自殺対策(大切な命を守るために)

公開日 2021年12月27日

更新日 2022年06月23日

 本市では、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目指し、令和元年度に自殺対策推進計画を策定し、自殺対策を推進しています。本市の自殺者数は、減少傾向にありますが、自ら尊い命を絶っている方は決して少なくない状況にあります。新型コロナウイルス感染症の影響により、私達の生活は大きく変化し、感染への不安や仕事への影響・生活様式を見直す必要があるなど、以前にも増して様々なストレスや悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。自殺は、誰にでも起こり得ますが、その多くが未然に防ぐことも可能と言われています。一人一人の大切な命を守るために、できることからはじめてみましょう。

 

 

自殺予防のために特に注意すべき十箇条(厚生労働省資料より引用)

  1. うつ病の症状に気をつけよう(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く等)
  2. 原因不明の身体の不調が長引く
  3. 酒量が増す
  4. 安全や健康が保てない
  5. 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
  6. 職場や家庭でサポートが得られない
  7. 本人にとって価値あるもの(職、地位、家族、財産)を失う
  8. 重症の身体の病気にかかる
  9. 自殺を口にする
  10. 自殺未遂に及ぶ

 

あなたも誰かのゲートキーパーに

ゲートキーパーとは

「ゲートキーパー」は、悩んでいる人に気づき、声をかけ、傾聴し、必要な支援につなぎ、見守る役割を担う人のことで、「命の門番」とも言われています。

ゲートキーパーの役割

「気づきと声かけ」家族や仲間の変化に気づいて、声をかける

眠れない、食欲がない、口数が少なくなったなど「いつもと違う」状況に気づいたら、「眠れていますか?」など自分にできる声かけをしていきましょう。

「傾聴」本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける

  • 悩みを話してくれたら、時間をかけて、できる限り耳を傾けましょう
  • 本人の気持ちを尊重し、共感した上で、相手を思う自分の気持ちを伝えましょう

「つなぎ」早めに専門家に相談するよう促す

心の病気や社会・経済的な問題等を抱えているようであれば、公的相談機関や医療機関等の専門家への相談につなげましょう。

「見守り」温かく寄り添いながら、じっくりと見守る

身体や心の健康状態について自然な雰囲気で声をかけて、あせらずに優しく寄り添いながら見守りましょう。

一人で悩んでいませんか

もしあなたが先の見えない不安や、生きづらさを感じるなどの様々なこころの悩みを抱えていたら、その悩みを相談してみませんか。電話では相談しづらい方には、LINEなどのSNSでも相談できます。こころの相談窓口一覧

もしも大切な方を自死で亡くしたら

同じ体験をした人同士が語り合い、支え合う「わかちあい」の会があります。会のすべてを、遺族の方が運営していますので、同じ体験をした人が安心して話せる場です。

自死遺族自助グループ えんの会(外部リンク)

3月は、自殺対策強化月間

国は例年、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と位置づけ、様々な悩みや問題を抱えた方が必要な支援を受けることができるよう、地方公共団体、関係団体が協力して、自殺対策の強化を図ることとしています。本市でも「自殺対策強化月間」に合わせて普及啓発を強化しています。悩みがある場合は相談してください。

まもろうよ こころ 厚生労働省(外部リンク)

9月10日から16日は、自殺予防週間

 毎年9月10日から16日の1週間を「自殺予防週間」として、自殺についての正しい知識を普及し、誤解や偏見をなくし、自殺に対する理解を深めていくことを目的としています。自殺を未然に防ぐために、身近に悩んでいる人に気づいたら必要な支援につなぎ、見守る行動が大切です。次のような行動を一人ひとりができることからはじめてみましょう。

「周りの人の悩みに気づき、耳を傾ける」

「早めに専門機関に相談するよう促す」

「温かく寄り添いながらじっくりと見守る」

厚生労働省 自殺予防週間ホームページ(外部リンク)

関連資料(参照)

 お問い合わせ

  • 会津若松市役所 健康増進課
  • 電話番号:0242-39-1245
  • ファックス番号:0242-39-1231
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