若水博士のQ&A(水道料金改定編)

2017年5月10日

若水博士

水道料金改定に関する質問について、会津若松市水道部のマスコットキャラクターの若水博士がお答えします。

Q:どうして料金改定が必要なの?

A:現在の使用水量は、平成19年度に比べると32.6パーセントも減少しています。そのため現在の水道料金単価では、将来にわたり赤字経営が続くことは避けられません。市としても、すぐに料金に転嫁せずに職員数を削減するなど経費削減に努めてきましたが、水道施設の整備や更新、維持管理のために必要となる料金収入を確保するためには、やむを得ず23年ぶりに料金改定をせざるを得ない状況です。

 

Q:なぜ水道料金は平成6年度以降改定されなかったの?

A:平成6年度の水道料金の改定以降、23年間水道料金を改定することなく水道事業は運営されてきました。
この間、平成11年度から平成12年度にかけて使用水量が減少したため、一度水道料金改定の話がありましたが、大規模な工場が立地することが確実となり使用水量の回復が見込まれたことから、料金改定は行われませんでした。
その後、平成20年のリーマンショックや半導体不況などの影響により、水道料金の減収が顕著となったことから、水道料金値上げも検討されましたが、市民の皆様へご負担をかけることなく、まずは職員数の大幅な削減や第三者委託の導入など内部管理経費の削減をはじめとするさまざまな経営努力により、経費削減を図ることで利益の確保に努めてきました。
また、東日本大震災が発生して以降は、水道料金改定の検討を続けつつも、市民の皆様や避難を余儀なくされた方々の生活安定を最優先に進めた経過にありますが、平成26年度以降赤字決算となり、平成28年度以降も赤字決算になる見込みから、今回、水道施設の整備や更新、維持管理のために必要となる料金収入を確保するため水道料金改定に着手することとなりました。
 

Q:新しい料金はどのように算定されるの?

A:法律に基づき、総括原価により新しい水道料金を算定しました。
具体的には、まず平成29年度から平成33年度までの5年間に、水道施設の維持管理費や更新費用など、どうしても必要となる費用について算出します。次に、現在の水道料金単価と平成29年度から5年間の水道使用量見込で、料金収入見通しを算出します。
この費用と収入の差が、水道料金を改定して確保しなければならない額となり、率にして21.66パーセントとなります。
新しい水道料金は、この率により現在の料金単価を変更し端数を調整したものになります。
※総括原価とは…水をつくるのにかかった費用に、適正な利益を加えたもの。
 

Q:水道料金が改定されたら、どのくらい上がるの?

A: 最も多く使用されている家庭用の口径13ミリメートルを例に、税抜きで1か月の水道料金の新旧を比較すると、基本料金に含まれる基本水量10立方メートルは変わり ませんが、新料金では1,360円になり旧料金に比べ240円の増となります。また、基本水量を超えた水量にかかる水量料金は、新料金では1立方メートル につき196円で旧料金に比べ36円の増となります。
会津若松市において、標準的な一般家庭1か月の平均使用量は15立方メートルで、新料金では2,340円になり旧料金に比べ420円の増となります。また、これを世帯人員数別に比較すると、次のようになります。
(一人世帯の場合)1か月の平均使用量は10立方メートル以内で、新料金では1,360円になり旧料金に比べ240円の増
(二人世帯の場合)1か月の平均使用量は12立方メートルで、新料金では1,752円になり旧料金に比べ312円の増
(三人世帯の場合)1か月の平均使用量は20立方メートルで、新料金では3,320円になり旧料金に比べ600円の増
(四人世帯の場合)1か月の平均使用量は23立方メートルで、新料金では3,908円になり旧料金に比べ708円の増
※金額はすべて税抜の額です。
 

Q:水道料金が改定されたら、他の自治体と比べて高いの?安いの?

