公開日 2020年04月16日
更新日 2021年09月02日
市が提案する「課題テーマ」に対し、市民公益活動団体から企画事業を募集し、ともに力を合わせて課題の解決による市民サービスの向上を目指します。
※クリックすると該当項目にジャンプします。
課題テーマ
平成31年度の課題テーマおよび「課題の概要」「提案への期待」は下記のとおりです。
課題テーマ(1) 「地域共生による、より身近な居場所づくり」 担当課:地域福祉課
- 課題の概要
市では、地域福祉計画を策定し、誰もが安心して暮らせるよう地域で支え合うための仕組みづくりを進めています。しかし、計画の推進にあたっては、少子高齢化や核家族化、生活様式の変化など多様な要因により、地域コミュニティの希薄化などが課題になっています。
地域コミュニティの再構築につながるよう、地域のより身近な場所での居場所づくり(集える場)を市と協働で検討し実践していくものです。
- 提案への期待
現在、地域の集いの場となる地域サロンには、主催する人がいないので開設できない、町内会館などが遠くて参加しにくいという課題があります。
地域の人が気軽に集まれる居場所(集いの場)づくりには、地域の人が協力してこうした課題の解決を図りながら、つくることが重要と考えています。
課題を解決しながら、地域のコミュニティが再構築されるような、子どもから高齢者まで障がいの有無などに関係なく、気軽に集える居場所づくり(集える場)の提案を期待しています。
課題テーマ(2) 「公園の新たな魅力づくりと管理運営方策」 担当課:花と緑の課
- 課題の概要
公園は都市の防災性の向上やヒートアイランド現象の抑制、生物多様性の確保、豊かな地域づくりに資する交流空間であるほか、特に子どもたちが多くを学び成長する最も身近なフィールドであり、良好な維持管理が求められます。
昭和40年代後半から集中的に整備した多くの公園で老朽化が進み、公園施設の長寿命化対策が急務である一方、行政需要の多様化等にも対応するため、公園の価値をより向上させる新たな魅力づくりが課題であると考えています。
- 提案への期待
これまで行政が行ってきた維持管理に対する一方的な経費投資ではなく、公園に求められる様々な役割を充実させながら、民間経営のノウハウと柔軟な発想により、公園の立地特性や空間的価値を最大限に活かしながら、公園に魅力を創出し、維持管理を行えるような取組を期待します。
応募期間(終了しました)
平成31年4月1日(月)から平成31年4月24日(水)午後5時
募集チラシ.pdf(766KB)応募のてびき.pdf(1MB)
応募要件
応募できる団体
応募できるのは、下記の要件を満たす市民公益活動団体です。
- 会津若松市内に事務所及び活動場所を有すること
- 市民公益活動を継続的・組織的に行っていること(または行う予定であること)
- 市内に在住または在勤する5名以上の者で構成されていること
- 組織の運営に関する規則(規約・会則等)があること
※「市民公益活動」とは
- 市民の自主性・自発性に基づく活動であること
- 自己の利益を求めない活動であること
- その取り組み・事業が多くの市民に求められること
- 市民に対して内容が開かれた活動であること
- 政治活動や宗教活動を主たる目的としない活動であること
応募方法(終了しました)
応募書類に必要事項を記入のうえ、協働・男女参画室に持参または郵送にて提出してください。
事業提案書等の作成にあたっては、必ず担当課に連絡し、課題テーマの意図の共有など、協働により事業提案書等を作成してください。なお、作成方法等については、随時、協働・男女参画室が説明します。
応募書類
提出先
- 965-8601 会津若松市東栄町3-46(市役所本庁舎3階) 企画調整課 協働・男女参画室
- 電話番号 0242-39-1405(直通)
企画事業採択団体が決定しました
プレゼンテーション・審査会を令和元年5月15日(水)に開催しました。
