白河・会津街道が「歴史の道百選」に追加選定されました

公開日 2019年11月26日

更新日 2019年11月26日

 

 令和元年10月29日付けで、白河・会津街道が、文化庁の選定する「歴史の道百選」に追加選定されました。

 

「歴史の道百選」とは

 

 国内の歴史的・文化的に重要な由緒のある古道・交通関係遺跡について、その保存や活用を広く呼び掛け、顕彰するために文化庁が選定するものです。

前回は、23年前の平成8年に全国各地の78か所が選定され、その際、市内では「佐渡路-会津街道・束松峠・滝沢峠越」が選定されています。今回は「白河・会津街道」を含む新規36件、区間の追加19件が新たに選定されました。

 

白河・会津街道

 

 今回の白河・会津街道の選定個所は、大町一之町札の辻から滝沢峠・黒森峠を抜け、白河城下の奥州街道との分岐点である「女石」まで至る66kmの街道です。そのうち、大町一之町から黒森峠までが会津若松市内です。

 白河街道は江戸時代の会津五街道のひとつで、若松城下と白河城下の奥州街道を結ぶ主要な街道でした。往時は人や物資が行き交うルートとしてにぎわい、会津藩主をはじめとして新発田藩主、村上藩主などの参勤交代にも使用されました。

 市内の区域には、滝沢峠、沓掛峠、黒森峠があり、湊町の高坂と穴切には一里塚が残っています。一部は舗装道となっていますが、この峠や一里塚の周辺では土道が良好な状態で残っています。宿駅も金堀宿、赤井宿、原宿があり、往時の街道の姿をうかがい知ることができます。

 

山神社の前 山神社前(一箕町大字金堀)
穴切の一里塚北側 穴切の一里塚北側(湊町赤井)
 
 
 

 

白河・会津街道地図

 

 会津、白河街道のルート.pdf(2MB)

 

 追加選定された箇所のうち、会津若松市内の地図です。なお、現在は一部通行できない箇所もありますのでご注意ください。

 

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