中東呼吸器症候群(MERS)について

2015年6月16日

MERSってどんな感染症?

 中東呼吸器症候群(MERS:Middle East respiratory syndromeの略)とは、マーズコロナウイルスという新型のコロナウイルスによって起こる重症肺炎です。 発熱、咳、呼吸困難といった症状が起こり、さらに腎臓の働きが悪くなる腎不全を合併することがあります。重症の肺炎のため、肺で酸素を取り込むができなくなってしまいます。また、下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。

 MERSは中近東への渡航歴がある人か、その渡航歴のある人と接触した人が感染しており、発症する場合は、接触から14日以内に症状が出ると考えられています。

 感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。中東地域からMERSの確定症例としてWHOに報告された者のうち、症状が悪化して死亡する割合は、約40%とされています。

 

どうやって感染するのか?

 MERSコロナウイルスの感染経路は現時点では不明です。韓国国内の患者の発生は、その多くが病院での院内感染によるものであると考えられています。

 また、ヒトコブラクダがMERSウイルスの保有動物であるとされており、感染源の一つとして疑われています。日本国内のヒトコブラクダを調査した限り ではMERSコロナウイルスを保有している個体は確認されていません。

 一方で、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。主に、飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染による感染であると考えられています。

 

治療方法と予防方法について

治療方法

  • 現在、MERSに対するワクチンや特別な治療薬や治療法はありません。
  • 患者の症状に応じた治療(対症療法)をすることになり、重症の呼吸器症状のある患者は、酸素投与や人工呼吸器での治療が行われます。

 

予防方法

  • 感染症の基本的な予防法である手洗い・うがいをしっかりする。また、外出時等、必要に応じてマスクを着用する。
  • 咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避け、また動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避ける。
  • 十分に睡眠をとって体を休め、栄養をとる。水分も十分に補給する。
  • 感染者が出ている中東諸国や韓国などへの不必要な訪問を避ける。・・・・中東に渡航する方へ (厚生労働省検疫所 FORTHのページ)

 

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