当日は、企画事業の提案のあった3団体がプレゼンテーションを行い、審査会による協議を踏まえ、下記のとおり企画事業採択団体が決定しました。
課題テーマ(1) 「地域共生による、より身近な居場所づくり」 担当課:地域福祉課
採択団体:今和泉町内会
企画事業名:今泉たまごベンチ事業
課題テーマ(2) 「公園の新たな魅力づくりと管理運営方策」 担当課:花と緑の課
採択団体:特定非営利活動法人 Lotus
企画事業名:公園の無限大の可能性~地域貢献の場へ~
課題テーマ(3)(前年度継続事業) 「認知症サポーターの活用に向けた方策検討」 担当課:高齢福祉課
採択団体:認知症を考える あいづの種
企画事業名:認知症サポーターステップアップ事業
取組状況をお知らせします
課題テーマ(1) 「地域共生による、より身近な居場所づくり」 担当課:地域福祉課
採択団体:今和泉町内会
企画事業名:今泉たまごベンチ事業
たまごベンチとは、「他孫(たまご)」ベンチのことを指しています。
地区のこどもたちを他人の孫=「他孫(たまご)」と表し、自分の孫も他人の孫も大事な地区の宝。その子どもたちを地区全体で育てていこうという思いを込めて名付けたものです。
少子高齢化により高齢者は増え、子どもは減っている現状から、たくさんいる高齢者が少しずつ力を出し合って、子どもをみんなで支えれば、高齢者も元気になるとの考え方により、地域住民の日々の身近な居場所として利用でき、また、子どもから高齢者までの日常的な交流を深められるよう、町内にある公会堂、農村公園の2か所にたまごベンチを設置し、日常的な交流のための仕掛けや芋煮会などの季節毎のイベントを実施する取組を行っています。
- たまごベンチの制作・設置
令和元年11月4日に「たまごベンチ」を制作しました。
当日は、町内の子どもから高齢者まで様々な世代の約15名が参加し、楽しく「たまごベンチ」を制作することができました。
11月16日には、「たまごベンチ」完成を記念したセレモニーと芋煮会を実施する予定です。
今後は、「たまごベンチ」を利用し、子どもから高齢者までが楽しめる歌のイベントなどを行っていきます。
- ベンチの完成記念式典
令和元年11月24日に今和泉地区たまごベンチ事業のベンチの完成記念式典が行われました。
式典終了後に地域のみんなで芋煮会を行いました。
- 認知症サポーター講座「認知症を知ることで、地域で支え合う」
令和元年12月19日に今和泉町内会たまごベンチ事業の一環として、会津若松市社会福祉協議会と北会津地域包括支援センターの協力で認知症サポーター講座「認知症を知ることで、地域で支え合う」を行いました。研修終了後は、みんなでお茶を飲みながら、昔話に花を咲かせました。
- 介護予防教室
令和2年1月16日に今和泉地区のたまごベンチ事業の一環として、介護老人保健施設美野里、会津若松市北会津地域包括支援センターのによる介護予防教室を行いました。
- 今和泉みんなの音楽会
令和2年1月26日今和泉たまごベンチ事業の一つとして、今和泉みんなの音楽会が開催され、おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんたちが歌や運動を楽しみました。
当日は、おじいちゃんたちが孫世代がよろこぶ歌を覚え、最後にみんなでパプリカを歌いながら踊りました。
- 今和泉地区のたまごベンチ事業の紹介 (北会津地区のケア会議「北会津の今〜地域の取組み〜」 )
令和2年2月18日に北会津地区のケア会議が行われました。会議では「北会津の今〜地域の取組み〜」として、北会津地区社会福祉協議会である北会津ふれあいネットワークが取組を支援した東麻生地区のサロンの取組や行政提案型モデル事業を受託し行われた今和泉地区のたまごベンチ事業の紹介などが行われました。
課題テーマ(2) 「公園の新たな魅力づくりと管理運営方策」 担当課:花と緑の課
採択団体:特定非営利活動法人 Lotus