A: 会津若松市で最も多く使用されている口径13ミリメートルのメーターの水道料金について、1か月あたり15立方メートルの使用水量をもとに近隣の自治体や 県内3市(福島市、郡山市、いわき市)と比較すると、改定後の料金でも会津若松市が一番安価で、次に、郡山市、いわき市、福島市、会津坂下町、喜多方市、 会津美里町の順になります。
 

【他自治体との水道料金の比較表】

口径13ミリメートルで1か月あたり15立方メートル使用した場合

会津若松市・現行

会津若松市・改定後

郡山市 いわき市 福島市 会津坂下町 喜多方市 会津美里町
1,920円 2,340円 2,560円 2,610円 2,735円 2,805円 2,880円 2,980円
※金額はすべて税抜の額です。
 

Q:水道料金を改定しないとどうなるの?

A:仮に水道料金改定をしないとすれば、毎年、赤字額が累積することとなります。
その結果、企業債(水道事業を運営するために必要な借入金)などが制限され、水道施設の整備や更新、維持管理などが実施できなくなるだけでなく、水道事業そのものが成り立たなくなる恐れがあります。
 

Q:税金(市の一般会計)を投入して、使用者の負担軽減はできないの?

A:水道事業は、経営に必要な経費を水道料金でまかなうという「独立採算」で運営しています。税金は、福祉・教育・産業振興・公共施設の管理などの市民サービスに充てられており、水道の赤字を税金(市の一般会計)で埋めると、これらのサービスの低下を招いてしまうため、安易に市からの負担により水道料金を低く抑えることは妥当ではありません。
また、公営企業法には、一般会計から補助や貸付を受ける制度が規定されていますが、この制度を適用できる場合は限られており、恒常的な赤字を補てんするためには適用できません。
 

Q:低所得者の方への配慮などは検討してきたの?

A:低所得者の方など、経済的に厳しい方々への配慮については、水道事業経営審議会の場においてもさまざまな検討がなされ、その結果、経営が成り立つ最小限の値上げをすることとしました。
この背景には、水道事業の将来に向けた安定的な経営のためには、本来さらに大幅な改定が必要な面があるところ、使用者負担の軽減を考慮して、今回の改定率となりました。
 

料金改定時期の水道料金の計算方法は?

A:水道料金の改定に伴い、平成29年5月分までは従来料金、6月分からは新料金で水道料金を計算します。検針月ごとの計算方法は下記のとおりです。なお、下水道料金については従来どおりです。
    • 偶数月(6月)検針のお客さま
      平成29年5・6月分の使用水量の半分を従来料金、残り半分を新料金で計算します。7月以降の料金は新料金となります。

例:平成29年5・6月分料金 水道メーター口径13ミリメートル、使用水量25立方メートルの場合

(1)ひと月ごとの使用水量をもとめます。端数が出た場合は5月分の水量に含めます。

25立方メートル÷2=12.5立方メートル 【5月分】13立方メートル、【6月分】12立方メートル

(2)それぞれの月の料金を計算します。

【5月分は従来料金で計算】

基本料金1,120円+(使用水量13立方メートル-基本水量10立方メートル)×160円=1,600円

【6月分は新料金で計算】

基本料金1,360円+(使用水量12立方メートル-基本水量10立方メートル)×196円=1,752円

(3)請求額

1,600円+1,752円+消費税268円=3,620円(税込) 

  • 奇数月(7月)検針のお客さま
    平成29年6・7月分以降の料金から新料金になります。

例:平成29年6・7月分料金 水道メーター口径13ミリメートル、使用水量25立方メートルの場合

基本料金1,360円×2カ月+(使用水量25立方メートル-基本料金20立方メートル)×196円=3,700円

○請求額

3,700円+消費税296円=3,996円(税込)

 
 

お問い合わせ

  • 会津若松市水道部総務課
  • 電話:0242-22-6073
  • FAX:0242-22-6173
  • メール送信フォームへのリンクメール