高校生グローバル人材育成プロジェクト
2015年12月11日
高校生グローバル人材育成プロジェクトについて
≪プログラム主旨≫
会津が生んだ偉大なグローバル人材である野口英世博士と諸外国との深いつながりを縁に、高校生がアフリカをはじめとする各国大使館等を訪問、異言語、異文化に触れる機会を提供するとともに、日本の国際貢献、国際社会の現状等を学習するプログラムを展開し、国際社会への興味、関心を深めながら、アウトバウンド(海外留学、国際貢献など)の促進やグローバルな視点を持った思考の習熟を図ります。
≪プログラム概要≫
6月から10月にかけて、以下のプログラムを実施しました。(平成27年度)
1. 事前学習、英会話講習
2. JICA二本松(二本松青年海外協力隊訓練所)訪問
3. サマーキャンプ(外務省・各国駐日大使館訪問)
4. 成果報告会
≪プロジェクト参加高校生について≫
参加者は公募により募集、会津地方の7つの高校から31名のメンバーが集まりました。
(第1学年12名、第2学年6名、第3学年13名)(平成27年度)
○会津高校 3名 ○会津学鳳高校 6名 ○会津工業高校 2名 ○会津農林高校 3名
○葵高校 4名 ○ザベリオ学園高校 11名 ○若松第一高校 2名
1.事前学習・英会話講習(6月11日~7月22日) (終了しました)
サマーキャンプに向け国際関係や英会話について学ぶため、事前学習(4回)と英会話講習(3回)を実施しました。
7月9日(木)事前学習 外務省 アフリカ部 アフリカ第二課 原田秀明氏講演
「国際的な仕事をするということ」というテーマで、外務省の原田地域調整官にご講演いただき、
ご自身の様々な国際経験や、将来グローバル人材になるためのヒントなど、貴重なお話を伺うことができました。
また、外務省組織や役割についての説明もいただき、サマーキャンプでの訪問に向けて知識を深めました。
英会話講習(6月24日、7月1日、7月15日)
会津若松市国際交流協会の国際交流員、マガレット・プライス氏による英会話講習を実施しました。
挨拶や名刺交換に始まり、コミュニケーションのきっかけとなる会話の仕方について教えていただきました。
取り組みやすいカリキュラムで、参加者は楽しみながら、大使館訪問に向けた準備を行うことができました。
2.JICA二本松訪問(6月13日) (終了しました)
JICA二本松(二本松青年海外協力隊訓練所)を訪問し、青年海外協力隊の業務や役割、そして日本と世界の関わりについて学びました。自身の将来を考えるワークショップや、派遣直前の青年海外協力隊員の方とマンツーマンでのディスカッションを通じて、
各自がグローバル人材とは何かについて考えを深め、また自分の将来の夢についてあらためて問い直す機会となりました。
3.サマーキャンプ(7月27日~7月29日) (終了しました)
2泊3日で東京での合宿を行い、外務省や各国駐日大使館、JICA地球ひろばを訪問、またJOCA(青年海外協力協会)によるワークショップを受講しました。
7月27日(月)外務省訪問
外務省を訪問し、庁内見学や日本外交と現在のアフリカ情勢等についての説明をいただきました。
担当してくださったアフリカ第二課の原田地域調整官は、会津でのご講演よりもさらにもう一歩進んだ内容の講義を展開してくださり、
参加高校生からはたくさんの質問や意見が出て、活発なディスカッションが行われました。
7月28日(火)各国大使館訪問
参加高校生31名が6グループに分かれ、エクアドル、エチオピア、ガーナ、カメルーン、モザンビーク、ルワンダ大使館を訪問しました。訪問先大使館では、各国の歴史や文化等についてご紹介いただきました。
高校生たちは、名刺交換・自己紹介にはじまり、会津の特産品や歴史についても英語で説明を行いました。
質疑応答の時間も積極的な発言が多く、大変充実した時間となりました。







7月29日(月)JICA地球ひろばにて発表会
最終日、JICA地球ひろばを訪問しました。
青年海外協力隊員として国際協力の現場を体験してき た「地球案内人」の方をゲストに、
前日の大使館訪問について各グループごとに、「気づいたこと、知ったこと」、そこから発展した「感じたこと、考えたこと」についての発表を行いました。
それぞれが、自らの意見を積極的に発表しており、10月17日(土)の成果報告会に向けて弾みがつきました。
4.成果報告会&朝日新聞杉山正氏講演会(10月17日) (終了しました)
プロジェクトの集大成として、高校生31名が一連の活動の成果をグループごとに報告、
あわせて、アフリカをはじめとする世界各国で現地取材に取り組まれている朝日新聞社国際報道部 杉山正(すぎやまただし)記者にご講演をいただきました。
高校生たちは、各グループごとに趣向を凝らした発表を行い、それぞれの考えを自らの言葉で表現することができました。
ご来場いただいた方々からも、お褒めの言葉をいただくことができました。
杉山氏の講演は、実際に現地で多くの体験をされた方ならではのお話ばかりで、大変興味深く、高校生たちも熱心にメモを取り聞いていました。
講演後の質疑応答では、様々な意見が飛び交い、充実したディスカッションを行うことができました。
- 開催日程 平成27年10月17日(土)13時00分~15時15分
- 開催場所 会津大学 大講義室 (一箕町大字鶴賀上居合90)
- プログラム 13時00分~ 高校生成果報告会
13時50分 休憩
14時00分 杉山正氏講演会「アフリカの現状報告 =発展の光と影=」
14時50分~ 質疑応答(ディスカッション)
- 杉山 正 (すぎやま ただし) 氏
1995 年4月、慶應義塾大学法学部法律学科入学。在学中にイギリスの大学に留学し、国際政治などを勉強。大学卒業とともに2000年4月、朝日新聞社入社。秋田 総局、横浜総局を経て東京本社社会部。警視庁、裁判所、宮内庁等を担当。2006年から1年間フランス留学。2011年9月、国際報道部ナイロビ支局長 (ケニア)。2013年10月、ヨハネスブルク支局長(南アフリカ)。2014年9月から現在、国際報道部員(東京在勤)。取材で訪れた国はアフリカに加 え、アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国の30カ国以上。アフリカ報道で2014年度のボーン・上田記念国際記者賞を受賞。
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- 会津若松市役所 企画調整課
- 電話:0242-39-1201
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