企画事業名:公園の無限大の可能性~地域貢献の場へ~
- 大町中央公園 TSU‐NA‐GU市
「みんなで創る、みんなの公園」をテーマに、大町中央公園の魅力づくりに取り組んでいます。
例えば、公園内の休憩所(あずまや)は、昭和50年の大町中央公園の整備の際に建てられ老朽化が進んでいましたが、県の補助金を活用し、三島町産材を使用してリノベーションしました。また、赤外線カメラやLEDライトを設置することで、誰もが快適に安心して休憩ができ、様々なイベントにも活用できる場所「大町ParkBox(パークボックス)」に再生させることができました。また、下記期間中は毎日イベントが開催され、公園の賑わいづくりにも取り組んでいます。
こうした公園の魅力づくりを市が単独で行うことは難しいものでしたが、木育や子育て支援に取り組んでいるNPO法人と市が、それぞれの特徴や強みを尊重しながら協働することにより実現させることを目指しています。
期間 令和元年8月19日(月)から9月23日(月)予定
昼の部 午前10時から午後4時
夜の部 午後5時から午後9時
会場 大町中央公園
内容 木のチェーンソーアート、みんなで描こうおっきな黒板、マジックショー、カーペインティング、朝ヨガ、プール&水鉄砲、公園マルシェ、パークカフェ、星空ビアガーデン
課題テーマ(30年度継続事業)) 「認知症サポーターの活用に向けた方策検討」 担当課:高齢福祉課
採択団体:認知症を考える あいづの種
企画事業名:認知症サポーターステップアップ事業
認知症ケアに携わる専門職の方々で結成された「認知症を考える会あいづの種」さんとの協働で開催しています。
認知症講座で認知症の知識を深め、認知症カフェで交流し、より実践的に学びます。
- 日時(全8回)
1回目 7月13日(土) 午前9時から午後2時30分
2回目 8月10日(土) 午前9時から午後2時30分
3回目 9月14日(土) 午前9時から午後2時30分
4回目 10月12日(土) 午前9時から午後2時30分
5回目 11月 9日(土) 午前9時から午後2時30分
6回目 12月14日(土) 午前9時から午後2時30分
7回目 1月11日(土) 午前9時から午後2時30分
8回目 2月 8日(土) 午前9時から午後2時30分
- 内容
≪認知症講座≫
1回目 「認知症を正しく知る」 講師 認知症介護指導者
2回目 「認知症の人を介護する家族の気持ち」 講師 認知症介護指導者
3回目 「健康を考えたおいしい食事」 講師 管理栄養士
4回目 「認知症の人を支える専門職 言語聴覚士」 講師 言語聴覚士
5回目 「認知症になっても、大丈夫!」 講師 医師
6回目 「認知症の方を地域で支える」 講師 社会福祉士
7回目 「丈夫なからだ作り」 講師 作業療法士
8回目 「みんなの憩いの場 認知症カフェ」 講師 認知症ケア上級専門士
≪昼食≫
認知症カフェでの交流
認知症カフェで認知症の方や家族の方とお話しをしたり、認知症サポーター同士で交流します。
≪場所≫
たねカフェ七日町(会津若松市七日町13-29)
「ディサービスおばちゃんち」で開催しています。
≪対象者と定員≫
これまでに、認知症サポーター養成講座を受講したことがある人 15人
≪費用≫
受講料は無料ですが、カフェでの飲食は有料です。
(ランチ400円、飲み物100円、スィーツ実費)
≪持ち物≫
筆記用具、昼食、飲み物等 (昼食は、カフェのランチをご利用いただけます。)
たねカフェの様子
- 講演会
日時:10月17日(木) 午後1時30分から午後3時30分
会場:会津若松市文化センター 文化ホール
内容:「笑顔で生きる」
講師:丹野 智文 氏
講師プロフィール:1974年、宮城県生まれ。2013年に認知症と診断される。2014年には、全国の認知症の仲間とともに、国内初の当事者団体「日本認知症ワーキンググループ」を設立。2015年から、不安を持つ認知症の人が、当事者の相談を受ける「おれんじドア」を仙台市内で毎月開催している。
