なにから食塩をとっているかご存知ですか?~こども編~

公開日 2019年10月18日

会津若松市の健康課題として、高血圧の方が多い、また、高血圧に起因するさまざまな生活習慣病が多く、健康の維持増進の障害となっている現状があります。

そのためにできること、「適塩」のためにも、自分がなにから食塩をからだにとりいれているかを知ることは大切です。

日ごろ無意識に「よく食べているもの」について、見直してみませんか?

※およそ1か月程度の習慣的食習慣についての調査結果より  (分析協力 会津大学)

 

食塩摂取源となっている食品・料理は、年代・性別によりさまざまです

市内小学生にみられる食塩摂取源食品とは

 市内小学生への調査結果からは、成人と同様に「調味料(醤油など)」「めんスープ(麺類の汁)」「みそ汁」が摂取源の上位にあり、保護者などの家族の食事内容の影響を受けている様子がうかがえます。

 また、成人に比べて、肉料理(特に鍋物を含む煮物、炒め物、ハンバーグなど)、魚料理(特に鍋物を含む煮物、焼き魚)などからの塩分摂取が特徴的であり、これらの料理の「適塩」への配慮が必要なようです。

(児童)20190621(累積グラフ)会津若松子供.png(分析 会津大学3年 西牧光希)

 

市内中学生にみられる食塩摂取源とは

 市内中学生における調査結果からは、成人よりも上位食品群の摂取量が多めであり、小学生と同様、肉料理(特に鍋物を含む煮物、炒めもの)、魚料理(特に焼き魚)のようなおかずの摂取からの食塩摂取が見えてきます。

 加えて、パンなど、食塩を含む「主食」を食べる習慣があることの影響もあるようです。

 

 児童・生徒ともに、小さいころから、習慣的に過剰に食塩を摂取していることが推測されます。

(生徒)20190621(累積グラフ)会津若松子供.png(分析 会津大学3年 西牧光希)

 

「魚を食べましょう」・・・しかし、干物や塩蔵品ばかりになっていませんか?

 会津若松市民に限らず、こどもの頃から魚を食べる習慣づくりは食育において必要です。

 しかし、魚売り場には「魚の干物や塩蔵品」が多く、地域全体において、食塩摂取が過剰となりやすい調理法で食べていることが多いようです。

 しょうゆをかける習慣は、こどもの頃からの「無意識の積み重ね」で形成されるものです。

 

 塩鮭は一度水をとおして軽く塩を抜いてから食べる、干物にはさらに醤油をかけないようにするなど、小さい子どものころからの習慣づけは大変重要です。

 

 (このグラフにおける「干物の摂取量」〈およそ1か月の摂取量を1日当たりになおしたもの〉には、魚の干物及び塩蔵品が含まれます。)

年代別平均値比較_干物_1(2).png

 

 

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