公開日 2017年08月07日
更新日 2018年06月01日
行仁小学校をはじめとした、行仁地区の各公共施設は老朽化が進んでおり、改築や修繕が必要な状況です。特に行仁小学校については、耐震化を図るため早急な改築を進める必要があります。
また、市においては、将来にわたる持続可能なまちづくりの実現に向け、「公共施設等総合管理計画(平成28年8月策定)」に基づき、今後の公共施設の建て替えや改修について、機能の複合化や予防保全等を図りながら計画的に取り組むとしております。
このような中、教育委員会においては「行仁小学校等施設整備に向けた基本的な考え方(平成29年2月策定)」に基づき、施設配置や規模機能といった整備方針を策定するとともに、地区説明会やワークショップの開催を通して、行仁小学校の改築と近隣の公共施設であるこどもクラブ、コミュニティセンター、消防屯所の3施設機能の複合化を含めた計画についての意見交換を進めてまいりました。
しかしながら、平成29年5月10日に行仁地区で開催された「第18回市民との意見交換会」において、参加された皆様から、教育委員会の説明会における説明内容や意見聴取の方法、事業の進め方について、不満等も含め多くのご意見・ご要望が寄せられました。
これを受けて、6月13日に広報広聴委員会より「行仁小学校建設と複合化施設の建設については、住民の意見を聞き進めるために、何らかの形で議会がかかわらなければならない。」との中間報告がなされ、議会としても、この間の経緯を整理するとともに、課題を分析し、問題の解決に努める必要があると考え、行仁小学校と近隣3施設を所管する文教厚生委員会委員で構成する政策討論会第2分科会と行仁地区の皆様との意見交換会を開催いたしました。
意見交換会では、参加住民より、行仁小学校と近隣3施設の複合化や学校建築中における仮校舎設置について、さまざまな提案を行っても、これらの提案が事業計画に反映されることがなかったこと、行仁町児童センターや学校給食センターの今後の方針について何ら説明がなされていないことなど、教育委員会の事業の進め方に対する意見が多く出されました。
政策討論会第2分科会においては、今回の意見交換会の内容を踏まえ、執行機関に対して、行仁小学校の建築に係る複合施設の必要性の検討と事業の進捗に合わせた、より丁寧な市民意見の聴取、さらには聴取意見の事業への反映等について対応を求めていくとともに、政策課題の解決に向けて今後も調査研究してまいります。