- 申し込み・問い合わせ先
会津若松市役所 高齢福祉課
住所:〒965-8601 会津若松市東栄町3‐46
電話番号:0242‐39‐1290
ファックス番号:0242‐39‐1431
事業報告会を開催しました
今年度実施した3事業の事業期間が2月末で終了となったことから、事業報告会を開催しました。
事業を行った団体と市担当課から、事業に協働で取り組んだことによる成果や課題などについて報告された後、審査委員の方々からアドバイスをいただきました。
- 開催日 令和2年3月25日(水)
- 会場 生涯学習総合センター(會津稽古堂)
課題テーマ(1) 「地域共生による、より身近な居場所づくり」
- 事業名 今和泉たまごベンチ事業
- 報告者 今和泉町内会、地域福祉課
報告資料(今和泉たまごベンチ事業).pdf(2MB)評価票(今和泉たまごベンチ事業).pdf(186KB)
- 審査委員講評(抜粋)
この事業をきっかけに町内が活気づき、子供会の復活につながったのは、素晴らしい成果だと思う。今後、活動の様子を写真に撮って各戸に回覧するなど、周知を続けることで、参加者も増えていくのではないか。
事業を行うにあたり、住民が集まって会議をした際には、沢山の意見が出て集約することが難しかったということであるが、意見が出てくるということは素晴らしい。地域の方の想いだと思うので、それらを踏まえ、3年後5年後にどういった町内会・地域をつくっていけばよいかを、若い世代や女性も巻き込んで考えていってほしい。
課題テーマ(2) 「公園の新たな魅力づくりと管理運営方策」
- 事業名 公園の無限大の可能性~地域貢献の場へ~
- 報告者 特定非営利活動法人 Lotus、花と緑の課
報告資料(公園の無限大の可能性).pdf(10MB)評価票(公園の無限大の可能性).pdf(243KB)
- 審査委員講評(抜粋)
音や駐車場の問題など、地域との調整には少し心配があったが、行政としっかりと取り組むことができたこと、また一過性のイベントではなく、中長期的にこの場所を地域の中心として取り組んでいこうという姿勢が成功につながったと思う。
頑張りすぎた部分もあったかと思うが、団体と行政はWin‐Winな関係でいなければならない。他の場所でも継続的に展開できるようにするための仕組みや、自立性をどういう風に担保していくのかなど、今回のモデル事業から見えたものは大きい。行政の評価票からも、PPP・PFIを考えていきたいとの意見があったので、今後に期待したい。
プレーパーク機能を備えた、子育てに特化した公園づくりも検討されるとよいのではないか。また、市内の公園がどういう状況になっているのかなどをまとめることも、今後の活動に含めていただければありがたい。
課題テーマ(3)「認知症サポーターの活用に向けた方策検討」(継続事業)
- 事業名 認知症サポーターステップアップ事業
- 報告者 認知症を考える あいづの種、高齢福祉課
報告資料(認知症サポ).pdf(1MB)評価票(認知症サポ).pdf(197KB)
- 審査委員講評(抜粋)
本事業を活用しての「認知症サポーターステップアップ事業」の実施は終了となるが、認知症サポーターの方々は活躍の場を求めていると思う。ボランティアに熱心な企業も多く、資金的にも助成制度を設けているところもあるので、行政の資金だけではなく、企業の寄付や社員対象の事業を行うなど、安定的に事業を運営していくことも検討してほしい。
また、今後の事業内容については検討中ということであるが、事業内容の設計段階から、今回の経験を踏まえて、団体と行政で一緒に検討して進めていってほしい。
お問い合わせ
- 会津若松市役所 企画調整課 協働・男女参画室
- 電話:0242-39-1405
- FAX:0242-39-1400
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