企業立地課
- 電話番号:0242-39-1255
- ファックス番号:0242-39-1433
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