公開日 2016年11月30日
更新日 2018年07月06日
会津若松市議会政策討論会第4分科会では、平成27年度の決算審査において、水道事業会計が危機的状況にあることや、平成28年8月に会津若松市水道事業経営審議会から市長に対し、水道料金の改定率を平均21.66%とする答申がなされたことを踏まえ、新たに「水道事業の健全かつ安定的な運営について」を具体的検討テーマとして設定し、調査研究に取り組むこととしたところです。
その調査の一環として、水道料金が改定された場合における市民生活に与える影響について理解を深めるため、市民団体、各種団体の皆様との意見交換会を開催しました。
意見交換会では、家庭や企業における節水などの自助努力は限界まで行っており、水道料金の値上げは、市民生活や経済活動に多大なる影響を与えるとの率直な意見や、水道事業会計の見通しの甘さや、経費のさらなる削減等の努力をした上で改定すべきといった、水道事業経営に対する厳しい意見も出されました。また、水道料金の改定を行う場合には、経済的に苦しい方々への緩和措置や、水道料金を改定する時期を消費増税と重ならないようにするなど、一定の配慮を求める意見もありました。
他方、人口減少が進む中では、水道事業の規模の縮小や、既存の水道施設の効率的な運用など、今後の経営安定化に向けた提案もなされました。
水道は、市民の皆様の生活にとって、重要なライフラインの一つです。水の安定供給には、水道事業の健全かつ安定的な運営は不可欠です。政策討論会第4分科会では、今回の意見交換会で伺った意見を参考に、さらに調査研究を進めていきます。
主な意見等については、報告書として掲載しましたのでご覧ください。
開催概要
日時
平成28年10月14日(金) 15時45分から16時45分まで
場所
生涯学習総合センター 研修室5及び6
主催
会津若松市議会政策討論会第4分科会
参加者
市民団体・各種団体代表者(10名)
当日の次第
意見交換会の報告書