超小型モビリティについて

2019年4月25日

超小型モビリティとは?

 超小型モビリティとは、非常にコンパクトな電気自動車であり、生活・移動の質を向上させる新しいカテゴリーの乗り物です。

超小型モビリティ.JPG

超小型モビリティの特徴

  • 排気ガスを出さないため、地球にやさしい!
  • 電気代はガソリン代に比べ、とってもお得!
  • コンパクトなので、狭い道や駐車場もらくらく!
  • 少人数や近くでの移動に便利!
  • 自然や街並みを近くで感じることができる!

超小型モビリティの認定制度【外部サイト】

 超小型モビリティで公道を走行するには、国による認定(道路運送車両の保安基準を緩和し、公道走行を可能とする制度による認定)が必要な場合があります。

 なお、平成30年(2018年)1月、制度改正により、民間事業者も国の認定を受けることができるようになりました。詳しくはこちら【外部サイト】をご覧ください。

 

超小型モビリティの実証走行について

 市では、電気自動車(EV)のさらなる普及のため、平成28年(2016年)9月から、会津大学・日産自動車とともに超小型モビリティ(日産ニューモビリティコンセプト:NNMC)の市内公道における実証走行を行いました。

 

実証走行の概要

目的

 会津若松市の中心部には細い路地やクランクなどが多く、また冬期は積雪や路面の凍結などにより二輪車や徒歩での外出がしにくいなどの地域特有の交通課題があります。

 こうした課題の解決に向けて、超小型モビリティを国の認定を受けて導入し、市内の公道などで検証を行うとともに、電気自動車の推進に取り組む市のシンボルとしてイベント等で活用することにより、環境にやさしい電気自動車の普及促進を図りました。

実証走行期間

 平成28年(2016年)9月5日から平成30年(2018年)3月31日まで

実施(認定)地域

 市内全域(一部地域を除く) 

実施主体

 会津若松市、公立大学法人会津大学

車両

  • 名称  日産ニューモビリティコンセプト(NNMC)
  • 台数  1台
  • 諸元

   ・ 全長×全幅×全高  2,340mm×1,230mm×1,450mm

   ・ 乗車定員  2名(前後2人乗り)

   ・ 最高速度  約80km/h

   ・ 燃料の種類  電気

   ・ 出力  定格8kW、最大15kW

   ・ 航続距離  約100km 

 

実証走行の結果

走行回数

 85回(うち冬季(12月から3月)15回)

走行距離

 1,053km(うち冬季(12月から3月)157km)

運転者数 ※安全運転講習を受講した人数(日産自動車関係者を除く)

 33名(うち会津若松市関係者9名、会津大学関係者24名)

冬季実証走行

  • 実施期間  平成30年(2018年)2月23日から3月23日まで
  • 実施場所  市内の公道(一部地域を除く)
  • 実証事項  二輪車との比較、悪路の走行
  • 実証結果  

   ・ 比較的積雪量が少なかったこともあり、スリップ、スタック等することなく、走行することができた。

   ・ 運転席が覆われており、雪でも濡れず、二輪車と比較して安心感がある。

   ・ 他方、暖房設備や振動など、超小型モビリティによる冬季の走行には課題もある。

イベント等での活用

  • 会津若松市

   ・ 会津まつり(藩校行列への参加)

   ・ 鶴ヶ城ハーフマラソン大会(一部コースの先導車として使用)

   ・ 環境フェスタ(環境保全啓発イベントでの展示)

   ・ 北会津ホタル祭り(地域振興イベントでの展示、試乗)

  • 会津大学

   ・ 蒼翔祭(文化祭での展示、試乗)

   ・ 福島萌祭(サブカルチャーイベントを集めた地域版文化祭での展示、試乗)

   ・ 日産自動車活用プロジェクト(電気自動車の活用アイデアをテーマとしたイベントでの展示)

 

会津まつりの写真

会津まつり(藩公行列)

鶴マラの写真

鶴ヶ城ハーフマラソン大会

環フェスの写真

環境フェスタ

ホタル祭りの写真

北会津ホタル祭り

 

安全講習の実施

通常講習(随時実施)

 運転者を一定以上の運転技能を有する者とし、運行の安全を確保するため、市職員のほか、会津大学の教職員・学生を対象に、安全運転講習を行いました。

安全講習.jpg           安全講習の様子

冬期講習

 冬期は圧雪や凍結により滑りやすくなるため、設定した各シーンにおける車両の操作及び挙動体験を実施しました。

  • 実施日  平成29年(2017年)1月28日
  • 実施場所  あいづ陸上競技場駐車場
  • 講師  日産自動車株式会社
  • 内容  テストドライバーが運転する車両に同乗後、実車により、各シーン(凍結・圧雪)のアクセル・ブレーキ、ハンドル操作を行い、車両の挙動を体験
凍結シーンの写真

冬期講習(凍結シーン)

圧雪シーンの写真

冬期講習(圧雪シーン)

 

運転者の感想

車両に関すること

  • ブレーキの感覚について、倍力装置がついていないので初めのうちは戸惑うが、しばらくすると慣れてくる。
  • 回生ブレーキの効きがよいので、とくに低速域では、ブレーキを踏む回数が少なくなる。
  • 雨の日は内部が曇るので、タオル等が必要。
  • 車両の後部や上部に荷台があれば、利便性が増す。
  • パワーがあるため、ソリやキャタピラを装着するなどのカスタマイズを施し、雪上や悪路を走行することも可能ではないか。
  • 高齢者が気軽に運転できるようにするためには、サイドミラーの大型化やバックモニターなどの後方視界の確保、パワーステアリングによる操作性の向上が望まれる。

冬季の使用に関すること

  • 車体が小さいので、雪があまり積もらない。
  • ドアカバーを取り付けると、ドアの開閉に手間がかかってしまう。
  • フロントガラスの凍結防止機能はあるが、冬用ワイパーに交換したほうがよい。
  • シートヒーターなどの暖房設備がほしい。

 

流線形の写真

流線形で雪が積もりにくい

凍結防止の写真

凍結防止装置作動中

その他

  • 気軽に使用するのに適している。
  • 自然や街並み、通行人を近くで感じることができる。
  • 目立つため、より安全運転に気を付けるようになった。
  • 車の運転を楽しく感じた。

 

普及への課題

超小型モビリティのPR

 通勤や買い物など、一日に数十km程度の走行であれば電欠の心配はありません。また、モーターのためパワーがあり重心も低くなっているので、雪道でも安定した走行ができます。さらには、超小型モビリティは電気自動車であるため、走行時には二酸化炭素も大気汚染物質も排出しません。

 このように、超小型モビリティは普通車両と比較しても遜色がない車両であることや、環境にもやさしいことなどをPRし、より多くの方に超小型モビリティを知っていただく必要があります。

利用方法の提案

  車両サイズが小さく誰にでも運転や駐車がしやすいこと、環境にやさしい車両のため少人数・近距離でも気軽に使用しやすいこと、移動手段として使用するほか、バッテリーとしての活用も可能であることなど、様々なメリットを考慮し、超小型モビリティに適した活用方法を提案する必要があります。

汎用性の拡大

  高齢の方が運転する場合は衝突防止や速度制限などの運転アシスト機能の追加を施す、農業従事者の方が運転する場合は農機具の積載や牽引機能の追加を施す、などユーザーのニーズに応じた汎用性の拡大も、今後、超小型モビリティの普及をしていくうえでの重要な課題となります。

 

関連リンク

 

お問い合わせ

  • 会津若松市役所 環境生活課
  • 電話:0242-39-1221
  • FAX:0242-39-1420
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