公開日 2021年03月10日
依存症とは
依存症とは、特定の物質を摂取することや、特定の行動をすることについて、「やめたくてもやめられない」状態に陥り、心身の問題や社会生活への支障が生じることをいいます。
依存症は、脳機能の異常によるコントロールの障害であり、本人の意思や我慢により解決できるものではありません。慢性の疾患であるといわれていて、回復のための継続的な治療や支援が必要となります。
依存症の種類
依存症の種類は様々であり、依存の対象となりうるものの中には、覚せい剤、大麻、コカインなど法的に所持や使用が禁じられている薬物の他、アルコール、ニコチン、カフェインなど嗜好品に含まれるものも多くあり、「物質依存」と呼ばれています。
また、一方でギャンブルやネットゲームなど物質ではなく特定の行為にのめりこんでしまうことは、「嗜癖(アディクション)」と呼ばれています。
アルコール依存症
飲酒のコントロールが困難になる病気で、一般的に長期間の多量飲酒がもとで、次第に飲酒の制御が困難となり、身体的、精神的、社会的問題や悪影響が出ても飲み続け、本人も気づかないうちに進行していきます。
飲酒状態の自己診断法「新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト](外部リンク)はこちら
薬物依存症
薬物は直接脳に働きかけて、本人のコントロールする力をゆっくり奪っていきます。薬物をうまくコントロールできていると思っている人でも、薬物の影響を受け続けると少しずつコントロールする力を失っていきます。
ギャンブル依存症
ギャンブルとは、金銭等を儲けてより価値のあるものを手に入れる行為を指し、パチンコや競馬・競輪等があてはまります。
ギャンブル依存症は、人生に大きな損害が生じるにも関わらず、ギャンブルをしたいという衝動が抑えられない状態をいいます。
自分や周りの人が依存症かもしれないときは
福島県精神保健福祉センター(外部リンク)や保健福祉事務所(外部リンク)では、精神科医師等によるこころの相談会を行っています。詳しくは、それぞれのホームページをご覧ください。
その他に、依存症に関する自助グループや家族の会などがあります。
依存症の自助グループ・家族会
- アルコール依存症
断酒会 詳しくは全日本断酒連盟ホームページ(外部リンク)
アルコホーリクス・アノニマス(AA)アルコール依存症からの回復を目的とした自助グループ 等
- 薬物依存症
ナルコティクス・アノニマス(NA) 薬物依存症の本人のミーティング
DARC(薬物依存症からの回復施設):福島県内には、磐梯ダルクがあります。
- ギャンブル依存症
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)詳しくはGAのホームページ(外部リンク)をご覧ください。
ギャマノンギャマノンのホームページ(外部リンク)
NPO法人全国ギャンブル依存症家族の会詳しくは全国ギャンブル依存症家族の会ホームページ(外部リンク)
- 公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会
- ギャンブル依存症という病気についての啓発活動、自助グループや治療施設の情報提供、青少年に対する予防教育を行っている会です。
- 動画、LINEサービスなども提供しています。詳しくはギャンブル依存症問題を考える会ホームページ(外部リンク)をご覧ください。
国の依存症対策はこちらをご覧ください(外部リンク)
お問い合わせ
- 会津若松市役所 健康増進課
- 電話番号:0242-39-1245
- ファックス番号:0242-1231
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